プレスリリース 平成26年 3月 26日 山形県広域支援対策本部 平成 25 年度公共用水域等に係る放射性物質調査結果について 平成 25 年度の公共用水域及び土壌の放射性物質等の調査結果をとりまとめましたのでお知ら せします。 調査の結果、河川等の水質は、放射性ヨウ素、放射性セシウムともに全地点で不検出でした。 河川等の底質は、放射性ヨウ素は全地点で不検出であり、放射性セシウムは不検出から最大で 980Bq/kg(採取時の水分を含んだ状態では 340Bq/kg)でした。 また、採取地点近傍の空間放射線量率は 0.03∼0.10 Sv/h と健康に影響のないレベルとなってい ます。 土壌については、放射性ヨウ素は全地点で不検出であり、放射性セシウムは不検出から最大で 690Bq/kg でした。 また、採取地点の空間放射線量率は地上 1mで 0.04∼0.14 Sv/h と健康に影響のないレベルとな っています。 なお、調査については平成 26 年度も実施する予定としております。 1 公共用水域放射性物質調査 (1) 調査概要 ア 調査地点 最上川水系、赤川水系、その他水系の本川及び支流 30 河川(66 地点)、11 湖沼(11 地点)の 計 77 地点 イ 調査内容 ・ 水質及び底質の放射性ヨウ素(ヨウ素 131)及び放射性セシウム(セシウム 134、セシウム 137) の濃度測定 ・ 採取地点近傍の空間放射線量率の測定 (2) 結果概要 ア 水質 ・ 放射性ヨウ素(ヨウ素 131)全地点において不検出 ・ 放射性セシウム(セシウム 134、セシウム 137)全地点において不検出 イ 底質(川底等の泥) ・ 放射性ヨウ素(ヨウ素 131)全地点において不検出 ・ 放射性セシウム (河川) セシウム 134+137 :不検出∼ 910Bq/kg 乾泥※ (湖沼) セシウム 134+137 :不検出∼ 980Bq/kg 乾泥※ ※ 乾泥:含水率が異なると測定値の正しい比較ができないことから、乾燥処理して から測定を行っております。 ウ 空間放射線量率( Sv/h 採取地点の近傍地上 1m) (66 河川) 0.03∼0.10 Sv/h : (11 湖沼) 0.05∼0.10 Sv/h <参考> 国際放射線防護委員会(ICRP)の一般住民の放射線被ばくの安全基準 : 年間1ミリシーベルト ( = 0.19 Sv/h)以下 2 土壌環境放射性物質調査(山形大学との共同調査) (1) 調査概要 ア 調査地点 県内の 2 万 5 千分の1地形図を 4 分割のメッシュ(東西、南北各約 5km)に区分し、市街地、 集落があるメッシュ内から、学校のグランド、公園の広場等を 1 箇所を調査地点として選定し、99 地点とした。 イ 調査内容 ・ 地表∼5cm、5∼10cmの土壌の放射性物質濃度(放射性ヨウ素(ヨウ素 131)、放射性セシウ ム(セシウム 134、セシウム 137))の測定 ・ 土壌採取地点の空間放射線量率の測定 (2) 結果概要 ア 土壌 ・ 放射性ヨウ素(ヨウ素 131)全地点において不検出 ・ 放射性セシウム セシウム 134+137 :地表∼ 5cm、不検出∼690Bq/kg 乾土※ : 5 ∼10cm、不検出∼252Bq/kg 乾土※ ※ 乾土:含水率が異なると測定値の正しい比較ができないことから、乾燥処理して から測定を行っております。 イ 空間放射線量率( Sv/h 地上 50cm 及び 1m) 地上 50cm: 0.04∼0.15 Sv/h 地上 1m: 0.04∼0.14 Sv/h <参考> 国際放射線防護委員会(ICRP)の一般住民の放射線被ばくの安全基準 : 年間1ミリシーベルト ( = 0.19 Sv/h)以下 【問合せ先】 環境エネルギー部水大気環境課長 澤根敏弘 電話 023−630−2340 【報道監】 環境エネルギー部次長 齋藤 稔 【放射線対策班長】 危機管理監 加藤 祐悦
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