資料6-1 「養豚農業の振興に関する基本方針」骨子案のポイント 1 養豚農業振興の意義、課題 ・養豚農業は、エコフィードと米の飼料利用を拡大することにより、飼 料自給率を向上させ、資源循環型社会の形成に寄与することが可能とな る。 ・しかしながら、最近は、飼料費の上昇が経営を圧迫するほか、臭気に 対する地域住民の苦情や、環境規制の強化の動きが広がっており、生産 コストの低減と環境対策が課題。 2 養豚農業の経営の安定 ・規模拡大による生産コストの低減を進めるため、畜産クラスターの仕 組みも活用して生産基盤を整備する。 ・また、①黒豚(バークシャー種)など特定の品種利用、②米ほか国内 由来飼料の利用を推進して豚肉のブランド化、差別化により競争力を高 める。 3 国内由来飼料の利用の推進 ・飼料用米の利用について、行政や関係団体等の連携、協力により、需 給のマッチングを図る。 ・エコフィードの利用について、関係法令の特例制度を活用した事例や その運用を地方自治体等の関係者へ周知。 4 豚の飼養衛生管理の高度化 ・農場HACCPの普及・定着等により、伝染性疾病の発生リスクを抑 え、最適な施設・技術(光触媒、膜処理等)で臭気、排水対策を行う。 5 安全・安心できる豚肉の生産、消費の拡大 ・飼料用米の利用その他の特色ある飼養方法について、行政や民間の機関 が豚肉の品質差を客観的に示す研究開発を行い、消費者の理解を深める。 6 その他養豚農業の振興に関し必要な事項 ・産地食肉センターを中心とする食肉処理施設の再編整備を推進する。 ・豚肉の取引規格の普及・定着と、豚肉及び加工品の品質表示の普及を図 る。
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