p.21 株式会社 ファーストソリューション (汚泥脱水技術「MC工法」) [PDF

株式会社 ファーストソリューション
水
小さなイニシャル・ランニングコストで、移動も操作も容易な汚泥脱
水技術「MC工法」。独自開発の「エコポーチ」を導入することで、機
械式脱水装置に比べて大幅にコストダウンを実現
1. 技術の概要
「MC工法」とは、小規模事業場に特化したオンサイト型の汚水・汚泥のワンストップ処理システムであ
り、同社が独自に開発した、可搬型沈殿・分離装置、脱水可能なフレコンバッグ「エコポーチ」、凝集剤か
ら構成されています。2009年に経済産業省「新連携事業」の対象としても選ばれました。この技術は、国土
交通省のNETIS(新技術情報提供システム)にも登録されている技術であり、予算もスペースも限られてい
る建設・土木現場で発生する濁水対策として、また閉鎖性水域(湖沼や池)の水質浄化や浚渫現場などでの
活用が期待されています。また、「エコポーチ」については、原発事故以降、汚染水の処理に悩む地域から
の問い合わせも増えているところです。
2. 技術の強み
MC(Mesh Cut)工法
● 自社開発の「エコポーチ」と凝集剤「フロックマン」を採用
独自の凝集剤を用いることで、短時間のうちに、濁水中の粒子を凝集、沈殿させることが可
能。また安全性が高く、自然環境への影響もなし。「エコポーチ」は、無数の小さな孔
(メッシュ)が空いた生地とドーナツ型の特殊構造によって効率的な脱水が可能となってい
るほか、強靭な構造をしているため、フレコンバッグとして長期間保管も可能です。
● 省エネルギーで移動も容易。汚泥処理費用も大幅に圧縮
現場に必要なものは、濁水と凝集剤とを反応させる汚泥反応装置(凝集剤を添加して撹拌)
と沈殿物をその場で脱水させる「エコポーチ」のみ。小電力で済み、2tトラックで運搬可
能。また、その場で脱水(減容化)も完了しているため、汚泥処理費も削減可能です。
↑ 国土交通省事業における工事現場写真。コ
ンパクトサイズの高速汚泥反応装置
「SR3000」。小規模建設現場の濁水処理、
湖沼河川等の浚渫でも簡単に搬入・搬出
他技術との比較
バキューム車
濁水処理機+脱水機
「MC工法」
3.8倍
4.6倍
1倍
-
大型車両で搬入
2tトラックで搬入可能
騒音
あり
低騒音
超低騒音
電源
-
57kW
2.45kW
コスト
(装置レンタルの場合)
大きさ
↑ 搬出時の「エコポーチ」内の状況。脱水
開始から約24時間後には脱水ケーキに
← 同社開発による「エコポーチ」
3. 用途・想定ユーザー
● 小規模な建設・土木現場における濁水対策のほか、閉鎖性水域(湖沼や池)の水質浄化や浚渫汚泥対策と
して、限られたスペースしかない現場でも利用することが可能です。
● 操作が簡単で故障も少なく、また大掛かりな設備を必要としない本技術はアジア新興国でも導入が容易
企業データ
メッセージ
株式会社 ファーストソリューション
(代表者)
代表取締役 高田将文
(設立年月) 平成17(2005)年6月
(資本金)
300万円
(連絡住所) 福岡市城南区松山2丁目5-13
(電話/mail) 092-981-2631/[email protected]
(企業ホームページ) http://www.1st-solution.jp/
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当社の技術は、自信を持ってお薦めできる新しい環境保
全技術です。また、私たちは今ある自然環境を後世に残
すために、新しい環境保全技術を通じ、健全な循環型社
会の実現に寄与したいと考えております。(代表取締役
社長 高田将文)
左から前田弘文、高田将文、高田千枝