Title Author(s) Citation Issue Date Type 貿易志向型海外直接投資 : 小島理論の骨格 小島, 清 世界経済評論, 31(6): 31-39 1987-06 Journal Article Text Version publisher URL http://hdl.handle.net/10086/16681 Right Hitotsubashi University Repository 易 志 論 の 骨 島 教 清 授 ( 国際 基 督 教 大 学 ) 以下へ第 二節 では小島 理論 の基 。 命題を明らかにす る。第三 ・四節本 は'小島 理論 のい- つか の系諭 とで 際 への通用を試 みる。国際貿易と実 外直接投資 とを'同じ比較生産費海 の投資国'受入国 双方 への厚生効そ 分析も可能 になる のであ る 果 によ って統 一的 に基礎 づけ る こと説 櫨 めて重要 である。 それを小島 理は は展開し て いる のである。 このよ論 済 的 接 近」'「 要 素 賦 存 接 近」へ「 経 際分業論的接近」 、「 貿易志向的海国 直接投 資」 '或 はア メリ カ型 に対外 る 「日本型海外直接投資」な どです 9 8 3 ] 。 これら は直あ る [ Buc kJ e y,) の問題 の局面 の相違 に応じ て鋳造接 れた述語 であ るが'本質は同じもさ レディ ング学派を はじ め今 。日の と的 をな 鮮海 明外 な直 ら接 し投 め資 て論 みは た、 いそ のれ でを あ支 る 配 な貿易 ・投資 の統合理論 によ ってう じめて、海外直接投資問題 への マは ロ経済学的解 明が果 たしう るし'ク であ る。本稿 では、小島 理論 は 「の 小島理論 は いわば自然発生的 に こ 易志向的海外直接投資論」 であ る貿 を示す キ ャ ッチ ・フレーズ ですら色 つぎと変遷さ せて いるO 「マク ロ次 つぎ に分岐し累積し てき たために次 相互 に矛盾す る命題を含 んで いる' それもあ る ので、整理し てみる必 お が大 いにあ る。小島 理論 はそ の特要 小 向 型海外直 接投資 小 島 理 ならな い程 の劣勢 にあ る。 だが レに ィ ング学派 ( および世界) の人 々デ も はや、われわれ日本学派 の主張は 無視す る ことが許されな-な ってを る のであ る い こ の 「レ。 デ ィ ング 学 派 対 日本 派」 の論争 は主 に英文 でやりとり学 れ たため、不幸 にして日本 では余 さ 注目されて いな いよう であ る。そり で本稿 では'貿易と海外直接投資 こ 関す る いわゆる 「 小島 理論」なるに のの中核点を整理してみる ことにも 。 た るも ので'数 の上 からは到底勝負し 31 - I 貿 一 多国籍企 序業 ( MNC)や海外直 投資 ( DFI)の研究をめぐ って接 n る十 活 J o h H.Dunni n g)教' ダ ニング ( 数名 の優秀な学者授 を中心 とす ngか ら 成 る 「レデ ィ ング ( Readi 学)学 派」 は'多彩な出版 動に大 って'近年益 々そ の名声を高 めてよ り' この分野におけ る 一つの支配 お 理論を形成し つつあ る。 このレデ的 ング学 派 に対抗す るも のとし て 「 ィ 本学 派」 があげられるよう にな っ日 [ B ucktey,1985]. 日本学派は事た 上' 私と' コロラド州立大学 の小実 輝智教授 の僅 かに二人 の主張 から成 津 檎 タ ロ企業 の成長活動 の 7環とし て把 これら ミク ロビジスネ ス ・ _・アプ ロー た重要な課題 であ る [ Ko j i ma aロd 9 8 4;小島 1 9 8 5 第 二幸] 。 Ozawa,1 チ と、私 の マク ロ経済学的分析 とを いかに統合す るかは'別稿 に残され 即比較優 位原 理 える 「 国際 ビジネ ス: ・アプ ローチ」 であ る。 このミク ロビジネ ス経営学 の立場から小島 理論 へのいくた の コ メ ンIが海外 から与えられて いる。 二 ならば生ず るであろう)潜在的比 較生産費を目度 とし て、 ホス-国 - 小島 理論 の基本 命題 私 の海外直接投資論 は次 の基本命 の比較優位産業 ( =投資国 の比較 劣位産業)を選び、投資国 の比較 劣位産業 の企業 から経営資源がホ ス-国 の潜在的比較優位産業 へ移 転 さ れ (つま り 直 接 投 資 がな さ れ) れば'後者 に生産性改善効果 が生ず る ので'比較生産費差 は拡 大 され、より利益 の大き い貿易 が 性 H I 界的産業) であり' ホスト国 にお い て比較優位 にあ る産業 であ る。 そう いう産業 にお いて直接投資 が行われ る。そ の結果、 ホス-国 での生産費 ・・, ∼+'*'* ・ ・ - へ低廉化す る こと カ α 占 C・ が期待 される。