国立代々木競技場 11/6 18:30∼ オトコ・オンナの枠からハミダシて、虹の世界へ 講師:ブルボンヌさん(女装パフォーマー・ライター NHKラジオ「午後のまりやーじゅ」木曜パーソナリティー) 新宿2丁目のBARのママ、そしてテレビやラジオ、女性誌やサブカル誌のエッセイなどメディアでも活躍中のブルボンヌさん。20年以上に 渡ってゲイシーンの中心でオトコと女(装)の間を自由に行き来してきました。 「ブルボンヌさんの心は女性?男性?」 「男性として男性が好きなのか?女性として男性が好きなのか?」とよく聞かれるそうですが、はてさて、 そこにはどんな答えがあるのでしょう?「新宿2丁目」という場所で、様々な人を見つめてきたブルボンヌさんは、LGBTの世界には実に『色 とりどりな性』があると言います。LGBTとは何なのか。ブルボンヌさんに聞きます。 LGBTの社会運動を象徴するものに虹色の旗・レインボーフラッグがあります。この虹色はLGBTのコミュニティの多様性を表しています。 ブルボンヌさんの話を聞いて「男女」の枠組みを超えて、一緒に虹の世界を知ってみませんか? 1 1/13 18:30∼ 「カミングアウト」という壁 ∼当事者とその家族をめぐって∼ 講師:小林りょう子さん(LGBTの家族と友人をつなぐ会・東京世話人) 杉山文野さん(ハートをつなごう学校代表) 当事者が抱える重いテーマのひとつに「カミングアウト」の問題があります。カミングアウトを受けた親は、親族や周囲への負い目から「自分 の育て方の問題」に原因を見つけようとします。そして、カミングアウトしようとする側は、 「親に辛い想いをさせたくない」と考え、性的マイノ リティーである事をひとりで背負っている人も少なくないのが現状です。 杉山文野さんは、メディアや各地での講演会で性的マイノリティーの認知度を広める活動を行っている性同一性障害当事者。今では「ボク、元 女子高生です」と笑いを取り、颯爽としていますが、そこに至るまでには自分との、家族との、社会との葛藤がありました。一方、小林りょう子さ んは、10年ほど前に子どもから「性同一性障害である」とカミングアウトを受けました。今ではその子も女性から男性への戸籍変更を終え、 結婚もして、生き生きとした生活を営んでいます。今ではカミングアウトを受けた親の「駆け込み寺」ともいえる会の活動もされています。 子供の立場、親の立場からいちばん大切な「家族問題」を語ってもらいます。 1 1/20 18:30∼ 職場におけるLGBT∼孤立とセクハラをなくすには∼ 講師:村木真紀さん(虹色ダイバーシティ 代表) 東 由紀さん(野村証券(株)人材開発部ダイバーシティインクルージョン) 職場の「ダイバーシティ化」。昨今よく聞く言葉です。しかし、 「ダイバーシティ」は「多様性」のことと聞いたことはあるけど、いったい「職場の ダイバーシティ化」ってどういうこと?でしょう。性的マイノリティーを取り巻く社会環境は決して良いものだとは言えない現状があります。 「同 性間セクハラやLGBTへのハラスメントは、当事者が泣き寝入りをする場合が多く、ほとんど表に出ていません」と語る村木さん。 村木さんは大学卒業後、大手製造業や外資系コンサルティング会社に勤務の後、性的マイノリティー当事者としての生活実感とプロのコンサ ルタントとしての経験を生かし「性的マイノリティーがいきいきと働ける職場作り」を目指して活動を始めました。そして勤務先の会社での多 様性実現とLGBTアライ(アライアンス:支援者、この場合はLGBTに理解がある人)として様々な活動を行っている東さん。 お二人から、性的マイノリティーが真に働きやすい職場環境と受け入れる側の対応について学んでいきます。 1 1/27 18:30∼ シャレにならない当事者あるある ∼本当は困っています!学校・医療・住まい∼ 講師:柘植道子さん(一橋大学学生支援センター障害学生支援室 特任准教授) LGBT当事者のみなさん 外からは見えにくい存在の性的マイノリティー。 「いる」にもかかわらず、それを表明することはほとんどありません。それは子供の頃から「偏見 や差別」があることを感じずにはいられないから。学校・医療・住まいという生活の基本の場で、性的マイノリティーは何に困り、どう過ごして いるのでしょうか? 一方、当事者でない人は「些細な事」 「冗談」として『軽く言ってしまうこと』で、当事者を深く傷つけてしまうこともよくあります。 「そんな偏見や 差別のつもりではない」と思っていても、 「生活の場」での『認識のずれ』は、当事者の「生きづらさ」に直結します。LGBTを知る最終回は、 大学の学生相談室に長く勤務してきた柘植さんと、セクシュアリティも立場も違う当事者からお話しを伺います。当事者とそうでない人、双方の 認識のずれを埋める正しい知識と情報の必要性、そして理解と支援へとつながる社会を考えます。 マイノリティーが生きやすい世界は、誰もが生きやすい世界になる。そんな未来を一緒に考えてみませんか?
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