Lección 8 Lección 8

Lección 8
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1. 再帰動 詞
テキストで扱った動詞のほかにも、基本的な再帰動詞として以下のようなものがあります。
① 直接 再帰:acercarse 近づく, acordarse 思い出す, aguantarse 自制する, callarse 黙る,
cansarse 疲れる, casarse 結婚する, convertirse 変わる, cuidarse 自分の健康に気をつける,
curarse 治る, dedicarse 専念する, defenderse 自分の身を守る, despertarse 起きる,
divertirse 楽しむ, encontrarse 存在する, expresarse 自分の意見を述べる,
equivocarse 間違える, mejorarse 回復する, pararse 止まる, preocuparse 心配する,
quemarse 焼ける, reunirse 集まる, referirse 言及する, salvarse 生き延びる, sentarse 座る,
sentirse 自分が∼だと感じる, separarse 分かれる
② 間接 再帰:arreglarse 自分の∼を整える, hacerse
になる、自分のために∼を作る,
romperse 自分の∼が折れる
③本来 の再 帰:jactarse 自慢する, portarse 振舞う, suicidarse 自殺する
④強意 ・転 意: marcharse 立ち去る, morirse 死にそうに∼である,
quedarse(ある場所に)留まり続ける, tomarse(特別なものを)摂取する,
venirse やって来てそこに留まる, fumarse(相当数の)タバコを吸う,
ganarse(相当額を)稼ぐ,
テキストでは便宜上、再帰動詞の用法を直接再帰とか間接再帰のように分類して説明をして
きました。しかし、いくつかの用法にまたがっている動詞も多くあり、その場合は文脈によっ
てその意味が決まります。例えば ponerse は、以下の a.では「直接再帰」、b.では「間接再帰」
で解釈されます(puso は3人称単数・点過去)。
a. Pedro se puso pálido.(ペドロは青くなった)「直接再帰」
b. Pedro se puso el sombrero.(ペドロは帽子をかぶった)「間接再帰」
次の文の comerse は a.では「強意・転意」、b.では「一般」で解釈されます:
a. Pedro se come todo el plato.(ペドロはペロッと一皿を平らげる)「強意・転意」
b. Se come bien en este restaurante.(人々はこのレストランで美味しく食べる(=このレス
トランは美味しい))「一般」
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また、Ahí se vende el libro. の se vende は「一般」の解釈をすれば「人々がそこで本を売って
いる」となり、「受身」の解釈をすれば「そこで本が売られている」になります。もっともいず
れの解釈をしても「本を売っている」具体的な人間がぼやけている、明確に言うのを避けてい
るという点に違いはありません。
2. 責任回 避 の se
日本語で「私がお皿を割りました」と「お皿が割れちゃったんですが…」の違いはどこにあ
るのでしょうか。前者は「私」が皿を割るという行為に積極的に関わっていることを表わすの
に対して、後者は「私」がその行為に関わっているのではなく、むしろ自分の責任ではないこ
とを暗に述べていると感じられるでしょう。前者のスペイン語訳は a.、後者のスペイン語訳は
b. で、b. のような se の用法をここでは責任回避の se と言っておきましょう(rompí は1人称
単数・点過去、rompieron は3人称複数・点過去)。
a. Rompí los platos.(私がお皿を割りました)
b. Se me rompieron los platos.(お皿が割れちゃったんですが…)
形式は[Se+間接目的語+動詞の三人称+主語]で表わされます。この他にも次のようなもの
があり、いずれも「間接目的格代名詞」で表わされる人とは無関係に「動詞で表わされる動作」
が生じていることを表わしています。
Se me ha ido el apetito.(すっかり食欲が失せてしまった)
Se le va a caer el pañuelo.(ハンカチが落ちそうですよ)
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