│補聴器特集│脳と耳の新習慣 │ リオン㈱ 医療機器事業部 開発部 補聴器開発三課 に開発したものだ。毎日使う みに応えるべく、同社が独自 換がわずらわしい」という悩 る。 「 小さなボタン電池の交 せ回路」機能が搭載されてい ても正常に作動する「おまか スマイナスどちら向きに入れ 聴器には、ボタン電池をプラ えています」 もまた、私たちの責務だと考 関わり続けていくこと。それ を通じて、お客様の聞こえに なフィッティングの支援など 間と訓練が必要です。継続的 て使いこなすには、やはり時 「補聴器を『耳の一部』とし の三上敦史氏は話す。 ーザーサポートにあたる同社 を際立たせやすくなっていま ラスは従来よりも母音の特徴 全ての段階において、 お客様に補聴器を 使い続ける気持ちになって ける気持ち』になっていただ に出会い、 『 補聴器を使い続 「お客様がぴったりの補聴器 ポートに取り組んでいる。 共有し、息の長い聞こえのサ オネット補聴器の販売店とも て明文化。全国に展開するリ ィッティングポリシー』とし 先ごろは企業文化として引 き継いできたこの理念を『フ 関係性づくりに力を注ぐ。 活用に不可欠であると考え、 サポート」すべてが補聴器の えを手に入れてもらうまでの 補聴器を提案し、快適な聞こ 補聴器フィッティングの オンは七十年以上にわ たって日本の補聴器文 補聴器だからこそ、こうした フィッティングとは一般的 に補聴器を装用する前の聞こ リオンが掲げるフィッティ ングポリシーは、さらに進化 す。子音だけでなく母音もは 最優先します。 リ 気配りが生きてくる。 えの調整作業を指すが、同社 した補聴技術の研究開発にも っきり聞こえやすくなれば、 えています」 いただくことを 化を支える国産の補聴器メー カーである。製品の開発から 販売後のフィッティングのフ ォローまで気にかけ、 「 補聴 器を長く使い続けてもらう」 ために心を砕いてきた。 同社の製品を手に取れば、 その思いの深さが分かる。例 また、ユーザーが補聴器を 購入した後にも、フィッティ では「お客様の生活環境やラ えばほとんどのリオネット補 ングのフォローなどで積極的 イフスタイルに合った最適な 私たちは、 に関わっていく。リオネット リオネット補聴器の フィッティング ポリシー 補聴器の販売店と協力し、ユ した画期的な補聴器だ。 つながっている。日本人の聞 日本語の聞き取りが改善さ 言語に比べて母音の役割が大 「そもそも日本語は、欧米の こえに寄り添った補聴器を開 を生み出した。 「SSS Sp くという。 今後は、SSSスピーチプ ラスの精度に磨きをかけてい クトル・シェイピング スピ ーチプラス ) 」を搭載し、日 「聞こえを通じて、難聴の方 く。 姿勢は、これからも続いてい 合い続けてきたリオン。その 創業以来一貫して、日本人 の聞こえの改善に真摯に向き いきます」 る。そんな補聴器を目指して ケーションを楽しむ一助とな が社会とつながり、コミュニ 本語の聞き取りやすさを強化 eech+(サウンド・スペ 機種 「リオネットプレシアⅡ」 れ、自然な会話に役立つと考 きい言語。SSSスピーチプ 発したい。その姿勢が、最新 ユーザー視点で 製品を進化させる くために、すべての過程で力 補聴器をずっと使い続けてもらうために──。 今年6月に72周年を迎える国産補聴器メーカー、 リオンの信念が 「リオネットプレシアⅡ」 を生み出し、アフターケアにもつながっている。 を尽くしていきます」 リオン「リオネットプレシアⅡ」 開発に携わった同社の森本 隆司氏はこう説明する。 日本人の聞こえに寄り添って72年 「補聴器を使い続けたい」 という 思いを支え続ける 森本隆司(もりもと・たかし)
© Copyright 2024 ExpyDoc