そうなれば自国 は直 等し い生産費 の比率 になる桝商品 の なも のは いうま でもな-)比較優位 産業 へ直接投資す ると いう点 であ る。 点 で、両国 の生産費 ラ ンキング線を 重 ねあ わせたも のであ る。 右 と逆 に'ホ ス-国 の潜在的比較 そ こでDFIを導入しよう。図 の 劣位産業 へ直接投資す ると' どうな r∂' C、--産業 が自国 左側 のα' るであろう かO3: この産業 の生産性 ( 投資国 日本)の比較劣位産業 ( 醍 は若干改善 されてDFI利益 は生ず る。州貿易方向 とは相反す る方向 に 生産 改善 が生ず るので' つまり ホ ス-国 の輸入産業 の生産性を改善す る ので' そ の輸入と輸出 とがとも に 減少し、貿易利益も小さ-な る。 二 つの利益 は相反す る方向 に動-。 つ ng ま り相 反 ケー ス ( Swanpi t)と言 ってよ いのであ る。わ e f f e c れわれは これを' 「 逆貿易志向型D 商品の数量単位をとる) とし た'自 国 ( 日本) の生産費ラ ンキ ング線 で あ る。相手国 ではE =- E j線 ( 点線) のような- たとえばがは〇 ・五ド ルtJ qは三ド ルと いった-⊥土産費 FI」 と名 づけ たのであ る。 DFI原理 ( 第 二命題) は'す べ て動態的局面 に属す る ことがら であ るから図示はむず かし いが'図1が 理解を助け るであろう。 1- -線 は' 自国 のαから ∼ま での商品がす べて そ のよう に 100 円 で生産 できる ( 益 と'糾比較生産費 の指示する方向 に従う 易 の利益' この二重 の利益 を実現す る ことにな るのである。 こ 32 題 に 立 脚 し て いる [ Ko j i ma and Ozawa,) 9 8 4;小島 ) 9 8 5a第 二章] 第 1命題-自由貿易 の原理「 諸国 は'比較生産費 に従 って、 自国 の比較優位品を輸出し'代 り に比較劣位晶を輸入すれば、貿 易 利益 が獲得 でき'国 民経済 の厚 生 を極大化す る ことができる。 」 これは自由貿易原理そ のも のであ って、説 明を加えるまでもあるま い。 創造 され る。 」 いかなる商品を輸出し、他 のいかな これが 「( 順)貿易志向型DFI」 る商 品を輸 入す る か の貿 易 の方 向 であ るO これは何 DFIによるホ ス ( パター ン) が'比較生産費 ComI -国 の企業能力'生産関数'生産性 の改善 と いう利益' つまりDFI利 れを両利益 の相乗 ケー ス ( r ei コf or ? ラ ン キ ング線 であり'それを為替相 場 ( たとえば 1ド ル= 700円) と pa r at ivecos t s( 同じ こと だが'比 較 優 位 Co mpar at i veadvant age s ) きことに注 の指 示す る方 向 で あ る べ 目し ておきた い。 ng effect ) と い ってよ い。強調す i べきは、ホス-国 の潜在的 ( 顕在的 貿 第二命題-海外直接投資 ( DF I) の原理「( 直接投資を両産業 に導入した l I t 一 ・ ・ . 一 貿易志 向型海外直接投資- 按投資前よりも、より安 い価格 で' より大量 の輸入ができるよう にな る よ り 低廉な生産費 で生 ( 海外調達 of f s h oresourci ng) 。ホ ス-国 では t ( c y a /cxa) bC x・ ) < ( Cy/ ここでの仏 は直 接 投資進出後 のβ 国 での∬財生産費 であ る。企業進出 & の輸出価格 は 一・二五㌦ であ る。 だ のツ財生産費 は lF″であ ったが、そ が生産性を改善す る ので Cx・ <Cxb 数字例を かり て説明す ると、A国 煩を いとわず、数字例をあげ て解 明を繰返し てみよう。 いまCは生産 費、 α' ∂は二国' ガ、 クは二商 品 に反しA国 でのズ財生産費 は二ドルで から二五% の利潤 が得 られる。 これ 財 の生産 に特化す る。 (Cya/ Cxa) < (Cyb/ ( ) ) を表すものとす るC比較生産費 が次 のごとく であ ったとしよう。 ( 6 ) (S L\ $ 2)\ ( 雌) 5 0 \ 産 できるよう にな ったから、十分な と仮定 され て いる。数字例 では' た とえば次 のよう にな るとす るO ) Lルであ るO だから ズ財 の生産を続け < あ る のに'そ の 輸入価格 は 一二 一 五 75) となり、直接投資前 の二五% つま り 六 % つま り ( 雌) 2 5-哨75)\ 噸75 な いならば、β国 ∬財 の利潤率 は六 もし交易条件 が仙式 のまま で変 ら ¥ Cxb) 以上 が 「 比較生産費 と比較利潤率 ( 哨) 25I雌1 0 0 )\ 雌) 00 よりも大 き-なるoLたが ってβ国 ズ財 の生 なる. β国 では同様な生産調整 が、 ズ財生産 に特化し' ツ財生産をやめ ると いう方向 で行われる。 ∬財生産 はやめられ輸入す る こと に れば損失 ( 負 の利 潤) に陥 る ので' 数 字例をあ てはめると、 L 5 0 / これが私 のいう ( 順)貿易志向的 = t ( Y t 利益 の得られる価格 で'より大量 に 輸出す る ことができるよう にな る。 0 0) ¥ 1 ( 2) ($ l/ $ 2)/ 況 に従 って'A国 は ツ財を輸出し、 # /型海外直接投資 であ る。 ここで 接投資 は貿易を補完し ( 貿易 に代 す る のでな-)拡大させるよう に 働- のであ る。 ズ財を輸入するLt月国 はそ の逆 に で あ ったと す る。 この比較生産費 状 右とは逆 にt zt γ、 ズ-・ ・ ・ とい の対応命題」を例示し て いる。す な 直接投資 の結果へβ国∬財 の生産 産 と輸出 が大 いに刺激され拡大す る のであ る。 った自国 が比較優位をも つ- ツプ産 す る。貿易は均衡しておりへ輸送費 業 から、比較生産費状況 に逆行し て' も関税も存在しな いと仮定す る。両 直接投資進出す る のか'逆貿易志向 が最も利益 が大き いから であ る。比 費仏 が安-なる ので、その価格伽 も い らか下り'交易条件 がA国 に若 ( 7 ) (St. 25 / St1 0 0 )- く 潤率差をも たらす のであ る。したが 干有利 に転じたとしよう。すなわち、 と な る が' こ こ で 為 替 相 場 はt A国 ズ産業 からβ国 ∬産業 へ直接投 FIを導入しよう。さき の第 二命題 =海外直接投資原理にしたがう と、 カ ニズ ムにかな った行動な のであ る。 そ こでわれわれ のモデ ルの中 にD は ズ財を輸入調達す るコス- が低 下 域外調 するわけ で、DFIによる 「 三 三 % つま り ( 雌) 00-雌7 5 )\ を行う ことは' 正に市場 ( 価格) メ って'比較生産費 に従 ってビジネ ス 較生産費差 がそれに対応し た比較利 財 の相対価格♪ は、次 のよう にな る。 わち、 1国 は比較優位産業 に生産特 化し輸出す る のだがへそうす る こと ( 3 ) P= ( Pya\Pxa) = ここ でQ lは各国通貨 であらわされ た ( Pyb\Pxb) ∫-- よ り は い- ら か低 - な ろう 財 の絶対価格 であ る。数字例をあげ ると' こ の際、進出後 の生産費 は、t N.〆、 ( そう でなければ' ホ ス-国 で保護 措置がとられ ても、 ホ ス-国企業 の 的 =アメリカ型海外直接投資 であ る。 生産 に打ち克 ちえな い) 。し かし自 S L=峨1 0 0 であ るO 簡単化 のため不変生産費を仮定 し 資 が進出し て い-と、比較生産費 は 達」 の利益 が得られる。さら にこの ( 雌1 25\ 哨) 0 0) =). 2 5 こうな ると、β国 ∬財 の利潤率 は てお- ( この仮定を変 え ても主要な 結 論 に影響 はな い) 。そう す る とA り、仏式 から'次 のよう に変 る。 雌7 5に減少す る. だ がA国 にと って 国 は ツ財 の生産 に特化し、 β国 は ∬ (哨 4 () tI ( St. 25/ St.25 )1 2 5 \ 堀) 25) 国 の生産費 2' γ、 ∬・ ・ ・ -よりは高 -なる。 そう であれば、自国 の輸出 と いう貿易が'海外生産 に代替され るだけ でな-' コスト の節約 にはな らず、生産資源 の浪費 に陥 る のであ る。逆貿易志向的 DFIと称するゆ えんであ る。 - 3 3- 替\直 日 て用 いる場合 には'ツ財 の生産費 が じ であ ったとし ても'β国ツ産業 の 企業進出をし、保護された市場を確 の保護措 置 に誘引されてそ の背後 に 外直接投資 は、貿易 にと って代わ る 系論2 貿易志向的 ( 日本 型)海 代替的)も のではな-、貿易を補 保す ると いう性質 の直接投資 が多 い。 ( し たが ってこの種 のDFIは必然的 完し ( 補完 的) '創 造 し拡 大す るも 輸入財ガを'輸出財γの投入物 とし あげ る ことができな い。 これ が 「 逆 化し っつあ る限界的産業 ( 資源産業 のである。け だし、自国 で比較劣位 に貿易 に代替す る ことにな る のであ る。 を含 め) の企業 から海外直接投資進 ー)と通用 ( アプ リ ケイ シ ョン) が い- つか の重 要 な 系 論 (コ ロラ リ への改善 と要約 し てよ い) 、も って いは強化し ( これを優れた生産関数 た潜在的比較優位を顕現化Ltあ る たために十分 に顕現され て いなか っ 前節 で述 べた二 つの基本命題 から' 技術、経営 スキ ルなどが不足し て い を創造す ると いう意味 にお いて貿易 的 であ る 。 