ケーススタディー “金融を専門とする人材がこれ ほど集中している都市は、 他にあまり類を見ません 。” 三菱商事株式会社 執行役員 アセットマネジメント事業本部長 石川隆次郎氏 資本の先進都市、香港 MC Asset Management Asia Limited は、機関投資家に実物資産を対象とした オルタナティブ投資の機会を提供します MC Asset Management は、三菱商事の子会社グループであ り、産業界への資金とオルタナティブ金融商品を通じた投資 家への運用機会を提供しています。同グループは、三菱商事 が培ってきた産業への知見とグローバルなネットワークを活 かし、投資機会を見出し、実物資産・事業や企業を主な投資 対象とした金融商品を開発しています。 投資部門における人材 事業拡大の一環として、同社は 2014 年 3 月より香港にビジネ ス拠点を設けました。「香港市場は香港域内のみならず、広 大な中国本土の資金にもアクセス出来、我々はその資金を世 界各地への投資機会につなげることができます。香港に拠点 を設けることで、オルタナティブ資産への投資機会を主に香 港並びに中国本土のクライアントに提供することが可能とな ります。」と三菱商事 執行役員、アセットマネジメント事業 本部長 石川隆次郎氏は述べました。 石川氏は 4 年前に業界イベントでインベスト香港のことを知 りました。そして、香港への進出を計画する企業を積極的に 支援する、インベスト香港の活動に感銘を受けました。「当社 の香港進出に際し、インベスト香港は計画段階から支援をし て下さいました。SFC(証券先物取引委員会)に求められるライ センスの取得や業界関連企業の紹介等、貴重なアドバイスや 助言を頂きました。」と同氏は述べました。 香港を選んだもう一つの理由は、アジア太平洋地域における 富裕層・ファミリーオフィスの存在でした。彼らは香港市場 のみならず世界の市場における資産運用手段の拡大を求めて います。 同社は、主に政府系ファンド(Sovereign Wealth Funds)、中 央銀行や政府機関、年金基金、保険会社、寄付基金、ファミ リーオフィスや財団、金融機関や事業法人を対象にオルタナ ティブ投資機会を提案しています。 また、同社は、主要市場に拠点を持つ 15 社のアセットマネジ メント関連会社並びに子会社のグローバルネットワークを通 じ、不動産、インフラ/エネルギー分野、プライベート · エ クイティ、トランスポーテーション分野、デット/クレジッ ト投資、およびその他の実物資産に投資機会を見出し、アセ ットマネジメント事業を行っています。 香港は今後もアジアの金融ハブであり続け、引き続き金融セ クターにおいて優秀な人材がこの都市に集まっていくと、石 川氏は考えています。「金融を専門とする人材がこれほど集ま っている都市は、他にあまり類を見ません。」と同氏は述べま した。 三菱商事は既に知名度がありますが、MC Asset Management Asia Limited としては、香港市場でのプレゼンスを高めること を優先事項の一つとしています。「香港は、すべての国際的な アセットマネジメント事業会社にとって非常に重要な拠点で す。当社では、香港に長期的に拠点を構え、同事業を拡大し ていく予定です」と同氏は締めくくりました。 MC Asset Management • 1996 年より資産運用事業を開始 • 運用資産:2014 年 9 月 30 日現在、200 億米ドル超 (2 兆円相当) hk.mcasset.com investhk.gov.hk 発行日:2014 年11月 © Copyright Invest Hong Kong November 2014. All rights reserved.
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