年頭のご挨拶 新年明けましておめでとうございます。 皆さまには、平成 27(2015)年の輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。 さて、本年は未(ひつじ)年であり、「群れをなす羊は、家族の安泰を示し、何時までも平 和に暮らす=穏やかで人情に厚い」と言われています。まさに、「人の命」「人の人生」に 関わる、情に厚く、人の痛みの解る地域医療の担い手である専門職(看護師)に通じると 思います。 本校におきましては、奈良県内の地域医療を担う有能な看護師の養成をめざし、加盟病 院の皆さま方は言うに及ばず、多くの県民の皆さまから信頼され、注目される学校づくり に教職員一丸となって取り組んだところです。 おかげをもちまして、昨年2月の第 103 回看護師国家試験では、合格率で全国平均89. 8%のところ、本校は念願であった全員合格(100%)を達成しました。これもひとえに関係 皆さま方のご協力とご尽力の賜物と深く感謝をしております。 現在、我が国の看護を取り巻く環境は、急速な少子高齢化の進展、医療技術の進歩等大 きく変化しており、医療現場の安全と安心を支え、患者のニーズに見合った看護を提供す るという看護職員の役割は、ますます重要なものになっています。 一方、医療現場における医師、看護師をはじめとする人材の不足は、いまだ多くの課題 を抱え、奈良県においてもその例に漏れません。 そうした社会の要請を踏まえ、本校は、 「人間愛と人への気配り」を教育の基本理念とし、 科学的な専門知識と、経験から得られた技術をもとに、臨機応変に患者の状態に応じて対 応し、常に患者に寄り添い、患者の立場に立ち、患者を支える看護職員の養成に本年も努 めてまいりたいと思います。 最後になりましたが、皆さま方のご健康とご多幸を心から祈念し、年頭のご挨拶とさせ ていただきます。 平成 27(2015)年 元旦 奈良県病院協会看護専門学校 学校長 青 山 信 房 (社会医療法人平成記念病院 理事長・院長 青 山 信 房)
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