ホス -国からの新規輸出 外調達 ( of f shor es o亡rCi コ g)志 向 であ る。 日本型DFIは本質的 に域 市場 へ輸出す る) ことが利益 だから それを自国 へ輸入す る ( 或 は第三国 出をし、相手国 で低廉 に生産し て' 廉になる のであ る。 だからA国 によ 導き出 せる。 それらは貿易志向的 D 両国間 の比較生産費差を拡大し、貿 貿 易志 向的DFI の諸 性 格 るβ国 ∬産業 へのDFIは貿易志向 FIと いう小島 理論 の諸性格を 明ら 三 貿易志向的 DFI」 であ る。 これは 通常 ホ ス-国で採られる関税そ の他 生 産 費 (雌 140) は そ の 価 格 ( 雌) 2 5 )よ りも 高 いので'利潤 を 低下し、輸出 が拡大す ると いう利益 も得られる ことにな る。 このよう に'A国 にと って の 「 比 較投資優位」 はβ国 ∬産業 に投資す る ことであ る。β国∬産業 は川式 の 的であり'動態的貿易創出効果をも かにし て いる。 よう に比較生産費 が低廉 であ ったがt つ。 この種 のDFIは国際貿易を補 DFIによ って㈲式 のよう に 一層低 完 し拡大す るも のであ って'代替す -大きな利潤をも たらす わけ で'市 「 比較生産費 ( 優位)原理」 に立脚 場機構 の働らき と 一致す る のであ る。 し て確立す る ことができる。それ に る。そし て'貿易 は所与 の比較生産 た い) と いう動態的要因から生まれ では これは不可能 な ことに注意され 関数を相手国 に移植す る ( 貿易 だけ 資 の利益 は' かかるより優 れた生産 際貿易と海外直接投資 の総合理論を' を創出す ることにな る。海外直接投 易利益 のより大き い貿易を行う条件 のであ る。直接投資 が貿易 と補完的 ず る。 これらも貿易拡大的 に働ら- るとか いう 正 のブー メラ ン効果も生 るとか、 ホ ス-国 での国 民所得増加 に つれやはり日本 から の輸出 がふえ 資財そ の他 の日本 から の輸出 が ふえ から の海外直接投資進出 に伴 い、投 志向的 ( 貿易創造的) であ る。 日本 系論 - 小島 モデ ルによ って'国 よ って国際分業 の動態的再編成を 明 らかにす る ことができる。 費、投資 は創造 される比較生産費 と るも のではな い。 また、 この種DF けだし'貿易は所与 の比較生産費 ( Cya/ Cx a) < ( C y ・ / これに-ら べ'DFIがβ国 の比 Iは、DFIなき場合 に-ら べ'よ 較劣位産業 たるツ産業に向けられる に沿 って' 一国 の比較優位生産 に特 t 4 ( Y ( $ L 0 0 ) 投資国 で比較劣位 にあ るか劣位化し つつあ る限界的生産 から進出す べき であ るが'それは相手国 で'資本' 海外直接投資 の マク ロ経済的 アプ ロ ーチ が成立す る のであるO 系 論2 「 限界的産業」なる概念 いう違 いはあ るが'とも に比較生産 化しそれを輸出し'代りにそ の比較 であ るか代替的 であ るか の基本的 判 劣位生産を縮小しそれを輸入す る こ 費原理を判断 の基準 にす ると いう点 断事項は、あ-ま で、直接投資 が比 とによ って、静態的貿易利益を実現 にお いて' 一つの綜合理論 に立脚さ 較優位 に沿 って行 なわれ' ホ ス-国 す る。 これ に-ら べ海外直接投資 は' せる ことができる のであ る。 こう し の比較優位産業を スタートさせ、振 て'国際 経営 アプ ローチ とは異な る' 興す るかどう かにかか って いる ので あ る。 と、 どうな るであ ろう か。比較生産 費 は次 のよう にな る。 ( 8 ) Cx b ) た だ し Cy・ <CyB と仮 定 す る。 たとえば、 Y ( 9 ) 1/ $2)/ ( 0 / ]< ) Cた とえ交 易 条 件糾 が 式 と同 とす る - 3 4- - 貿易志向型海外直接投資 - あ る。 このアプ ローチ の方 が、多数 う。 「 比較的生産性改善優位」 の重 要性を軽視し てほならな いのであ る。 の要因を採り入れて、自国 と世界各 地 での 一商品生産 の コス-比較を詳 系論 4 DFI の マク ロ経済的接 小島 ) 9 8) .三 八 八 商 社 の役割 ( 九 〇真) が大きな関連をも って いる い ったも のを十分 に考慮 にとり入れ 日本 では開発途上国 に-ら べ労働集 比較生産費原理」 に立脚し 近 は' 「 て判断す べLとして いる。それゆえ だけ では不十分 であ って、そ のよう にして見出 される二商品 ( できれば を拡張す ることができ る。