6番 座標平面の原点を O で表す。 √ √ 線分 y = 3x(0 5 x 5 2) 上の点 P と、線分 y = − 3x(−2 5 x 5 0) 上の点 Q が、線分 OP と線分 OQ の長さの和が 6 となるように動く。このとき、線分 PQ の通過する領域を D とする。 (1) s を 0 5 s 5 2 をみたす実数とするとき、点 (s, t) が D に入るような t の範 囲を求めよ。 (2) D を図示せよ。 【2014 東京大学理系】 解答 √ ) [ ( √ ) ( ] 1 (1) P p, 3p , Q q − 3q 0 5 p 5 2, −2 5 q 5 0 · · · · · · とおくと、OP= 2p,OQ= −2q であるから、 2 2p − 2q = 6 ⇔ p − q = 3 · · · · · · このとき、線分 PQ の方程式は √ √ 3 (p + q) 3 かつ y= (x − p) + 3p · · · · · · p−q 4 q 5 x 5 p······ y B A Q P O (x, y) ∈ D となる x, y の条件は、 1 , 2 , 3 , 4 を同時に満たす p, q が存在する」 「 ような x, y の全体である。 まず, 2 ⇔q =p−3 を用いて、q が存在するために、 0 5 p 5 2, −2 5 p − 3 5 0 √ √ 3 (p + p − 3) y= (x − p) + 3p 3 p−35x5p 5 1 5 p 5 2, x 5 p 5 x + 3 · · · · · · √ ⇔ p2 − (3 + x) p + 3x + 3y = 0 · · · · · · 6 2 6 の左辺を f (p) とおくと、 √ )2 ( 2 3y − x2 − 9 3+x + f (p) = p − 2 4 c Darumafactory -1- RadicalMath x 5 かつ p = 3+x を xp 平面に図示すると右図のようになる。 2 p 2 1 −3 −2 −1 O 1 2 3 x ; 区間の中点の軌跡 5 かつ 6 をみたす p が存在するための条件を求めると、 この図より ( i ) −2 5 x 5 −1 のとき、軸 p = 3+x は区間 1 5 p 5 x + 3 の外の左にある 2 から、 √ −4 + x + 3y f (1) = 50 √ 4−x 2 √ ⇔ − 3x 5 y 5 √ 3 f (x + 3) = 3x + 3y = 0 2 ( ii ) −1 5 x 5 0 のとき、区間は 1 5 p 5 2 であり、軸 p = 3+x は区間の中点 2 より左にあるから、 √ 2 3y − x2 − 9 50 x2 + 9 4+x 4 ⇔ √ 5y5 √ √ 3 2 3 f (2) = −4 − x + 3y = 0 2 (iii) 0 5 x 5 1 のとき、区間は 1 5 p 5 2 であり、軸 p = 3+x は区間の中点よ 2 り左にあるから、 √ 2 2 3y − x − 9 5 0 x2 + 9 4−x 4 ⇔ √ 5y5 √ √ 3 2 3 −4 + x + 3y =0 f (1) = 2 (iv) 1 5 x 5 2 のとき、区間は x 5 p 5 2 であり、軸 p = 3+x は区間の右の外 2 にあるから、 √ −4 − x + 3y f (2) = 50 √ 4+x 2√ ⇔ 3x 5 y 5 √ 3 f (x) = −3x + 3y = 0 2 c Darumafactory -2- RadicalMath 以上より −3 5 s 5 2 に対して、t の範囲は、 ( i ) −3 5 s 5 0 のとき、 √ t2 + 9 − 3s 5 t 5 √ 2 3 ( ii ) 0 5 s 5 1 のとき、 √ 3s 5 t 5 t2 + 9 √ 2 3 (iii) 1 5 s 5 2 のとき、 √ s+4 3s 5 t 5 √ 3 0 5 s 5 2 において、 4−s s2 + 9 0 5 s 5 1 のときは、 √ 5 t 5 √ 3 2 3 √ 4+3 1 5 s 5 2 のときは、 3s 5 t 5 √ 3 (2) (1) の結果を図示すると下図。 t 5 4 3 2 1 −3 −2 c Darumafactory −1 O 1 2 -3- 3 s RadicalMath
© Copyright 2024 ExpyDoc