集積回路工学研究室について ~研究室と研究内容の紹介~ 木原崇雄 研究室の概要 • 目的 • デジタルRF技術(無線機能をデジタル信号処理で 行う)を確立させ、様々な無線規格に対応できる CMOS送受信機(トランシーバー)を実現する • 分野 • CMOS集積回路(アナログ、デジタル)設計 • 無線システム設計 • 現状 • 研究室の環境整備が完了(9月中旬) • 卒研生4名(1名:大学院進学、3名:回路設計とは 異なる企業に内定)が、卒業研究に取り組み中 携帯電話(通信部)のブロック図 011010 101011 110100 100101 アンテナ デュプ レクサ パワー アンプ トランシーバー (送受信機) ベースバンド プロセッサー (モデム) アプリケーション プロセッサー トランシーバーの役割: アナログの高周波信号(数GHz)をデジタルのベースバンド 信号(数MHz)に変換する(受信)、または逆を行う(送信) 研究室の目指す方向 A/D変換器 DSP D/A変換器 従来のトランシーバー • 多数のブロックで構成 • 無線通信規格や半導体製造 プロセスに合わせて開発 開発コスト、開発時間の増大 目指すトランシーバー • A/D、D/A変換器、デジタル 信号処理(DSP)回路で構成 • デジタル制御で、様々な規 格に対応 開発コストの削減、開発時間 の短縮 研究室内の様子 • 5号館2階東側 • パソコン(1台/人)、サーバー(Web、DNS、LDAP, File)、 ワークステーション、プリンター、机、椅子 • 回路設計ソフト(Cadence社、Synopsys社など)、数値 計算ソフト(MATLAB/Simulink) ゼミの時間割(14年度前期) 時限 月 火 水 1 通信デバイス系全体 2 集積回路研全体 5 (集積回路研全体) • 金 個別 個別 3 4 • 木 集積回路研全体 集積回路研全体ゼミ • 「アナログCMOS集積回路設計」の解説、問題演習 個別ゼミ(大学院進学者対象) • 「RFマイクロエレクトロニクス」の解説 ゼミの時間割(14年度後期) 時限 月 火 1 システム設計 集積回路研全体 2 3 4 水 通信デバイス系全体 回路設計 5 • • システム設計ゼミ • 「デジタル通信-基本と応用-」の解説 • MATLAB/Simulinkの使い方 回路設計ゼミ • 「RF Microelectronics, 2nd」(原文)の解説 • 回路設計ソフトの使い方 木 金 研究室で身につくこと • 主に修士卒業時 • 業界標準ツールを用いた回路設計技術 • スペクトラムアナログなどを用いた回路測定技術 • 英語論文を読みこなす能力 • 学会等での発表技術 まとめ • A/D、D/A変換器とDSPでCMOSトランシーバーを実現 する(デジタルRF技術の確立) • 集積回路や無線通信システムに興味がある人 • 詳しい情報はホームページに記載 http://www.oit.ac.jp/www-ee/server/iclab/
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