a = bl Ç R

!  第3章 関係
!  第4節 商集合
!  第4章 論理
!  第1節 命題とは
!  第2節 命題論理
定義3.5
を集合, を同値関係とする.
R ✓ A2
による の商集合 : 同値類 の集合
!  例3.8: を任意の自然数として,
関係 とする.
任意の
について,
とすれば,
!  例3.7:
2
R= = {(a, b) : a = b} ✓ R とすると,
!  問3.9:関係 R3 = {(a, b) : 3|(a
b)}
を 上
の同値関係とする. を求めよ.
3.3
R✓A
を集合, を同値関係とする.
このとき, は の分割である.
2
!  例3.9:
!  例3.10:例3.6の は の分割.
!  問3.11:関係R3 = {(a, b) : 3|(a
b)}を 上
の同値関係とする.
, が の
分割であることを確かめよ.
R= = {(a, b) : a = b} ✓ R2とする,
このとき, は の分割である.
定義4.1
一般にある事柄を述べたものを言明といい,それが(万
人にとって)正しければ真(true)であるといい,そうで
なければ偽(false)であるという.
定義4.2
「真(true)」か「偽(false)」のどちらか一方に一意
に定められる「言明」を命題という.
! 
例4.1:以下は全て命題である.
!  問4.1:以下のうち,命題であるものはど
!  1たす1は2である.(真)
れか.
!  1たす1は3である.(偽)
!  Aを集合,R A2を関係とした場合,A/RはAの分
割である.(定理3.3,真)
! 
!  一次関数y=ax+bの直線は,(x,y)=(1,a+b)を
通る.
!  xnをxについて微分した式はxn-1である.
以下は命題ではない.
!  xについての二次方程式x2+ax+b=0は実数解
!  離散数学は難しい.
をもつ.
!  x+y=1が成り立つ
真を1,偽を0と表す.0または1を値にとる
変数を論理変数(Boolean variable)という.
定義4.3
定義4.4
と を論理変数とする.
: と の論理和,意味「 または 」
: と の論理積,意味「 かつ 」
真理値表
: の否定,意味「 ではない」
論理変数,論理和,論理積,及び否定で表される式を,
命題論理による論理式,または単に論理式という.
厳密には,以下のように帰納的に定義される.
0
0
0
0
1
1
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
0
1
1
1
1
1
0
0
1.論理変数自体は論理式である.
2. , が論理式であるなら,以下は論理式である.
論理式 が論理変数
からなるとき,
を
上の論理式という.
! 
例4.2:以下のものは全て論理式である.
!  !  !  ! 
問4.2:以下の論理式の真理値表を示せ.
!  !  ! 
注: は省略される場合がある.
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