より 一般 約産業 は比較劣位化し限界的産業 に なると いった ことを念頭 にお いて い にt へクシ ャー =オリー ン ・モデ ル 多 数商 品) の コス-を 「 比率間 の比 中 でも' アセンブリとか特定部品 の 先行す る) 。 さら に、 一つの企業 の 答を理論的に示唆す るだけ であ る。 ラは比較生産費 だけ でなく 比較生 産要素賦存比率'比較要素価格比率' 経営学的 アプ ローチ による諸産業 の 「 比率間 の比率」と いう フォー ミ ュ ラを採用し て いる。 このフォI , , ,ユ で の同様 な 比 率 と比 較 す る と いう れを理解し測定す る ことは容易 では な い。 Ⅹ財を輸出し代りにY財を輸 社 ( およ び多国籍銀行)な のであ る。 日本型DFI の成立 に ついて'総合 企業を取扱 い対象 とし て いる総合商 う る のが'多数商 品'多数国'多数 る。 だが同じ労働集約的産業 の中 で が典型的 に示すよう に、少な-とも ことを評価しなければならな いO 系論 - 「 比較生産費 と比較利潤 的に 「 限界的生産活動」と呼 ぼう。 もへ大企業 はなお強 い比較優位を保 率」 フォー ミ ュラにあ てはめて最終 的 に判断し直す と いう のが'国際分 生産 と か の労 働 集 約 的 プ ロセ スが 企業 による コスト計算 が いっそう現 Ⅹ財を相対的 に安-生産 でき、 Y財 的企業」 にな る ( だから日本 の海外 直接投資 では中小企業 から の進出 が 「 限界的 セクシ ョン」 に陥り、そ こ から先 に海外進出す ることにな る。 比較要素集約度比率など のよう に' 実的号情報を与える。だがそれは部 分的分析 にすぎな いから、 マク ロ経 細 にやる ことができよう。 だがそれ つが'小企業は比較劣位化し 「 限界 の生産費比率を見出し'それを外国 二商品 ( できれば多数商品) 二回 モ デ ルを念頭 におき'自国 での二商 品 小島 9 8 5a七 三 率 の対応 命 題」 ︹ 業諭的アプ ローチな のであ る。 - 八 三頁︺ 。比較生産費 フォー - ユ 実際 に比較生産費 ( 現存な いし潜 在的な)を見出す ことは困難 であ る。 ラは'国際貿易 だけ でな-国際的要 素 移動と- にDFI の方向を指示す へクシ ャー -オリー ン ・モデ ルは回 る最も重要な原理である。しかしそ こう い った概念 の拡 張は私論 に初 め 貿易理論 の考 え方 の基礎 にな って い る のである。 入す るのは、外国 と-ら べ自国 で、 から存在したも のであ るがへ最近' いかえれば、 こう いう状況 の下 では、 は相対的 に高- つ- から であ る。言 さで計算す る ( 価格、 コス-'利潤、 本質的 に' 1企業 で生産される 一商 品を取扱う。す べてを絶対的な大き 第 二節 の数字 個 々のメーカーは、自己 のライ ン 益 があるから である ( 。同様 に、海外 の産 業 に だけ に集中し'他 のライ ンと の比較、 例 を参 照) アプ ローチを架橋す る必要を痛感す るO これに対して企業成長論や産業組 済的分析 による比較生産費 と いう形 織論な どの経営学的 アプ ローチ では、 に連結されねばならな い。 ここに両 内外国 の諸投 入財 コス-な ど) 。そ ルを移植し、輸出 ができるよう に比 直接投資し、優 れた技術 と経営 スキ を表し た い。 「 産業」 「 企業」 「セ a ) 9 7 9 六一 小沢輝智教授 ( Ozaw , -四頁) が詳細 に展 開された。賛意 クシ ョン」な どを 一括して 「 限界的 生産」と いえばよ-、す べてが同 1 の小島基本命題 の線上 に来 る ことは は盲目 になりがち であ る。自企業 の 比較生産費 への配慮などと い-点 で Ⅹ財を輸出し'Y財を輸入す る こと 明らかである。投資国 の限界企業 の して最小費 用で生産し最大 の利潤を 生産費と比較利潤率 の 「 対応庶理」 較優位を強 めてやる ことは、必ず や 利益 のあ る こと であ る。 これが比較 が'仲介貿易商にと って、 とも に利 へ技術を移転し'産業を移植す る こ 限界的生産活動 から発し てホス-国 拡大 のためt .本来適切でな いと ころ 経営学的 アプ ローチは 一企業、 一商 品 の分析 にとどまる部分均衡分析 で へも販売拠点やアセ ンブリ工場 の進 出をはかりかねな いO比較生産費と も たらす最善 の立地を見出す ことを ねら いとす る のであ る。 この意 味 で とは、両国間 の技術ギ ャ ップ がそう いう活動 にお いて最小 であ ることか ら、 やり易-効率的 であ ると いえよ - 3 5- 潤 は いささかも明示的 に取り入れら 枠組 の中 には'企業者 とか企業者利 私 の対応命題 の証 明はなお不十分 れて いな い ( 資本 に対す る報酬 と労 な のであ る。 