平成 26 年 7 月 30 日 武蔵野市災害時避難行動支援体制検討委員会 資料6 愛の手帳及び精神障害者保健福祉手帳等級の解説 【愛の手帳について】 手帳の程度(1 度・2 度・3 度・4 度)とは 知的障害の程度区分のことです。数字が小さいほど障害が重く、1 度が最重度、2 度が 重度、3 度が中度、4 度が軽度の区分になっています。 障害の程度はどのように決めているか 「愛の手帳」の判定基準に基づいて、知能検査による知能指数(IQ)と日常生活の様子 から、知的な障害の程度を総合的に判断して程度を決定しています。なお、下記の説明は、 18 歳以上の場合です。児童については年齢に応じて異なった基準で度数を決定しますので、 同じ度数でも年齢により異なった状態になります。 ■1 度(最重度) 知能指数(IQ)がおおむね 19 以下で、生活全般にわたり常時個別的な援助が必要とな ります。例えば、言葉でのやり取りやごく身近なことについての理解も難しく、意思表示 はごく簡単なものに限られます。 ■2 度(重度) 重度とは、知能指数(IQ)がおおむね 20 から 34 で、社会生活をするには、個別的な援 助が必要となります。例えば、読み書きや計算は不得手ですが、単純な会話はできます。 生活習慣になっていることであれば、言葉での指示を理解し、ごく身近なことについては、 身振りや 2 語文程度の短い言葉で自ら表現することができます。日常生活では、個別的援 助を必要とすることが多くなります。 ■3 度(中度) 中度とは、知能指数(IQ)がおおむね 35 から 49 で、何らかの援助のもとに社会生活が 可能です。例えば、ごく簡単な読み書き計算ができますが、それを生活場面で実際に使う のは困難です。具体的な事柄についての理解や簡単な日常会話はできますが、日常生活で は声かけなどの配慮が必要です。 ■4 度(軽度) 軽度とは、知能指数(IQ)がおおむね 50 から 75 で、簡単な社会生活の決まりに従って 行動することが可能です。例えば、日常生活に差し支えない程度に身辺の事柄を理解でき ますが、新しい事態や時や場所に応じた対応は不十分です。また、日常会話はできますが、 抽象的な思考が不得手で、こみいった話は難しいです。 ※ これらは判定基準の一部分について例示したものであり、最終的には総合判定により障害 の程度が決められます。 裏面あり 【精神障害者保健福祉手帳等級(障害年金の等級に準拠)について】 ■1級 日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度 ■2級 日常生活が著しい制限を受けるか、日常生活に著しい制限を加えることを必要とする 程度 ■3級 日常生活もしくは社会生活が制限を受けるか、日常生活もしくは社会生活に制限を加え ることを必要とする程度
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