【考察 - 新潟大学

3
4
・
.
i
新潟医学会雑誌
第1
25巻
併することが多 く, 大 動 脈 縮 窄 症 や 二尖 弁 な どの
頻度が商いが,後天的に大動脈弁輸拡張症や大動
第 6埠
平成 2
3解 く
2
01
1)6月
8 Ampl
at
z
e
r閉磯栓 を用いた ASD に対する経
度的心房中隔閉鎖術
脈解離 も発生 し得 るため,他の合併症 と合わせて
血管病変 対す る定 期 的 な フ ォロー ア ップが必
佐藤
に
鈴木
矢崎
要である.
哲 ・羽 二生尚訓*
誠一 ・星 名
博 車日舞川
徹 癖*
諭 *単車弓 ヒ野
正 尚 ***
新 潟 市民 病 院 小 児 科 ・新 生 児 医 療
セ ンタ新潟 大学医歯学総 合病院 小 児科 *
+AVR+MAPを施行 した低心機能
7 CABG
済f
蔓
三会新潟 第 二病 院小 児科 **
超高齢者の 1例
若林 貴意 ・杉本
努 ・山本
滝摺 恒凝 ・
佐藤 裕密 事高橋
中村 削 卜・古圧 折半
園立循環 器病研究 セ ンタ-小 児科 ***
和男
聡
【は じめに】2
004年 か ら心房 中隔 欠損 (
ASD)
に対す るAmp
l
a
t
z
e
r閉鎖栓 (
ASO)が保険収載 さ
礼,同時 に使用に関す る施設基準 と教育 プログラ
立川 メデ ィカル セ ンター立川綜 合
ムが開始 された.国内で も既 に 2
000例以上の治
病院 心臓血管外科
療 が報 告 され て い る. 当 院 は 2009年 に 日本
症例 は 8
8才,男性.胸部圧迫感 と呼吸苦 を主
Pedi
a
t
r
i
cl
nt
e
r
vent
i
ona
lCa
r
d豆
ol
o
gy学会の定め る
ASO使用 に関す る施設基準 を満 た し,201
0年 に
教育 プログラムの受講 を修了 した,
訴 に前医受診 し心不全の診断で入院 した.精査 に
て不安定狭心症 (
3校病変,#21
0
0
%,#790%,
辛1
199%),大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症 ,僧帽弁
閉鎖不全症 ,低 心機 能 (
EF30%) と診断 され
【
対 象】2010年 7月か ら 1
0月の 3 カ 月 間 に,
ASO 治療 の適応 判定 を招的に 当料で 軽 食 遣 心臓
約 及ヶ月後に 手術目的に当科へ転入院.入院時は
エ コ- (
TEE)を施 行 した 1
0例の う ち, 3例 に
ほぼ 寝 た きりの状態 であったが, リハ ビ リテ-シ
ASO を施行 し,5例がASO待機中で,2例 が ASO
ョン介入 と栄 養強化 に よ り術前の ま週 間で歩行
適応外であった.
可能 な状態 にまで回復 した,手術 は人工心肺補助
【
方法 と結剰
下心拍動 下冠動脈バ イパ ス術 (
onpumpbe
a
t
i
ng
AVR)
,僧帽弁輪形成
CABG),大動脈弁置換術 (
〔
症例 1
〕1
0歳,男 児.Qp/Qs- 2,
48,左右短絡
率 60%,右室 庄 25/EDP5.TEEで求 めた径 は
術 (
MAP) を行 った.手術後 も早期か らリハ ビ リ
4.
7 5.
6
mm,ba
音
l
oons
i
z
i
ngで求めた径 は 9.
2
mm
で,1
0
mm の ASO で完全閉塞 を得 た.
チ-シ ョンを開始 し離床 を進め,重篤 な合併症 な
く1
4病 日に術後評価 目的 に当院循環器 内科へ転
科 した.低 心機能題 高齢者 に対 して も術前 ・術
中 ・術後 に適切な介入 を行 うことで,術後合併症
な く開心術 を施行 し得 る.
*
3歳,女児.Qp/Qs- 1
.
7
9,左右短絡
〔
症例 2〕1
率 44%,右室 圧 21
/EDP8.TEEで求 めた径 は
*
7.
0 8.
0mm, bal
l
oons
i
zi
ngで 求 め た 径 は
ll.
7mm で,旦
2
mm の ASOで完全閉塞 を得 た.
6嵐 女児.Qp/Qs- 1
.
46,左右短絡
〔
症例 3〕且
率 32%,右室 庄 20/EDP7.TEEで求 めた径 は
*
5.
2 6.
7mm, bal
豆
oons
i
z豆
ngで 求 め た 径 は
1
0.
8mm で,1
2
mm の ASO
得 た,
【
考察】TEEを施行 した症 例の 多くは Ao側の
で
完
全
閉
塞
を
r
i
m が短 く,ASO を留置 した 3症例の うち,2例
は 閣 歓 的 に, 1例 が持 続 的 に ASO の di
s
kが
Va
l
s
a
l
vaへ接触 している. い ずれ も変形 は認めて
ー
Ar
o
ofへの di
s
奴の圧迫 はない.
いない.エ