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キッズおもちゃ・えほんサロン
奥田順子
イベントでは保育や、おはなし、又あそびやおもちゃの専門家の講師のかかわりにより、
充実した時間を持つことができたのではないかと思われます。参加者が少人数であること
が多く、一人ひとりの要求に答えながらおはなしを進めることもできた。えほん・パネル
シアター・エプロンシアター・口演童話・紙芝居など参加者に合わせ、又参加者の希望に
答えながらゆったりと、時には気に入ったおもちゃで遊び終わるまで待つなどの対応をし
ておはなし会を進めることもありました。
手作りおもちゃに関して、乳児には母親が作って鳴らしたり、動かしたりして子どもに
提供し、笑顔で係わる母親に子どもも応えて親子で楽しげに遊ぶ姿が見られました。2 歳く
らいになると自分でやりたがり、カラービニールテープを納得ゆくまで巻きつけるなど、
集中して作り上げ、それを部屋中転がし活発に遊ぶことができました。
両親と来ていた子の父親が『親から離れて話を聞いたり手作りおもちゃに一人で長い時
間、集中している姿を初めて見た』と感心していましたが、部屋に入れず、親の影に隠れ
るようにしていた子もお話は気になるようで、おはなしを一つ終えるころから、少しずつ
おはなしの部屋に入って来られるようになる姿もありました。
おはなしの会
(1)絵本
0 歳~:言葉の繰り返しや動作の真似をして楽しむ。保護者の膝で見聞きする。
1,2 歳:簡単なストーリーを楽しむ。保護者の膝で又は保護者と共に見聞きする。
月齢
絵本のタイトル
絵本の内容
0歳
ぴょーん
いろんな動物の跳び方を真似て楽しむ。かたつむりが頑
張っても跳べなく「だめ・・・」で、全員ががっかりす
る表情がかわいい。
くっついた
誰と誰が、何処をくっつけるか、言い合いながら、ペー
ジをめくり、真似してたのしむ。「おかあさんとわたし
が」でおかあさんもにっこりとわが子にほっぺがくっつ
いた。
いないいないばあ
それぞれの絵本で「いないいないばあ」と言いながら、
どうぶつのキャラクターを楽しみながら見聞きできた。
「ばァ!」と声を出してにこにこ顔も見られた。
だるまさんが
誇張された、だるまさんの絵を見ながらリズムにあわせ
て体を左右にゆすり、だるまさんの面白い動作を真似て
みる。膝のこどももおかあさんが「びよーん」と高い高
いをしてくれて「きゃっきゃっ」と歓声が上がったりし
ていた。
おおさむ こさむ
可愛い動物の絵を見ながら、わらべうたを歌ってページ
をめくっていく。「おしくらまんじゅう」ではおかあさ
んも歌ってくれ、「おされてなくな!」で、膝にいる赤
ちゃんをぎゅっと抱きしめたりした。
1,2
どんどこももんちゃん
歳
おむつをしたももんちゃんを身近な存在、又は自分に置
き換えて絵本を楽しむことができる。どんな困難な道も
乗り越えて、ゴールはおかあさんのところ、だれもが納
得してほっとした表情を見せてくれる。
ぞうくんのさんぽ
ゾウくんが出会った動物を背中に乗せて散歩、
「ぞうく
んはちからもちだねえ」
「うん、うん、ぼくはちからも
ち」を繰り返しながら動物を言い当てて楽しくページ
をめくっていく。
ぞうくんのあめふりさん
雨降りでも水の中でも楽しいぞうくんの散歩が繰り広
ぽ
げられ、
「あっ!ぞうくんが浮いた!」
「ゾウくんが泳い
だ!」など皆でサプライズを喜び合った。
はらぺこあおむし
日曜日に生まれた青虫が月曜日から食べる物にも興味
津津、土曜日の大量食べ物に驚きあきれ、お腹が痛くな
ったあおむしに同情する子も。大きなさなぎにびっくり
し、生まれた大きなカラフルなチョウに皆歓声をあげ
た。
たまごにいちゃん
たまごの殻から顔を出しながらたまごから出たくない。
つまりおにいちゃんになりたくない。たまごの特権を維
持したい。弟や妹ができた子のちょっと複雑な気持に共
感できる子もいるのでは、殻から出たたまご兄ちゃんに
みんなほっとし納得の笑顔を見せてくれた。
いないいないばああそび
顔を半分隠した動物を言いあてながら、仕掛けをたのし
み、「いないいないばあ!」といいながら、見ることが
できた。
おおきなかぶ
かぶをひっぱってくれる人達を皆で呼んで「うんとこし
ょ...」の掛け声にも参加してたのしみながら皆でお話
を進めていくことができた。
(2)パネルシアター
タイトル
内容
おはながわらった
歌にあわせてチューリップとたんぽぽの花が
揺れて、にっこり、見ている親子もにっこり、
たんぽぽの綿毛が飛んだり、チョウがとんでき
たり、その都度歓声が上がっていた。
どうぶつひろば
どうぶつひろばに次々集まる動物の親子、鳴き
声で表現、その都度、みんなで鳴き声を言い合
い、動物が増えるごと、鳴き声を最初から繰り
返し楽しんだ。
まんまるちゃん
いろんな色、いろんな大きさの○が何の動物に
なるのかを当てることを楽しんで進めていっ
た。「くま」
「きつね」「ぱんだ」など、こたえ
てくれる子やお母さんも、リズムに合わせて体
をゆすっている親子も見られた。
てをたたきましょう
パネル上に登場した、ゆらゆら手足を動かしな
がら、手をたたいたり、泣いたり、笑ったりす
るおさるさんの愉快な動作を、歌を聞きながら
楽しんだ。
(3)エプロンシアター
タイトル
内容
はらぺこあおむし
はらぺこの小さなあお虫、大きくなったあお
虫、大きなさなぎから生まれた大きなきれいな
チョウの立体人形をエプロンの舞台で歌いな
がら、表現した。ちいさなあおむしが大きなあ
おむしになったところや、さなぎの皮を脱いで
出てきた大きなきれいなチョウにお母さんの
ほうが、歓声を上げていた。
(4)手作りおもちゃ
名称
上段:作り方/下段:遊び方
げこげこカエル
紙コップに開けた穴に曲がるストローを差し
込みストローを上下させ蛇腹の部分でカエル
の鳴き声をだす。
簡単にカエルの声が出せる、音を出しながら声
を出したり、歌に合わせて音を出したりして楽
しんだ。
ピコピコ動物
太さの違うストローを
手を付けて
組み合わせて動物の
ストローを動かすとピコピコと
手が動く
親がピコピコとやって見せると真似して手を
動かしたりした。
ひらひらチョウ
アイスステイックに付けたスポンジに羽を付
けチョウが止まると羽が閉じる様に製作。
チョウの羽をゆらゆらさせながら、子どもの体
などに止まらせ、棒を押さえると羽がとじるこ
とを楽しんだ。
ころころ棒
ラップの芯にカラービニールテープを巻きつ
け装飾する。
転がして、模様が回転する様を喜ぶ。1本の棒
をもう 1 本で転がして遊んだり細い棒を太い
棒の中に入れたりして遊びが広がる。
オーボール
チラシを細長く何重にも折りたたんで棒状に
して、球状に組み、ボールを作る。
ボールとして投げたり転がしたりして遊ぶ。網
状で指が入り、赤ちゃんでも容易に持ったり転
がしたりできる。