いる ( Ge r os ki, ) 979: Pyun , ) 985) 0 [ Ko j i maandOzawa, ) 9 84 ] . かと いう のが、残された課題 であ る 接投資 の動態理論を いかに構築す る でありへ い- つか の コメ ン-を待 て はも 働 の賃金 が中 心 にな って いる) 。そ れを陽表的 に取り入れて'貿易'直 題 っと広い問題を含 だが この命 ち'海外直接投資 と いう のはまき に み、経済理論 の根本的改装を必要 と す る ことが自覚されてきた。すなわ 企業 の問題 であ る のに'経済理論 の つまり典型的な域外調達目的 の貿易 志向的直接投資 であ る。 この方 が、 も よ い) 。す な わ ち'D F I の主 要 ) 9 80 ︺ の示唆 す る よ う に 「 助産婦 d ︼ e y. であ る ( フ ィ ンド レイ ︹ Fi n 資源保有国 の資源ナ シ ョナリズ ムの 高揚 から みて'資源産出国 にと って な役割 は'労働、経営' マー ケティ ングな ど の訓練を通じて'先進国 の ︹ 小島 ) 9 81 第九章︺ 。 も つより優 れた技術を開発途上国 に (mi dwi f e) 」 の役 割 と い い直 し て も受け容 れやす いベターな方式 であ る。 応 用命題- 移転し、後者 の劣 った生産へ経営関 開発途上国 の工業化を促進す るDF Iは、次 の三点を配慮す べき であ る。 数をより優 れたも のに移行さ せる こ とであ る。 こう し てDFIは開発途 選択す る ことであ る。開発途上国 の いかなる技術を受入れるかを慎重 に 志向的 DFI」 であるC 上国 の工業化 のスターター であり教 師となる。そ の意 味 で' 「 経済発展 日本 型DFI の政策 課題 着実な経済発展 はDFIに助けられ ( ⋮ 111)企業進出 は'そ の合弁事業 だけ でな-、広-現地企業 の生産性 四 たがる生産 ・ 流通 ・販売 ・ 財務 の世界 垂直的 に統合して行なう。世界 にま た産業 の順序あ る ( or d eユy)設立' 技術 の順序あ る移 転 によ って着実 に ( -)開発途上国 にと って最も重 要なことは、 いかなる産業を、また 上述 の、貿易志向的 ( 日本型)D FI の基本命題と系論から、多くの 重要なDFIに関す る政策課題が導 的戦略 によ って膨大な独占的利潤を であ るから'開発 ・生産 の上流活動 に所有権をも つ必要 は必ず しもなく 域外開発調達' 日本 への輸入が目的 海外資 源を適正な価格 で いかに安全 に確保す るかが最大 の関心 であ る. これ に対し 日本経済 にと っては' 題 とし て'要約し てお こう。 獲得し て いる。 ねら いは当該産業 に 応 用命 題 - ︹ 小島 9 81 第 1 1章︺ 。 ついての独占的な いし寡占的な世界 支配 であ る。 だ産業 へと移 って い- ことを勧 めた 始 め'順次tより高度 の、手 の込 ん 普 及し、伝播効果 の大き い工業 から 最小 で'し たが って受入国 に容易 に と投資受入国 の間 の技術ギ ャ ップ が 働集約的産業'単純な技術 で、 日本 日本 が比較劣位 に陥り つつあ る)労 が潜在的 に比較優位をも つ (つまり 促進される。われわれは開発途上国 合 いなど の弊害を伴う から であ る。 ラクチ ュ7、熟練労働者な ど の奪 い な いど ころか'現地企業を圧迫した る こ ( ove r ・ pr e s e nc e) の非 難 を こう む や特定産業 に進出す ると、過剰進出 に多数 の外国企業 が 7時 に特定地域 e f f e c t )をも たねばならな い。 余り ルを教え込 み普 及させると いう ダイ ナ ミ ック な 波 及 効 果 ( s pi t t ・ Ove r って いけ るよう にへ技術 ・経営 スキ を高 め'現地企業者自ら新生産をや 製 ・販売など、多 - の下流活動をも き出 される。そ の い- つかを応用命 あり'典 型的 であ った。 つまり未開 プ ロダクシ ョン ・シ ェアリ ング ( 坐 ・ ( ︰ 11)開 発 途 上 国 へ. のDFI は い。 「 順次的産業移転」と呼 んでよ ヽ〇 し 応 用 命 題 - 日 本 の対 先 進 国 海外資源 の開発は、海外調達型DF 発地域 に開発利権 ( co n nesso iコ)を 産物分与方式) とか融資買鉱 と い, っ た 「 開発輸入-長期契約方式」 つま り 「非 出 資 方 式 non・ equi ty 「 教師 t ut or」 の役割 を果たすべき 得、完全 (一〇〇%)所有の直接投 で 多国籍企業 の capt iede v ve t opme nt ( 自社開発)によるも のがほとん 史をもち、垂直的統合企業 たる巨大 I の典型 であ る。