ほけんだより 平成26年6月号 名古屋市立大江中学校 6 月4日~6 月10日は「歯と口の健康週間」です。毎日あまり意識せず行っている歯みがき。 この機会に、自分の歯みがきの仕方を振り返ってみましょう。 だらだら食いはむし歯のもと! 実は食事のたびに、歯の表面が溶けていることを知っていますか?口の中にいるむし歯菌は、食 べ物の中の砂糖を取り込んで酸を作りますが、この酸によって歯の表面からカルシウムなどが溶け 出していくのです。でも、すぐにむし歯にならないのは、だ液のおかげです。だ液が酸の働きをお さえたり、だ液中のカルシウムが溶けた歯を修復したりして、むし歯が進行するのを防いでいます。 ただし、おやつの回数が多く砂糖がいつも口の中にあると、だ液の力が追いつかなくなります。だ から、だらだら食いをすると、むし歯になりやすいのですね。 あなたの歯、みがけていますか? 「歯周病」という病気を聞いたことがありますか?口の中の細菌が引き起こす感染症で、歯ぐき が腫れ、進行すると歯の周囲の骨が溶けてしまいます。かつては大人がかかる病気と考えられてい ましたが、最近では小中学生でも増えていて、将来的に歯を失ってしまう大きな原因のひとつにな っています。そんな病気のもととなる細菌とは・・・歯みがきで落としきれなかった歯垢なんです よ。 ≪チェック!あなたの歯周病危険度≫ 当てはまるものに☑してみよう。 ◎ 歯・口の状態 □ 歯をみがくと、歯ぐきから血が出ることがある □ 歯ぐきに赤く腫れてブヨブヨした部分がある □ 歯並びや噛み合わせがよくないところがある □ 歯科検診の結果のお知らせで「治療」を勧められた ◎ 生活習慣 □ 1日に1回も歯をみがかないことがよくある □ 歯みがきはほぼ1分以内で、鏡も見ない □ いつも睡眠不足気味で、体調がよくない □ 歯が痛くなるまで歯医者さんには行かない 「歯・口の状態」と「生活習慣」のそれぞれでひとつでも当てはまる項目がある人は、将来歯周 病になる、またはすでに歯周病になっている可能性があります。 ≪みがき残しを減らし、歯周病予防!≫ ・歯ブラシは軽い力で、1本につき20回はみがこう。 ・鏡を見ながら、1本1本ていねいに。奥歯のみぞ、歯と歯の間、 歯と歯ぐきの境目は「みがき残し多発ゾーン」です。 ・落としにくい歯のすき間の歯垢は、デンタルフロスや糸ようじ を使うことも有効です。使う時には、使い方を家の人に確認し よう。 顎関節症とは? 「顎が痛む」「口が大きく開きにくい」「顎を動かすと音がする」こういう症状はありませんか? 他にも、顎周辺の筋肉が痛んだり、頭痛・耳鳴り・肩こりなどの症状があったり・・・。それは顎 関節症かもしれません。顎関節症は20~30代の女性に多いとされていましたが、最近は男女問 わず、子どもからお年寄りまで発症がみられます。また、年々増加傾向にあり、患者数やその重大 性から、『むし歯や歯周病に次ぐ第3の歯科疾患』とも言われています。 歯のかみ合わせ、歯ぎしり、かみしめる癖、むち打ちなどの外傷、ストレスなどいろいろな要因 が重なって起こりますが、治療法もスプリント(マウスピース状の器具)使用や薬液注入など、様々 です。顎や口以外の箇所に症状がある場合、顎関節症だと気づかないことも多いようです。歯科検 診で学校歯科医の先生に顎の状態を相談した人、また「病院で一度相談した方がいいよ」と言われ た人は、一度歯科を受診してみましょう。 あなたの爪はどう? 爪が長く伸びている人をときどき見かけます。人によっては、何かにぶつかったり、運動中に 割れてしまったりする人もいるようです。長い爪の間には汚れがたまりやすく、衛生的ではあり ません。運動中やプールなどで、他の人にけがをさせてしまうかもしれません。 一度自分の爪を見てみましょう。爪の白い部分が0.5~1mm程度残るくらいに切ってある るといいですね。 6月健康診断日程 6/ 3(火)眼科検診 3年、2年CD組 11(水)腎臓検診2次 1 次もれ者、2 次対象者 12(木)耳鼻科検診 3年生抽出者
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