ロシアにおける野鳥での高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8)

平 成 27 年 1 月 5 日
動 物 衛 生 課
【OIE 情報】ロシアにおける野鳥での高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8)
の検出について
ロシアにおける野鳥での高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8)の検出について、2014 年
12 月 25 日付けで OIE へ報告(緊急報告)がありましたのでお知らせいたします。
【出典】:OIEウェブサイト(2014年12月25日付け)
http://www.oie.int/wahis_2/public/wahid.php/Reviewreport/Review?reportid=16826
(OIE情報は更新・差替えが行われる場合がありますので、出典元も併せて御確認下さい。
)
【概要】
・発生数:1件(緊急報告)
・発生日:2014 年9月 25 日
・OIE への報告日:2014 年 12 月 25 日
・血清型:H5N8(高病原性)
【発生状況】
・発生場所:サハ共和国
【動物種】
ベラヤゴラ
【飼育羽数】
【症例数】
【死亡数】
【淘汰数】
【と畜数】
1
0
1
0
ヒドリガモ※
※Eurasian Wigeon:Anas penelope(Anatidae)
【疫学情報】
・感染源:不明又は調査中
・ロシア当局によるサーベイランスにより、狩猟された健康なヒドリガモの気管スワブからH5亜型
高病原性鳥インフルエンザが検出
・予備的な分析によると、HA及びNA遺伝子が現在流行しているH5N8亜型HPAIウイルスと一致してい
ることから、アジア太平洋地域および欧州で検出されているH5N8亜型HPAIウイルスと類似してい
ることが示唆された
・全ゲノム配列決定及び鶏における病原性試験を実施中
・ロシアでは、家きんにおいてH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されていない
【対応】
・感染源となる野生動物のコントロール
・スクリーニング
・患畜を治療対象としない
・発生に応じたワクチン接種を実施しない
1
【診断】
・診断施設:Federal Scientific Centre of Virology and Biotechnology "Vector",
Novosibirsk (国立研究所)
・診断法:ウイルス分離、PCR:陽性(2014年12月11日)
【発生地図】
ロシア サハ共和国
2014 年 9 月 25 日
HPAI(H5N8)
野鳥(ヒドリガモ)
(参考情報:2014年以降家きんでH5N8亜型高病原性又は低病原性鳥インフルエンザが確認された国・
地域)
・韓国(高):2014年1月16日~2014年7月25日、2014年9月24日~
・日本(高):2014年4月12日、12月15日~
・米国(高):2014年12月16日
(低):2014年4月14日
・中国(高):2014年9月12日
・ドイツ(高):2014年11月4日~
・オランダ(高):2014年11月14日~
・英国(高):2014年11月14日
・イタリア(高):2014年12月15日
*日付は発生日又は検体回収日に基づく
*出典:OIE、韓国農林畜産食品部
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