第 一次産品 の開発 と貿易は、欧米先進諸国 では長 い歴 資を行な って'完全な自社支配 の下 で資源 の開発 ・採取をす る。しかも ar rangement」 で 足 り るとし たO り、不足勝ちな土地、イ ンフラ ス- とになる。右 の波及効果 が生 じ この上流活動 だけ でな-、運送 ・精 -3 6- 貿易志向型海外直接投資- ( 栄)投 資 に つ い て ︹ 小島 ) 98) 第 し て いるOすなわち、巨大MNCは とは同 一でな-次元が異なると理解 按投資論 と多国籍企業 ( MNC)論 能的統合 に近 いも のであ って'推奨 るが、 日本型 の方 が'市場 による機 MNC に対抗 できる唯 一の方法 であ 集団的多国籍海外事業活動を実現し て いる。 これ こそアメリカ型 の巨大 展を促進す る方向 に行 われた。 か つ 経済と の補完性を増しへそ の経済 発 変 動を十分 に考慮 に入れ' ホ スー国 は' ホ ス-国 と の比較生産費とそ の 本 のアジア開発途上諸国 へのDFI 一〇章︺。 ( -)鉄 鋼、家 電 製 品' と- に自動 車 な ど日本 の輸出競争力 ( そ の 一つ 一つは海外直接投資論 の オーバータイ ムに'繊維など労働集 世界中 に多数 の直接投資をばらまき に値す る。 ( 輸出自主規制)そ の他 の貿易障害 統合化す る ( MNC によ る市場 の内 対象 であ るが) 、 そ れ ら を 組 織 化' の強 い製品 に ついて、関税、VER が高ま ったとか、日米貿易摩擦を回 約的機械産業 へ、さらに鉄鋼、 ア ル 約的消費財産業 から'資本 ・技術集 避す るとか の理由 で'対米 ( 欧)直 小 応 用命題 - 実証分析 の結 果 ︹ j i ma1 985 bL 985C︺。東 良) 985aKo ことから余 分 の独占的な いし寡占的 本 のDFI のパター ンは 一つ }つ違 i za t i onと いわ れ る) 部化 i nt er na 利益を得 て いる。 そし て 「 市場 の内 ( -)アメリカ のDFIは' ど の た。しかし これらは'現地生産 が日 本 での生産よりも安- つ- のでなけ 部化」問題 の検討 が'今 日 のMNC っているし'違 った変化をとげ て い 接投資進出 が刺激され推進されてき れば成功しな いし、勧 められな い。 国に対しても'またオーバータイ ム およ び 東南 アジア向 け日 ・米 の直接 ミへ化学など装置型中間財産業 へと、 投資を'実証的 に比較検討してみる。 順次高度化し てき て いる。し たが っ て、 ホ ス-国 が違う のに応じ て' 日 けだしそう でなければ逆貿易志向的 達する こと、逆 にアメリカでの大型 産-供給 に見られるよう に)輸入調 ( OEM-相手先ブラ ンド による生 約 はもたらさな い 「 擬似規模経済」 得 ・増加 には役立 つが実質資源 の節 であ る のに、後者 は'私的利潤 の獲 の節約 に貢献す る 「 真正規模経済」 ( ︰ 11) それよりも' 日本 での小型 面規模経済 」と 「 商業的規模経済」 車生産 にアメリカ企業 が資本参加Lt の二 つに分類し た。前者 は実質資源 れて いる。それ故' 「MNC型DF と行動様式によ ってすべてが決定さ =カ のDFIはt MNC活動 の動機 産業 の順位でもある。 つまり' アメ 国籍企業 ( MNC)活動 のやり易 い て いる。 それら の順位 は寡占的な多 食品加 工などが大きな シ ェアを占 め る ユニフォー ムな パター ンで進出し より効率的 に貢献したと、判定 でき るのであ る。 の方が'アメリカ のそれに-らべ、 のGNP成長 に対 し' 日本 のDFI の 名 づける のにふさわし い。 貿易志向型 -発展志向型DFIだと る。 ホ スト国 と日本 の双方 にと って、 にも'金融、 石油'化学'自動車、 DFIにな-'生産資源 の浪費 に陥 論 の 7つの中心課題 とな っているo ( -) これ に対し私は'巨大MN cの実現す る利益 の源泉を、 「 生産 車、中型車生産 に ついて日本企業 が であ る ( 後者 の代表例 は-ラ ンスフ I」 と名づけ た い。 これに対 し'臼 るから である。 資本参加し輸入調達す ると いうよう ァー ・プ ライ シ ング'税金避難地、 1 構造 の変化 に対し、またそ と と思う。 マク ロ経済的海外直接投資 準 論 たる小島 理論 は'そ の ユニーク性 水 ( ︰ 1)右 の結果、 ホ スト国 の貿易 に、 お互 いに相手国 の比較優位生産 以上 に述 べた、 日本型海外直接投 の故 にへ ミク ロ経営的海外投資 の支 び 資 に関す る基本命題 とそれぞれ五 つ 配的理論 の立場 に立 つ'欧米 日 の、 結 の系論 と応 用命題は、私が これま で 五 外国 為替 操作 な ど であ る) 。 