２０１６年新年のご挨拶南カリフォルニア及びアリゾナの皆様、明けましておめでとうございます。昨年も総領事館の活動に対し、温かいご支援とご協力を頂きましたことに、厚く御礼申し上げます。昨年は、在ロサンゼルス総領事館が開設百周年を迎える記念すべき年となりました。春には、安倍総理大臣による歴史的な米国公式訪問が行われ、日本の総理大臣として史上初となる連邦議会上下両院合同会議での演説は国内外で圧倒的な称賛を博しました。安倍総理はまた、日本の総理として今世紀初めてロサンゼルスを訪問し、コミュニティの皆様から大変温かい歓迎を受けました。総勢７００名が参加した歓迎午餐会、在留邦人・日系人との懇談、日米経済フォーラム、ゴー・フォー・ブローク記念碑への献花、全米日系人博物館視察、そして総理の母校南カリフォルニア大学訪問等、行く先々で皆様より寄せられましたご支援・ご協力に改めて御礼申し上げます。南カリフォルニア及びアリゾナの日系コミュニティも昨年は大きな飛躍の年となりました。ソーテルには新しい日本街、ソーテル・ジャパンタウンが誕生し、リトル東京では「リトル東京ロータリークラブ」が設立されました。ゴー・フォー・ブローク全米教育センターは旧西本願寺に本部を移転し、新しい地下鉄駅も着々と工事を進めています。ロサンゼルス武道館プロジェクトも始動間近であり、第７５回二世週祭でパレードのトリを飾ったロサンゼルスねぶたはリトル東京を飛び出し、ハリウッド・クリスマス・パレードに初登場しました。アリゾナ日本祭りは第３１回を数え、約８万名が訪れました。サウス・ベイ、オレンジ郡、サンディエゴ等でも、日米関係の深化が日々感じられます。このように多方面に亘る両国関係の強化、友好親善と相互理解の拡大は、これまでの皆様の長年にわたるご尽力、日々の活動の積み重ねの賜物であります。２０１６年、在ロサンゼルス総領事館は新たな世紀を迎えます。二度に亘る大戦、我が国の戦後復興と高度成長、そして日米同盟関係の深化・拡大。この激動の時代を通じて、何世代にも亘り日系人の皆様、在留邦人の方々との間で築き上げてきた強固な絆の上に、新しい一歩を踏み出して参ります。これからも、当館管轄地域にお住まいの皆様や日系企業の皆様、日系コミュニティの方々に愛される総領事館を目指し、各種サービスの充実、日系企業支援に努めて参りますので、引き続きご支援、ご指導のほど、宜しくお願い致します。本年が、皆様にとりまして素晴らしい飛躍の年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。在ロサンゼルス日本国総領事堀之内秀久