わがまち東住吉 - 大阪教育大学附属平野中学校

わがまち東住吉区
大阪教育大学附属平野中学校1年生
つじわかな
辻 和奏
調査地:長居陣がい者スポーツセンター、地下鉄駒川中野駅
私が住んでいる東住吉区には、長居公園が
ある。長居プールやセレッソ大阪の本拠地で
理由が分かることになります。
受付で、障がい者の方とその家族の方や、
もある長居競技場として知られ私も何度か、
介護の方しか入れないことになっているので
サッカ-、プール、恐竜博物館、植物博物館
案内して頂きながら、施設の工夫を教えて頂
に行った事もある自然の多い公園です。そん
きました。二階に上がる為に、エレベーター
なスポーツなどで知られる公園ですが、健康
に乗ると、エレベーターは円形で、このエレ
な人だけでなく、障がい者の方も楽しめる施
ベーターは、 40年前からあるそうです。普
設があります。長居障がい者スポーツセンタ
ーという所で、 1974年5月に出来た、日本
初の障がい者のためのスポーツ施設です。ま
た今年20 1 4年で40周年を迎えたそうです。
実際にスポーツセンターに行き、一番初め
に目に着いたのは、スロープで、施設の中央
に、でかでかと場所をとり、作られていまし
た。私は初め「でか」と思いましたが、後で
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障がい者センターの円けいのエレベーター
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地下鉄のエレベーター
鏡で後ろをかくにんできる
れが限界だそうです。つまりこれ以上坂がき
ついと、みかけだけで、全く意味がなく合理
的配慮ではないのです。私の通学路の駅に行
くには、地下道がありスロープになっていま
す。看板には、歩行者・幸いすと書いてあり
ますが、坂が急な為、自走できないことが、
わかりました。
また、トイレでは音声案内があり、車いす
専用のトイレは3つ並んでいました。健常者
障がいしゃセンターの14mで1 m上がるスロープ
の人はササット出る事が出来るのに、地下鉄
段乗るものより広く、エレベーター内で、車
などでは、 1つしかなく、 1人1人が時間が
いすが回転出来るようになっていました。
かかるうえに、さらに待たないといけないの
二階に上がると目の前には、先ほど紹介し
で、これも合理的配慮ではないのです。
た、大きなスロープがありました。これはエ
他にも、プールでは、プールに入る為にス
レベーターの混雑を防ぐもので、ここには大
ロープがあり、これはこわさを緩和出来たり
きな工夫がされていました。それは大きくて
幸いすごとプールに入れたりします。
幅が広く、 14m進むごとに1 m上がるよう
にすることです。実は車いすの自走には、こ
しかし、環境がすべてではありません、環
境以外に心も必要なのです。
案内してくださった人が一番大切にしてい
ることは「陸がい者の方も、 1人の人間とし
て尊重する」ということで、例えば、利用許
可書を渡す時に、介護の方に聞けば、すぐ渡
せますが使うのは本人なので、時間がかかっ
ても、本人に聞いて渡すようにしているそう
です。
私は「ユニバーサルデザイン」などと言っ
て、環境を整えようとしているが、見せか
けだけのバリアフリーではなく、 「安全・快
適・便利」という、合理的配慮が必要だとい
うことを学びました。
地下道の10mで1 mあがるスロープ
㌔
二」㌢ '