MNC まり擬似規模経済 の追求 に重心を置 きすぎ て いるとし た。 にや った、 かなり広範な研究 ・調査 とく にレディ ング学派から厳し い諸 は企業 の独占 ・寡占利潤 の増大'つ に投資す る 「 合意的相互投資」を や ることがすす められる。違 った部品 や コンポーネ ント の特化生産と相互 ( H n) 日本型DFI では、個 々ば の主要論点 の体系的要約とな ったか 応 用命 題 4 多 国 籍 企 業 の功 罪 調達 に ついて、同様 な ことがすす め られる。 多 数 の海外直接投資 が、総 の ら ら 合商社 の機能 を通じて組織化されへ ば 第 1二牽 ︺O私 は海外 直 ︹ 小島 1 98) - 37- コメ ン- を得 る に至 った。 小島 理 論 は これ ら コメ ン- と の交 錯 によ って の関 心者 によ って'小島 理論 がもう リ フ ァイ ンさ れ てき たとも 言え る。 ( ) 本 稿 を草 し たね ら いの 一つは' 内 外 一段 と再 検 討 さ れ発展 さ せら れ る こ とを期待 す る から に'外 ならな い。 18 2 ) ならびに小 ( 1)本稿は'Ko j i ma(9 島 ( )98)) 第 7 三 幸 を 基 礎 に し て い る が ' い- つか の加筆 、修 正を ほど こし たも のであ る。 - × Ko j i ma,K.a ndT.Oz a wa[ 1 9 8 5 ] ." 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" Gi a ntMul t i nat i ol l al Ko j i ma, Ki yo s hi[ 1 9 7 8 b] Co r p or at i o n s :Me r i t sa ndDe f e c t s : 'Hi t o t s ub a s hi J o ur nalo fEc o 7 Wmi c s , ( Fe br ua r y ) . ," Di r e c t For e i gn Ko j i ma,Ki yo s hi[ 1 9 7 8 C ] l l l Ve S t me l l tt ODe ve l o pi l l gCoun t r i e s : Thel s s u eof Ov e r Pr e s e l l C e , " mt o I s ub a s hiJ o u1 7 1 a lo f Ec o no mi c s( De c e mbe r ) . Ko j i ma,Ki yo s hi[ 1 9 7 8 d] ." J ap an' SRe s ou r c e i c , " Se c u r i t yandFor e i gnI n ve s t me nti nt h ePa c i f LB.Kr a u s eandHug h Pat r i c k,e d s . ,Mi ne r a l Re s o ur c e si nt h ePa c i f i cA7 , e a,Fe de r alRe s e r v e Ba nkofSa mFr anc i s c o. ] ." 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TheAl l ワ c a t i ono f Ko j i ma,Ki yo s hi[ 1 9 8 5 C e c tFo r e i gnl l l Ve S t me n tandl t sEvoJ apan e s eDir l ut i o ni n As i a, " Hi t o t s ub a s hiJ o ur nalo f Ec o・ no mT , ' c s , Vot . 2 6 , No. 2( De c e mbe r ) . Ko j i ma, K. a t l dT. Oz awa[ 1 9 8 4 a] . " Mi c r oan d Ma c r o・ e c o no mi cMod e l sofDi r e c tFor e i gnl nve s t i s , "Hi t o t s ub a s h iJ o ur 7 WI me nt : To war daSynt he s o fEc o I Wmi c s , Vol . 2 5 ,No. 1( J u ne ) . Ko j i ma, K. an dT. Oz a wa[ 1 9 8 4 b] . J a Pa n' S -3 9-
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