「人質殺害事件」と中東情勢をめぐって

「人質殺害事件」と中東情勢をめぐって
「イスラム国」による日本人その他の人びとの誘拐・殺害事件に大きな衝撃を受け、深
い悲しみを感じています。
犠牲となられた方がたのご冥福を心からお祈り申し上げます。
当会では亡くなった後藤健二さんとはご一緒に仕事をする機会はありませんでしたが、
戦地の人びと、とりわけ子どもたちに寄り添い、誠意を尽くした取材・支援の活動とその
業績には深い敬意を払うものです。
またシリア、イラク地域とその周辺で起きている事態、こうした事件が起こるようにな
った背景についても、深い憂慮の念を持っております。これ以上戦争と破壊がこの地をみ
まうことに、強く反対し、暴力によるのではなく、国際社会が一日も早い解決のために努
力することを望みます。
当会では、
1.これまで通り中東地域での戦争と人権侵害に苦しむ子どもたちとその家族の支援を続
けます。現場での 30 年近い経験を活かし、市民の視点からの支援活動を続けることが当会
の目的であると考えています。
2.国籍を問わず現場で活動する当会スタッフや関係者の安全を優先して最善の活動方法
をとります。
3.日本国内では、アラブ世界を理解するための活動を続けます。
4.日本の市民が恐れや不安から、アラブ人あるいはイスラム教徒などへの差別や偏見を
増長させることがないよう強く訴えます。同時に、テロ抑止を名目にした海外での戦争や
邦人保護のために、日本社会が武力行使への協力などの手段を選ばないよう求めます。
2015 年 2 月
特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン