タイ教育省視察団がつくば市で視察

タイの教育者が日本の学校を視察
つ く ば 市 の 最 先 端 の教 育 に 感 嘆
視 察 団団 長の ワ ラー ポン ・ プッ ク パン ヤ ー ク
ン部長
授業で生徒と一緒にタブ
レットを見るワラーポン
部長=並木中等教育学校
育でそれぞれの責任を果たしている。実際の教育現場を
見ることができてとても有意義だった。タイと日本の交
流をもっと深めていきたい」と感想を話していました。
平成27年2月20日
児童たちが取り組む「つ
くばスタイル」の学習を
熱心に見入る視察団一行
=春日学園
日本の教育視察のために来日しているタイ教育省の視
察団は19日、全国でも最先端の取り組みをしている茨城
県つくば市の学校を訪問しました。
訪問したのは、小中一貫教育で世界的な評価を受けて
いるつくば市立春日学園(片岡浄校長)と茨城県内で初め
て中高一貫教育を実現し国際教育やサイエンス教育に力
を入れている県立並木中等教育学校(中庭陽子校長)の2
校です。また、一行は2つの班に分かれて筑波宇宙セン
ターと筑波美術館の施設も視察しました。
春日学園は、国内外から年間1200人の視察があるほど
で、小中一貫教育での実践は世界トップレベルの内容を
展開しています。
タブレットコンピューターを使った「つくばスタイル」
の授業や電子黒板などを使った指導、学校や家庭でも勉
強ができる「つくばオンラインスタディー」
などのシステムも視察しました。
並木中等教育学校では臼井平八郎県議
も駆けつけ「タイの教育者に茨城の教育
の一端を見てもらいたい」とあいさつ。
同校ではニュージーランドやマレーシア
に生徒を派遣し、国際的な人材育成にも
取り組んでいます。英語の授業では生徒
たちが日本の食べ物や習慣などを英語で
紹介し、オリジナルの手作りの風呂敷を
プレゼントしました。
視察を終えてワラーポン部長は「学校の教育の理念に
感銘を受けた。教師、生徒、家庭、地域の全ての人が教
並木中等教育学校を訪問した一行
筑波宇宙センターでは宇宙服を体験