第1回

構造力学と振動学
南海トラフの
巨大地震
(MW9.0)
建築振動学
推定死者 32万人
建物 8.2万人
津波 23万人
平成26年度 第1回
9月22日(月) 14:50-16:20
K101
永野 正行
中央防災会議
2012年8月29日
2
構造力学の
役割
・建物の中をどのように力が流れるか?
・部材にどのくらいの力がかかるか?
・建物がどのように変形するか?
講義棟の人力加振実験
構造力学、建築構造解析で習ったこと
振動学
ある外力を与えたときの変形
(応力)を求める
地震動が入力したときの変形
(応力)を求める
時間の概念はない!!!
時間tによって外力(慣性力)、変形が変わる
UR技術研究所 見学&地震体験
11月29日(金)13:00-予定
構造物に作用
する様々な荷
重、外力
固定荷重(自重)
積載荷重(人、物品)
雪荷重
地盤へ流す
振動問題に関連
地震荷重
風荷重
土圧
11月中旬予定
講義、成績について
• 講義50分+演習40分を予定。電卓を持ってくる
こと。
• 成績は毎回の演習、期末試験の結果で評価する。
教科書
「建築振動を学ぶ-
地震から免震・制震
まで-」理工図書
基本はこれだけ!!
mx  cx  kx  my
m:質量
より深く勉強したい人へ
柴田 明徳 著
「最新耐震構造解析」 森北出版
大崎 順彦 著
「新地震動のスペクトル解析入門」
鹿島出版会
k:ばね
Q1
振動数と周期の関係について,以下に数値を記入しなさい。
(a)
2s⇔
(d)
10s⇔
Hz (b)
0.4Hz⇔
s
(c) 0.2s⇔
Hz
Hz (e) 0.02Hz⇔
s
(f) 0.4s⇔
Hz
2014 年 9 月 22 日
建築振動学-01
永野正行
Q1 解答
(a)
2s⇔
(d)
10s⇔
Q2
0.5Hz (b)
0.1 Hz (e)
0.4Hz⇔
0.02Hz⇔
2.5 s (c)
50
0.2s⇔
5
s (f) 0.4s⇔
Hz
2.5 Hz
あなたが 2011 年東日本大震災時の「揺れ」について実際に体験したこと、もしくはニュース等を通じて
知っていることを記述しなさい。(5 行以上、記述すること)
Q3
映像に示すそれぞれの建物頂部の振動について,周期を推定しなさい。またこの映像から建物の振動につ
いて分かることを記述しなさい。
Q3 解答
低層建物 約 0.3s
中層建物 約 0.8s
高層建物 約 1.6s
建物応答について
・建物の階数が高くなるにつれ、建物頂部の振動の周期が長くなる。
・時間が経つにつれ、振動の振幅が小さくなる。