x1 x2 r1 r2 rG

「一般力学 II」課題 2
担当: 荒井 正純
出題: 2014/10/23
質量 m1 の質点 1 と質量 m2 の質点 2 について,それぞれの位置ベクトル
を r 1 , r 2 と置く.この時,2質点系の角運動量は,
m2
x2
G
(R2.1)
で定義される(テキストの (5.44) 式参照).
rG
x1
L = m1 r 1 × r˙ 1 + m2 r 2 × r˙ 2
r2
テキストの (5.45) 式で定義される重心 G を導入すると,位置ベクトル r 1 ,
m1
r1
O
r 2 は,
r 1 = r G + x1 ,
(R2.2a)
r 2 = r G + x2 ,
(R2.2b)
のように,重心 G の位置ベクトル r G と,G を原点とした時の位置ベクトル x1 , x2 との和の形に表すこ
とができる.
※ 10 月 23 日の授業では r˙ G = 0 と考えて良いと説明したが,本問では,r G や r˙ G は 0 でない,一般的
な場合を考えることにする.
[1] 位置ベクトル x1 , x2 を,m1 , m2 , r 1 , r 2 を用いて表わせ.
[2] 重心 G を原点とした2質点系の重心の位置ベクトル,
xG =
m1 x1 + m2 x2
m1 + m2
(R2.3)
を,m1 , m2 , r 1 , r 2 のうち,必要なもののみを用いて表わせ.
[3] 2質点系の角運動量 (R2.1) を,(R2.2) 式を代入の上,m1 , m2 , r G , x1 , x2 を用いて表わせ.最終的な
結果は,問 [2] の結果を適用の上,できるだけ簡単な形に表すこと.
提出期限
10 月 29 日(水)13:00(厳守)
※ 「授業の概要」に記した留意事項に従って,レポートの作成をすること.
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