平成 26 年 12 月 24 日 動 物 衛 生 課 【OIE 情報】米国オレゴン州における高病原性鳥インフルエンザ(H5N8)の発生について 米国オレゴン州における高病原性鳥インフルエンザ(H5N8)の発生について、OIEへ報告 がありましたのでお知らせします。 なお、本発生に伴い、我が国は2014年12月20日付けで米国オレゴン州からの生きた家き ん及び家きん肉等の輸入を一時停止し、同日付けでプレスリリースを公表しております。 【出典】 OIEウェブサイト:2014年12月19日付け http://www.oie.int/wahis_2/public/wahid.php/Reviewreport/Review?reportid=16810 (OIE情報は更新・差替えが行われる場合がありますので、出典元も併せて御確認下さい。) 【概要】 ・発生数:1件(続報1) ・発生日:2014年12月16日 ・OIEへの報告日:2014年12月19日 ・血清型:H5N8(高病原性) ・臨床徴候あり 【発生状況】 ・発生場所:オレゴン州 ダグラス郡の裏庭飼育農場 【動物種】 【飼育羽数】 【症例数】 【死亡数】 【淘汰数】 【と畜数】 家きん※ 130 28 28 0 0 ※ほろほろ鳥、鶏、あひる及びがちょうを混合飼育する小規模の裏庭飼育農場 【感染源】 ・不明又は調査中 【疫学情報】 ・本農場は外界とアクセスが可能であり、通常野生の水鳥にさらされている ・発生した裏庭飼育農場は隔離下に置かれている ・米国農務省 動植物検疫局(USDA APHIS)及びオレゴン州農業部は、本発生に関する包 括的な調査を実施中 ・USDA APHIS 国立獣医研究所(NVSL)は、スワブ検体を用いた遺伝子解析により、H5N8 亜型の鳥インフルエンザウイルスと確定 ・予備的な結果によると、HA遺伝子の一部は、A/bean goose/Korea/H40/2014 (H5N8 HPAI)のHA配列と99.3%の相同性を示し、NA遺伝子の一部は、A/Baikal teal/Korea/H80/2014 (H5N8 HPAI)のNA配列と99.7%の相同性を示した ・HA開裂部位のアミノ酸配列は、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)と一致 1 ・全ゲノム配列の解析を実施中 ・APHIS及びオレゴン州当局による強化サーベイランスを実施中 ・オレゴン州におけるH5N8亜型のHPAIの発生は、小規模裏庭家きん飼育農場に限定してお り、商業用家きんは含まれていない 【対応】 ・隔離 ・ワクチン接種禁止 ・患畜を治療対象としない ・淘汰及び施設等の消毒を実施予定 【診断】 ・診断施設:国立獣医研究所 ・診断法:RRT-PCR、遺伝子配列確認:陽性(2014年12月18日) 【北米における高病原性鳥インフルエンザの発生状況地図(2014年11月以降)】 カナダ ブリティッシュ・コロンビア州 ・H5N2 2014年11月30日~12月16日 ブロイラー種鶏、肉用七面鳥 11件 米国 ワシントン州 ・H5N2 2014年12月10日 野鳥(オナガガモ)1件 ・H5N8 2014年12月10日 野鳥(シロハヤブサ)1件 米国 オレゴン州 ・H5N8 2014年12月16日 家きん※ 1件 (※ほろほろ鳥、鶏、あひる、がちょうを混合飼育) ※出典:OIE 2
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