角 田 市 立 横 倉 小 学 校 の 協 働 教 育 実 践 事 例 事例1 (1)活 動 名〈日時,期間〉 EM菌教室〈10 月 18 日〉 (2)依 頼 先 角田市婦人会 (3)依 頼 方 法 学校から市生涯学習課を通して依頼 する。 (4)活 動 内 容 角田市婦人会の方々を講師に招いてEM菌作りを行う活動ですでに 7 年以上も続い ている活動です。主に初めてEM菌を作る 4 年生を対象に行っています。EM菌を作 ることはもちろんですが,EM菌によって有機物の腐敗を抑え水の汚染などの環境を 保全することができることなども学んでいます。児童たちは前日家で準備した米のと ぎ汁を2Lペットボトルに準備し,そこにEM発酵液と黒蜜を投入します。そして, それを家庭に持ち帰り 3 週間ほど温かいところで発酵させます。 3 週間後,翌年のプール掃除が簡単にできるように学校に持ってきてプールに投入し ます。 (5)活 動 を 終 え て 角田市婦人会からは例年4~5名の方 にきていただきていねいに教えていただ きました。子どもたちはEM発酵液の 臭いや黒蜜のどろりとした感じを楽しみ ながらEM菌作りをしました。婦人会 の方から水の汚れの原因は家庭の排水で あることを聞き,自分たちの生活を見直 すことにもなっています。また,家庭に 持ち帰ることで保護者のEM菌への関心も高まってきています。 -横倉小 1- 事例2 (1)活 動 名 注連縄作り〈12 月 18 日〉 (2)依 頼 先 横倉自治センター・横倉学区育成会 (3)依 頼 方 法 学校から自治センターや育成会へ依頼する (4)活 動 内 容 5 年生は,総合的な学習の時間で「食育」を学習しています。5 月に学校田で田植 えをし,10 月には稲刈りと脱穀をします。 その時に残った藁を使って注連縄作りに 取り組みました。初めて挑戦する子もい ますので,自治センターを通して地域に お住まいの注連縄を作っておられる方を 講師にお願いして取り組みました。 最初に講師の方に注連縄の作り方を説 明していただきました。両手に藁をはさ み手で合わせるように編んでいき,輪を作 ったらそこに昆布,松,紙垂をはさむよう にすることです。実際に始めると,藁を編 もうとしてもばらばらになってしまった り,輪を作れなかったりします。子どもた ちは「すみません。ここ,うまくできない んですけど。 」と講師の先生方に尋ね, 「左 手で押さえて右手を動かすんだよ」 と丁寧に教えていただいていました。また,昆布や松を反対につけてしまった子ど もたちもいて, 「これじゃあ,御利益なくなるなあ」と笑われていました。5 人の方 に来ていただいたので,全員注連縄を作ることができました。 (5)活 動 を 終 え て 地域ではかつて,各家庭で注連縄を作っていたがそれを伝えられる人は少なくな っています。講師の方々は子どもたちに伝えられることで大変喜んでいました。ま た子どもたちは稲作りで残った藁を大切に使ってきた地域の慣習を学ぶ良い体験に なりました。 -横倉小 2-
© Copyright 2024 ExpyDoc