- 44 - q: 兆ベクレル、 ギガベクレル、 万メガベクレル TB 1 1000 100 k

TB q: 1 兆ベクレル、1000 ギガベクレル、100 万メガベクレル
k Ci
: キュリ-、1Bq の 3.7 × 10 の 10 乗倍= 37GBq(K はその千倍)
更に驚くべき事実として、旧ソビット連邦時代、退役原子力潜水艦の原子炉をそのまま
北海と日本海に 21 基まるごと投棄してしまったことが判明した。当然海中で放射能を撒き
散らし汚染のしほうだいとなっている。
放射能汚染水の流出は、福島第一原発の事故でもあり、世界に繋がる海洋故に近隣諸国
からは大分非難、抗議が相次いだ。この汚染水流出はチュリノブイリ原発事故とスリマイ
ル島原発事故にはなかったことだ。
特に 2 号機の取り入れ口からは、高濃度の放射性物質を含んだ水が漏れた。東電の推計
によると、その総量はヨウ素 131 とセシウム 131、セシウム 137 を単純に足し合わせて
4700 兆ベクレル
と発表した。
その後、3 号機の取り入れ口付近でも高濃度の放射性物質を含む水が採取され、水漏れ
が明らかになったが、流出量は不明としている。
世界でも過去、高濃度の放射性物質を含んだ水や放射性廃液の廃棄など度々問題になっ
たことがある。
その中で最大
のモノは、イギ
リス中西部、セ
ラフィ-ド(元
ウインズケ-
ル)の核燃料再
処理工場では長
期に渡って流出
が続き、過去最
悪の事例といわ
れ 1974 年 か ら
1984 年までの約
10 年 間 、 毎 年
1000 兆ベクレル
以上(セシウム
137 での換算値)
の放射性物質を
含んだ汚染水を
放出していた。
福島第一原発の事故での海への推定放出量は 4700 ベクレルは、セルフィ-ルドでのピ
-ク時の年間放出量に匹敵する。
セルヒ-ルドでは、問題が発覚し放出量を減らす対策がとられたが、誤って廃液を放出
したとして放出が続いたという。
そのセラヒ-ルド近辺では健康への影響はなかったのか、調査の結果、再処理工場の周
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