Lección 2 1. 名詞の性 ・テキストで見るように、スペイン語の名詞の性は、名詞の語尾によって、大まかにですが 判別できるものもあります。 男性:-o, -or, -aje 女性:-a, -dad, -tad, -ción, -sión, -tión ・その他女性名詞の語尾としては以下のようなものもあります。 -xión : conexión, inflexión -tud : magnitud, juventud -dumbre : incertidumbre, muchedumbre -ez : niñez, madurez ・また、男女両方の性を持つものがあり、性によって意味が変わるものもあります。 el capital「資本」/ la capital「首都」 el orden「順序」/ la orden「命令」 el corte「裁断」/ la corte「宮廷」 el cura「司祭」/ la cura「治療」 el frente「正面」/ la frente「額(ひたい)」 ・性が不定の名詞もあります。 {el / la} arte, azúcar, mar, etc. ・男(-o)女(-a)で意味に違いが生じる単語があります。 el charco「水たまり」/ la charca「池」(大きさの違い) el naranjo「オレンジの木」/ la naranja「オレンジ」(果樹と果実) el olivo「オリーブの木」/ la oliva「オリーブの実」(同上) el leño「丸太」/ la leña「薪」 2. 名詞の数 「単数形が母音で終わる場合は -s、子音で終わる場合は -es をつける」という原則のほかに、 以下のような例外的な規則があります。 ・アクセントのある-í, -ú で終わる場合には-s あるいは-es をつけます。 el esquí → los esquís / esquíes, el jabalí → los jabalís / jabalíes el tabú → los tabús / tabúes, el bambú → los bambús / bambúes 3 Lección 2 ・「アクセントのない母音+ -s / -x」で終わる名詞は単複同形 la crisis → las crisis, el virus → los virus, el fénix → los fénix el lunes → los lunes(曜日は sábado, domingo 以外は全て単複同形) 3. 形容詞の性と数 形容詞はテキストにある原則的な性数の変化に加えて、以下のような例外に注意してくださ い。 ・男性単数名詞句の前で -o が脱落する形容詞 bueno → buen, malo → mal, alguno → algún, ninguno → ningún, uno → un, primero → primer, tercero → tercer, postrero → postrer buen tiempo, ningún libro, tercer piso. ・cualquiera と grande は単数名詞の前で(男性女性名詞共に)cualquier, gran になります。 cualquier cosa, gran hombre ・形容詞が名詞の前につく場合と後ろにつく場合で、意味の変わる形容詞があります。 pobre hombre かわいそうな男 hombre pobre 貧しい男 antiguo catedrático 元教授 catedrático antiguo 古参の教授 gran hombre 偉大な人 hombre grande 体格のいい人 pura casualidad まったくの偶然 aire puro 澄んだ空気 triste empleado しがないサラリーマン empleado triste 悲しいサラリーマン 4. 定冠詞 定冠詞は、話し手が聞き手に対して「名詞句の指すものを同定できる(何を指しているか分 かる)」と判断できる場合に使います。ですから例えば、「la luna 月」とか「la Tierra 地球」と いうようにひとつしかないものは定冠詞が付いているのが普通です。 定冠詞の形の例外として、アクセントのある a-, ha- で始まる女性名詞には定冠詞単数として la ではなく el をつけなければなりません。複数には las でかまいません。 el águila (las águilas), el hada (las hadas) 4
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