店 頭 プ ロ モ ー シ ョ ン C A S E M E T H O D 東洋水産 初挑戦で初栄冠に輝く 今年の夏に開催された 「マルちゃん焼 そば、再発見! 夏のディスプレイコンテ スト」において、企業賞のスーパーグラン プリを受賞したのは、㈱リオン・ドールコー ポレーション (福島県会津若松 マルちゃん焼そば、再発 見! 夏のディスプレイコンテスト 企業賞 スーパーグランプリ ㈱リオン・ドールコーポレーション (福島県会津若松市) 食の提案で地域に貢献 ㈱リオン・ドールコーポレーションは、福 島県の会津地域を中心に、新潟や栃木 県の3県でスーパーマーケット48店舗を 展開。メーンとなる会津地域は、高齢化と 人口減少が続いている。 「人口 と比較して、競争が激しい地域 市/小池信介代表取締役社 である」 と佐々木氏。 そのために 長) である。同社は、 このような 同社では、食の提案での地域 全国規模のディスプレイコンテ 貢献を行っている。海に面して ストには、いままで参加したこと いない内陸である会津では、昔 がない。商品部デイリー部長の から乾物や保存食を中心とした 佐々木正樹氏は「信じられない 食であった。 そのような昔から親 ほど、 うれしい」 と受賞の喜びを しまれている商品はそのままに、 語ってくれた。 さらに、生鮮食品を打ち出し、 メ 今回の参加にあたっては、本 ニュー提案とともに、新しい食 部から各店には、 2つの指示し の提案を行っている。幅広い品 か出していない。ひとつは、必須 揃えで、おいしい食の提案があ の「マルちゃん焼そば」を中心 にディスプレイを行うこと。ふた つ目は、お客さまからの支持が高 「夏のマルちゃん祭り」 をテーマに売場を展開。 「焼そば」対「冷し中華」 というアプローチで購買 喚起を促進している。オリジナルPOPを多数作成し、 ディスプレイすることで楽しい売場が構成さ れている (新津店) 食の提案とともに、楽しい買物ができる売 そば」の売上を、 さらに伸ばすための売場 場を顧客に提供できたことは、同社の施 づくりにチャレンジすることであった。商品 策とも合致。 しかも、同社26店舗が参加し 部デイリーバイヤー和日配担当の髙橋俊 たことで、 より多くの顧客への波及効果を 洋氏は 「並べておけば売れる商品を、 さら 得られると同時に、その参加店数の多さ に活性化させる取り組みなので、難しい のために各店から売場写真が送られてく るたびに、 「各店に自由に任せて良かった」 入口正面に、 マルちゃんのキーカラーである黄色と赤で構成さ れた、 インパクト十分な売場が出現。オリジナルPOPやオリジ ナル映像、 メニュー提案の「オム焼そば」 と、楽しさと情報が盛 りだくさんの売場展開 (白根店) が受賞につながるという結果も生んだ。 また、 「受賞により、外部からの高い評 価を得たということで、各店のスタッフの モチベーションが高まったことも大きい」 と (佐々木氏) と感じるようになった。 佐々木氏。 しかも、各店で売場づくりを担 オリジナルPOPをはじめ、各店がアイ 当したのが、パートスタッフであることにも キャッチ効果や購買喚起を目的とした演 驚かされる。普段からPOPや、売場づくり 出、仕掛けを売場に用意。焼そばメニュー を任せていることが、開花したといえる。 提案などの情報提供によって、新たな需 今回のコンテスト参加は、売上アップを 要喚起の促進を行った店舗もあった。 はじめスタッフのモチベーションアップ、顧 その結果、 「マルちゃん焼そば」の売上 客に喜ばれる売場づくり、 そしてメーカー が、前年同時期の対比で130%と伸び た。売場づくりで、売上アップができること との差別化を行っている。 今回、本コンテストに参加したことで、 いロイヤリティ商品である 「マルちゃん焼 チャレンジだ」 と感じていた。 しかし、応募 る地域密着型店として、競合店 との良好な関係構築と、 さまざまな副産物 商品部デイリー部長の佐々木正樹氏 (右) と、 商品部デイリー バイヤー和日配担当の髙橋俊洋氏 (左) を得ることができた。 「コンテストの参加 売上、 モチベーションアップをはじめ さまざまなメリットを実感! は、大きなメリットがある。参加しない理由 を再認識させられる結果となった。 が見当たらない」 と実感した佐々木氏と髙 橋氏は、今後はコンテスト参加を積極的 に行っていきたいと意欲を語ってくれた。
© Copyright 2024 ExpyDoc