季節のたより登山道沿いの樹木の下には、上のヒゴスミレに良く似たエイザンスミレが見られるかもしれません。ヒゴスミレよりも葉の切れ込みが大雑把、花はやや大きめでピンクがかります。【林縁や林内に咲くスミレ】登山道の斜面のくぼみに張り付くように育つのは、フモトスミレ。白くて小さい繊細な花を咲かせます。葉の脈に沿って、白っぽい模様が入るのが特徴です。春の訪れを告げるスミレ【草原で見られるスミレ】阿蘇を代表するスミレと言えば、やはりキスミレです。４月、野焼き後の草原を黄色に染めあげる小さな花たちの姿はいのちの輝きそのもの。全国的には絶滅が危惧される希少種ですが、阿蘇地域の草原ではたくさんのキスミレを見ることができます。他にも、日当たりのよい斜面では、葉の切れ込みに特徴があるヒゴスミレが見られるでしょう。花は白っぽく、キスミレよりも小さめです。お問合せは、自然公園財団阿蘇支部まで。阿蘇の仲間たち写真展を開催中！阿蘇市黒川にある阿蘇公園情報センターでは、野の花や昆虫の写真展を２月５日から３月日まで開催中です。阿蘇地区パークボランティア横田整一郎さんが撮影された阿蘇の草原や森でくらす仲間たちの写真をお楽しみください！今年は、３月日（土）夜に実施予定です。お問い合せは、阿蘇神社 ☎０９６７ ⁻ ０⁻０６４ http://www.bes.or.jp/aso/ この通信は、坊中・草千里ヶ浜周辺の自然情報と阿蘇の旬な情報をお届けします。ご意見などございましたら、阿蘇支部までお願いいたします。〈発行〉一般財団法人自然公園財団阿蘇支部住所阿蘇市黒川９７４の９電話０９６７３４２１７１＊本資料はホームページからダウンロードできます。阿蘇に春を呼ぶ炎と言えば野焼きですが、もう一つ、阿蘇神社の『火振り神事』の炎があります。これは神様の婚姻をお祝いするために人々が振り回す松明の炎です。火振り神事は、阿蘇神社の田作り祭の中で行われ、阿蘇神社の火振り神事春を呼ぶ炎の祭り 31 自然公園財団阿蘇支部だより日現在～阿蘇中岳周辺情報～３月阿蘇中岳では、引き続き活発な火山活動が続いています。活動に伴う火山灰は、冬の間は北風に運ばれて南阿蘇や高森方面に降ることが多く、春になり南寄りの風が吹き始めると阿蘇市方面に降る機会が増えると考えられます。道路に積もった灰で滑ることがありますので、運転の際はお気を付けください。火 ※山の活動状況は変化しますので、最新の情報をご確認ください。参考① 阿蘇火山防災会議協議会の URL キスミレに続き、キジムシロ、ウマノアシガタやハルリンドウと、草原は次々に春の花で彩られます。どうぞ早春の阿蘇にお越しください！フモトスミレの花エイザンスミレの花第21号 H27年3月発行山上広場から中岳火口を望む（3月5日） http://www.aso.ne.jp/~volcano/ 参考② 阿蘇市観光協会の URL http://www.asocitykanko.jp/news.kisei.html 21 22 キスミレの花ヒゴスミレの花 5