第3講 仮定法 <ポイント29> 過去形って何? 過去形・・・ (時間的・心理的)距離感を表すもの!! 動詞(客観的事実)の過去形→「時間的距離」を表す → 普段見慣れた「~した」という過去の意味。 助動詞(自分の気持ち)の過去形→「心理的」距離を表す →「もし~ならいいのになぁ」という仮定の意味。 <ポイント30>法は全部で 3 種類!! ① 仮定法・・・事実でないこと・あり得ないことを想像 今日の内容 ② 直説法・・・事実・あり得ること 仮定法♪♪ ③ 命令法・・・相手に命令する・要求する 命令法が V 原型で始まるのは命令する相手の「あなた」が省略されたから <ポイント31>仮定法って何? NG 仮定法=[if]節がついた文章 ⇒If it rains tomorrow, I go there. 「たとえ明日雨でも私はそこへ行く」 仮定法とは[助動詞の過去形]が使われている文章のこと!! →気持ちを表わす表現のこと If S+V, S+助V過去+V・・・もし~だったらなぁ I wish S could ~・・・~ならなぁ 気持ちが全面的に押し出される表現 <ポイント32>仮定法は全部で 3 種類 ① 今 今~ならば、今…なのに。 ② 過去 あの時~だったら、あの時…なのに。 ③ 未来 これから~だったら、・・・・・ <ポイント33>時制の復習 過去よりもっと過去 過去 ● 過去よりもっと前の過去⇒had p.p 現在 未来 <ポイント34>今:もし今~ならば、今…なのに。 If I had time, I could play with you. If I were a bird, I would fly to you. ※ If S+V の過去形/were ~, S+would/could/might/should+V 原形… <ポイント35>今:もしあの時~だったら、あの時…だったのに。 If I had studied harder, I could have passed the test. ※ If S+had p,p~, S+would/could/might/should+have p,p… <ポイント36>今:もしあの時~だったら、今…なのに。 If you had taken my advice then, you would not be in such trouble now. ※ If S+had p,p~, S+would/could/might/should+V 過去形… <ポイント37>これから:もしこれから~ならば、… ① ありえないと思うが、可能性が少しある場合「もし万が一~ならば…」 If I should win 10 million yen on a lottery, ~を貯金する I will s a v e it. (直説法) ・・・あり得る事 I would travel all over the world (仮定法) ・・・あり得ない事 please keep it a secret (命令法) ・・・V O C 本来、従属節が仮定法ならばその主である主節も仮定法でなければならない しかし仮定法未来のときは後ろに直説法、命令法も置くことができる。 ② まず絶対にあり得ないと思う場合=可能性ゼロの場合 If the earth were to disappear tomorrow, what would you do? <ポイント38>if の省略と倒置 倒置とは??・・・ (疑問文でもないのに疑問文形のもの) ① If Iwere a bird, I would fly to you. ⇒ WereI a bird, I would fly to you. V S →疑問文でもないのに疑問文形 If the earthwere to disappear tomorrow, what would you do? ⇒Werethe earth to disappear tomorrow, what would you do? V S →疑問文でもないのに疑問文形 ② If Ihad studied harder, I could have passed the test. ⇒HadI studied harder, I could have passed the test. V S →疑問文でもないのに疑問文形 ③ If Ishould win 10 million yen in a lottery, I would travel all over the world. ⇒ShouldI win 10 million yen in a lottery, I would travel all over the world. V S →疑問文でもないのに疑問文形 <ポイント39>~ならいいのになぁ 「今、~ならいいのになぁ」 ① I wish I were bird. <I wish+S+V 過去形> ② I wish I could speak French I wish I wish How I How I wish wish If only If only <I wish+S+could+V 原形> + 「あの時、~ならよかったのになぁ」 ① I wish I had practiced more. <I wish+S+had p,p> ② I wish I could have spoken French then. <I wish+S+could have p,p> <ポイント40>もし~がなければ、・・・なのに ① 「もし(今)~がなければ、(今)…なのに。」 If it were not for music, our life would be boring. =Were it not for music, our life would be boring. =But for music, our life would be boring. =Withoutmusic, our life would be boring. ② 「もし(あの時)~がなかったならば、 (あの時)…だったのに。」 If it had not been for his advice, I might have died. =Had it not been for his advice,I might have died. =But forhis advice,I might have died. =Withouthis advice,I might have died. ※ With~, S+would~ ⇒もし~だったら… +α なんで[but for]で書き換えができるの?? もともと古典英語では、倒置の文 were it not for ~が存在していました。 しかし、were it は仮定法の倒置の際に必ず出現するため、なくても通じ るということで省略されるようになります。その後、not for~という表現 が生まれ多様されるようになったのです。現在ではこの表現は存在しませ んが、but for はここから派生したものと言われています。 <ポイント41>仮定法の慣用句 ① 「まるで~みたいに」 ⇒<as if S+V 過去形> He speaks as if he were a king. ② 「まるで~だったみたいに」 ⇒<as if S+had p,p> He behaved as if he had never met me before. ③ 「そろそろ~してもいいときだ」 ⇒<It’s time/about time/high time S+V 過去形> It’s time you married, isn’t it? どれもまだ「起きてな い」 →現実とは異なる 心理的距離のニュアン スで過去形にする!! <ポイント42>if のついていない仮定法 NG 仮定法:if が使われている文章 →仮定法=助動詞の過去形が使われているものをさす 以下の 5 パターンを抑える!!! With を使ったパターン ① →Without(もし~がなければ)の反対のイメージ toV の仮定用法 ② I would have been happy to see him, but I didn’t have time. 実際には会っていない→事実でないこと仮定法 Otherwise の利用 ③ [otherwise]さもなくば・・・事実でない(=仮定法) ④ 主語の中に仮定法が含まれる If he were a Frenchman, he would describe the scene. →A Frenchman, he would describe the scene. ⑤ 仮定を表す表現が省略されている →文脈で判断(仮定法→助動詞の過去形) <ポイント43>仮定法の知識整理 ① 「法」とは・・・直接法/仮定法/命令法 ② 仮定法の基本・・・今/あの時/これから →自制のズレと助動詞の過去形 ③ If の省略と倒置 ④ 仮定法の慣用表現(If it were not for~や I wish~など) ⑤ 隠れた If プラスα 入試で狙われるのは? 原則⇔例外 「例外」の例 ① 「あの時~だったら、今・・・なのに」ミックス仮定法 ② 後ろに直接法/仮定法/命令法の全てが来れる万が一の should ③ If の省略と倒置 ④ 隠れた If
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