い の ち の ホ ー ム ル ー ム(HR) ~未来ある子ども達に伝えたい「いのちのメッセージ」がん教育プロジェクト~ がん対策推進基本計画(厚労省)が見直され、「がんの教育・啓発と題し、子どもに対するがん教育のあり方を検討し、健康教育の 中でがん教育を推進する。」とある。文部科学省でもこれをふまえ、がん教育の充実が必要と判断し、2014年度からモデル校で先進的な 授業を実施し、子どもたちへのがんに関する保健教育を強化する方針を決定。実際既に、各地でがん患者による「がん教育」が実践。東京の 豊島区では「がん教育=病気の予防」と題し、8時限かけて教育を行い、その中の1時間にがん体験者の話を取り入れている。これからもっと もっとがん罹患率は高くなる。がんになった時の心の準備が必要である。 国民の2人に1人が罹患し「国民病」と言われる疾患であるにもかかわらず、健康な時からがんについて学ぼうという意識は低い。 多くの患者が他人事だと思い、無関心である。告知されて慌てる例は尐なくない。そのために自分に合った治療法や療養生活の選択がうまく いかないケースもある。多くの住民の認識の実態としては、がんの人は身近にいても、「自分には関係ない病気」だと思っている。 「がん=死亡」「がん療養=制限の多い生活」などマイナスイメージが強いので、そのような認識を変えていく地域活動(教育)が必要で あると考えている。正しい知識がないことが偏見や差別につながり、それが患者・家族の精神的苦痛や、社会的苦痛を生む恐れも考えられる。 義務教育におけるがん教育が不足していることで、小児がん患者を含むがん患者に対する偏見となっており、教育関係者の間での、小児がん を含むがんに対する理解不足や誤解もしばしばみられる。現代の子どもたちは、死が身近になく、死の捉え方も個人で大きく違う。 死について、人として生まれたからには必ず死が訪れる。しかし、それまでは「1 日 1 日を大切に生きる」という教育が必要である。 授業前の子ども達のがんに対してのイメージ ・暗くてかわいそうな人 ・寝たきりの人 ・タバコとお酒をやりすぎた人 ・顔色が悪い人、 ・何も食べられない ・がんはうつる ・がん=死んじゃう ・野菜を食べない人 ・悪いことをした人 「いのちのホームルーム」の手順 1.「いのちのHR」の事前(10日~1週間)に担任の先生方と最終打ち合わせ 2.「みんなで知ろうがんのこと」という冊子を配り、読んでもらいながら 「がん患者さんに聞きたい事」などアンケートをこども達に事前に書いて もらう(担任の先生やご家族の協力が必要) アンケートが集まり次第学校へ取りに伺う 3.「いのちのHR」(45分) 4. 感想文付のアンケートを記入してもらう(授業の中で実施) 「いのちのHR」内容(45分) 授業後の子ども達のがんに対してのイメージ ・がんはうつらない/普通に暮らせる/早期発見早期治療の大切さ ・がんを身近なものとしてとらえる ・頑張る気持ち ・助け合う気持ち ・生き方を考える ・知識の定着を高める ・先生の知らない生徒の感情や考え方、現状がわかる アンケートの中で実際イジメにあってることを告白する生徒、 死にたいと思ったことのある生徒、実は今家族にがんの人が いるという生徒、元気になれたという生徒など ○担当:がん経験者 ○先生に準備して頂きたいもの (事前) ・「いのちのHR」事前打合せへの参加 ・「みんなで知ろうがんのこと」冊子の配布 ・事前アンケートの印刷・記入 ・授業後のアンケートの印刷 (当日) ・「みんなで知ろうがんのこと」冊子(子ども達に持参してもらう) ・子ども達の座席表(ふりがな付) ・授業後のアンケートの配布(当日授業の中で子ども達に書いてもらいます) キャンサーサポート その他の事業 ★がんサロン「ふっぴ~ Cafe 」の運営 1 人でも多くの方にご参加頂き、ココロもカラダも健康に生きてい く為に、経験したことのある人にしかわからない不安や悩み、楽しい 出来事など皆さまと語り合います。(現在天神の会場で開催しており ますが、今後サロンを開催する会場を増やしていく予定です)今まで の活動内容(演奏会・緩和ケア認定看護師さんによる講演会・ドク ターによる講演会・X’mas 会・食育についての講演会・アロマハンド マッサージなど) ◎新聞の発行(毎月1回) ◎グリーフケア…遺族の悲嘆や苦痛、環境変化の相談・支援 (グリーフケアとは「グリーフ」は“悲嘆”という意味で、親、配偶者、 子ども、友人など大切な人を亡くした人がその悲嘆を乗り越えよう とする心の努力、死別に伴う苦痛や環境変化などを受け入れようと することを「グリーフワーク」と言い、これを支援するのが『グ リーフケア』です) ★「リレー・フォー・ライフ・ジャパン」との連携・支援 リレー・フォー・ライフとは「がんに負けない社会」を実現する為 に、がん患者(サバイバー)とその支援者(ケアギバー)を応援する 為のチャリティーイベントです。がんと闘う人の勇気を称え、がん患 者やご家族、友人、支援者と共に交代で夜通し、フィールドを歩き続 けることにより、地域一丸となってがんと闘う連携を育みます。リ レー・フォー・ライフ・ジャパン福岡実行委員会と連携し、支援を継 続的に行います。 ◎博多どんたくパレード祭りへの参加 ◎街頭での募金活動 ◎プロゴルフトーナメントでのブース出展 「VanaH 杯KBC オーガスタ」 ★がん検診推進の為の様々な啓発活動 ・いろいろなイベントへのブース出展 ・講演会などの開催 ・啓発グッズの販売 など キャンサーサポートでは、より充実した活動を継続的に行う為に、応援して くださる会員様(個人・企業または団体)を募集しています。 〒811-0201 福岡県福岡市東区三苫1-16-15-101 Mobile 090-4156-8686 FAX 092-986-3526 Mail cansupo@psc.bbiq.jp cansupo.jimdo.com/ いのちのホームルーム
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