ドイツにおける動物園動物での高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8)

平 成 27 年 1 月 13 日
動
物
衛
生
課
【OIE 情報】ドイツにおける動物園動物での高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8)の
検出について
ドイツ連邦共和国 メクレンブルク・フォアポンメルン州における動物園動物での高病原性鳥イ
ンフルエンザウイルス(H5N8)の検出について、OIEへ報告(続報5)がありましたのでお知らせ
します。
なお、本発生に伴う新たな検疫対応はありません。
ドイツからの家きん及び家きん肉等の輸入については、2012年12月にドイツで低病原性鳥インフ
ルエンザ(H5亜型)が確認されて以降、輸入停止措置が講じられております。
【出典】
OIEウェブサイト:2015年1月9日付け
http://www.oie.int/wahis_2/public/wahid.php/Reviewreport/Review?reportid=16928
(OIE情報は更新・差替えが行われる場合がありますので、出典元も併せて御確認下さい。
)
【概要】
・発生数:1件(続報5)
・血清型:H5N8亜型(高病原性)
・発生日:2015年1月7日
・臨床徴候あり
・OIEへの報告日:2015年1月9日
【発生状況】
・発生場所:メクレンブルク・フォアポンメルン州 ロストクの動物園
【動物種】
【飼育羽数】
【症例数】
【死亡数】
【淘汰数】
シュバシコウ※
496
3
3
39
※White Stork:Ciconia ciconia(Ciconiidae)
・本動物園では85種496羽の鳥が飼育されている
・感染した鳥種はシュバシコウ
【疫学情報】
・感染源:不明又は調査中
・シュバシコウを含む39羽は、2015年1月8日に淘汰され、適切に処理された
【対応】
・野生宿主のコントロール
・施設等の消毒実施
・隔離
・部分淘汰
・国内における移動制限
・ワクチン接種禁止
・スクリーニング
・患畜を治療対象としない
・ゾーニング
1
【と畜数】
【診断】
・診断施設:Friedrich Loeffler Institute(国立研究所)
・診断法:リアルタイムPCR:陽性(2015年1月7日)
【ドイツにおける高病原性鳥インフルエンザ(H5N8)の発生状況(2014年11月以降)】
メクレンブルク=フォアポンメルン州
・2015年1月7日
デンマーク
動物園動物(シュバシコウ)
・2014年11月17日
野鳥(カモ科・鳥種不明)
・2014年11月4日
ポーランド
肥育用七面鳥
オランダ
ニーダーザクセン州
・2014年12月20日
ベルギー
肥育用あひる
ドイツ
チェコ
・2014年12月15日
肥育用七面鳥
ザクセン=アンハルト州
フランス
・2014年12月20日
オーストリア
:家きんでの発生
スイス
:野鳥等での検出
野鳥(マガモ)
(参考情報1:2014年以降家きんでH5N8亜型高病原性又は低病原性鳥インフルエンザが確認された国・地域)
・韓国(高):2014年1月16日~2014年7月25日、2014年9月24日~
・日本(高):2014年4月12日、12月15日~
・米国(高):2014年12月16日~
(低):2014年4月14日
・中国(高):2014年9月12日
・ドイツ(高):2014年11月4日~
・オランダ(高):2014年11月14日~
・英国(高):2014年11月14日
・イタリア(高):2014年12月15日
・台湾(高):2015年1月8日~
*日付は発生日又は検体回収日に基づく
*出典:OIE、韓国農林畜産食品部
(参考情報2:2012年以降のドイツにおける低病原性鳥インフルエンザの発生状況)
・2012年:1件(H5)
・2013年:10件(H5N1、H5N2、H5N3、H7N7)
・2014年:2件(H5N1、H5N2)
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