No.93 2014/01/15 飲み過 過ぎ注意報発令中!! !! イッキ飲みや強要は厳禁 厳禁! 急性アルコール中毒の症状 症状と対処法 忘年会や新年会など楽しいイベントの続くこの季節 季節です。 少量のお酒は、気分をリラックスさせる効果があるので があるので皆さんで楽しくお酒をたしなむのは“ノミュニケーション ノミュニケーション”というくらい人と人との心の通 じ合いにつながります。しかし、お酒はエタノールという はエタノールという化学薬品そのものです。血液中や脳の濃度が一定 一定になると確実に身体に害がありま す。ですから、未成年は絶対に飲んではいけません んではいけません。成人した人でも身体に優しい飲み方をしてください。 。 ◇アルコール中毒とは 胃や小腸に吸収されたお酒は、血液中に入って全身 全身に行き渡ります。血液中のアルコール濃度が最高になるには になるには 30 分~1 時間かかりま す。ゆっくり飲んでいれば「酔い」のサインを感じながら じながら飲めますが、イッキに飲むと「酔い」を感じる前にお にお酒が全身に回って、お酒に強い弱 いに関係なく気づいたら深酔いし、昏睡状態になってしまいます になってしまいます。それがさらに進むと呼吸が麻痺し、死に に至ってしまうのが急性アルコール 中毒です。急性アルコール中毒の原因は短時間 短時間で大量にお酒を飲むことです。そして最も危険な な飲み方はイッキ飲みです。アル コールをイッキ飲みするのは「自殺行為」に に等しく、イッキ飲みを人に強制するのは「殺人行為」 」に等しいものです。イッキ飲み は極めて危険ですから絶対にしてはいけません いけません。 ◇二日酔いとは 体内に吸収されたエタノールの80%以上は は下の図のように分解され、アルコール脱水素酵素(ADH ADH)によって分解され、アセド アルデヒドになります。このアセドアルデヒドには このアセドアルデヒドには毒性があり、頭痛、吐き気、頻脈(胸がドキドキする がドキドキする)などの不快な症状(悪酔 い)を起こします。二日酔いは、翌日にも体内 体内に残っているアセドアルデヒドによる不快な症状です です。特に、二日酔いの最中は、ア ルコールの利尿作用により体内の水分が排出 排出され脱水傾向になっており、また、肝臓でのアルコール でのアルコール分解には糖分も必要なので、 スポーツドリンクなどで水分と糖分の補給が が必要です。 ◇日本人の44%は、お酒が が飲めないかお酒に弱い体質の人 アセドアルデヒドを分解する力には、個人差がとても大きいことがわかっています。アセドアルデヒド アセドアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きは 遺伝子の型のよって決まっています。練習してもこの してもこの体質は変わりません。自分の体質を理解して して、理性的な行動でお酒をたしな んでください。 ・活性型(NN 型)ALDH の活性が安定している している。→いわゆる「お酒に強い人」のタイプ。お酒による による肝障害などはむしろでやすい のです。飲めるからといって飲みすぎは禁物 禁物。 ・低活性型(ND 型)ALDH の活性は NN 型の1/16→いわゆる「お酒は弱い」または「ほどほどに 型 ほどほどに飲める程度」のタイプ。遺伝子 で決まっているので強くなろうと くなろうと思っても無理です。適量を守りましょう。 ・不活性型(DD 型)ALDH の活性はない。「 。「アルコールは飲めないタイプ」ノンアルコールの飲み み物を楽しみましょう。 日本人は44%もの人が ND 型か DD 型です。 。人に無理にお酒を勧めることは「傷害」です。 ましてや「「イッキ飲み」をさせることは「殺 人行為」ともいえることを冷静に理解しましょう しましょう。 エタノール → アセドアルデヒド →→ 酢酸→CO CO2、H2O ALDH1 ADH ALDH 2 ADH:アルコール脱水素酵素 ALDH1:アセドアルデヒド脱水素酵素 脱水素酵素1(やや弱い酵素) ALDH2:アセドアルデヒド脱水素酵素 脱水素酵素2 (強力な酵素)
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