計算機数学演習 A 2014.4.25. 数式処理ソフト Risa/Asir のプログラミング. 課題プリント 関数の定義 1. 引数で与えられた 2 つの変数 A, B について, A を B で割り算した商を返す関数 quo(A, B) を書け. さらに, B が 0 だった場合には, B == 0 と表示して何も返さないように作れ. 2. 引数を N として, 級数 1 + 1 1! + 1 2! + ··· + 1 N! を返す関数 e(N) を書け. さらに, 返される値を小数に直すようにせ よ. (例えば, eval(1/3*exp(0)) のような命令を用いればよい.) 3. 引数 A, B, C を受け取り, 2 次方程式 Ax2 + Bx + C の実根がいくつあるかを返す関数を書け. 4. 引数 A, B, C を受け取り, 2 次方程式 Ax2 + Bx + C の根を返す関数を書け. (Asir では平方根 √ 2 は 2^(1/2) 乗の ように表す.) 5. 引数 N とし, フィボナッチ数列の第 1 項から第 N 項を表示する関数を書け. 6. 引数を X, N として, sin x 関数の N 次までの Taylor 展開の x = X での値を計算する関数を書け. 7. 引数を X, N として, cos x 関数の N 次までの Taylor 展開の x = X での値を計算する関数を書け. 8. 引数を X, N として, ex 関数の N 次までの Taylor 展開の x = X での値を計算する関数を書け. 9. 引数を X, N として, arctan x 関数の N 次までの Taylor 展開の x = X での値を計算する関数を書け. (arctan x = ∑∞ n−1 x2n−1 k=1 (−1) 2n−1 ) 10. 上で定義した関数とマチンの公式 π 4 1 = 4 arctan 15 − arctan 239 を用いて, π の近似値を計算せよ. 11. 2 つの正数 a, b の算術幾何平均 M (a, b) とは, 次のように定義されるものである. a0 = a, b0 = b, ak+1 = √ ak +bk , bk+1 = ak bk と定義するとき, 数列 {ak }, {bk } の共通の極限を M (a, b) と定める. すなわち, M (a, b) = 2 limk→∞ ak = limk→∞ bk . 引数 A, B を受け取り, その算術幾何平均を計算する関数 m(A,B) を書け. (Asir で平方 √ 根 2 を表すには, 2^(1/2) のように書き, 値を評価するには, eval(2^(1/2)) とすれば, 小数の値を返してくれ る.) グラフィックスの取り扱い 1. 関数 y = x3 + x + 1 を描画せよ. 2. 関数 y = sin(x) を描画せよ. 3. 半径 1 の円に内接する正三角形を描画せよ. 4. 引数 N を受け取って, 半径 1 の円に内接する正 N 角形を描画する関数を書け. 5. 次のパラメータ表示のグラフを書け. (リサージュ曲線) x = sin(5t), y = cos(7t) (0 ≤ t ≤ 2π) 6. 次のパラメータ表示のグラフを書け. (双曲線関数のパラメータ表示) x= ex + e−x , 2 y= ex − e−x 2 (0 ≤ t ≤ 2π) 7. 次のパラメータ表示のグラフを書け. x = 31 cos(t) − 7 cos( 31 t), 7 y = 31 sin(t) − 7 sin( 31 t) 7 (0 ≤ t ≤ 14π) 17 t), 7 y = 17 sin(t) − 7 sin( 17 t) 7 (0 ≤ t ≤ 14π) 8. 次のパラメータ表示のグラフを書け. x = 17 cos(t) + 7 cos( 9. 次のパラメータ表示のグラフを書け. 1 1 x = cos(t) + cos(7t) + sin(17t), 2 3 y = sin(t) + 1 1 1 sin(7t) + cos(17t) 2 3 (0 ≤ t ≤ 2π)
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