アバタを用いた対人インタラクションシステムの構築

平成25年度 第1回人ロボット共生学シンポジウム
A01班 公募研究班
アバタを用いた対人インタラクションシステムの構築
Construction of interpersonal interaction system using an avatar
岩井 儀雄 鳥取大学
Abstract:
人間とコンピュータ間のコミュニケーションにおいて対人インタラクションにより社会的な交流を円
滑化し,ユーザに安心感や愛着を与えることが可能であると考えられる.本研究では,アバタを用い
た対人インタラクションシステムとして実画像アバタを用いたビデオコミュニケーションシステムと
CGアバタを用いたAR案内システムの構築を行う.
In a communication between computers and humans, an interpersonal interaction can give
users a sense of safety and an affection to the system. In our research, we construct a video
communication system using a real image-based avatar and a navigation system guided by a
CG avatar using augmented reality (AR) technology.
実画像アバタを用いた
ビデオコミュニケーションシステム
CGアバタを用いたAR案内システム
アバタを実画像で実現
WoZ法で適切な
アクションを実現
インタラクティブな動作を行う
CGアバタをAR技術で実現
システム構成
事前取得した
実画像データベースから
姿勢が近い画像を選択
利用者の外観
利用する姿勢情報
本システムの概観
CGアバタの動作例
実画像アバタデータ
の画像補間
(動きの滑らかさを実現)
• 通常時
• 案内時
歩行・挨拶・待機時のしぐさ
喜怒哀楽などの感情表現
進行方向指示・案内対象への指差し
対話時の利用者に対する視線
CGアバタによるインタラクティブ案内
部位ごとに分割された補間画像
システム評価実験
実画像アバタとの会話実験(手を挙げる・頭をかく・
首を傾ける・お辞儀をする・膝を叩くなどの動作を含む)
20代大学生14名
(男性11名女性3名)
M:男性アバタ(提案)
W:女性アバタ(提案)
V:ビデオチャット
S:音声チャット
T:テレノイド
A:CGアバタ
実験環境
会話満足度評価
プレゼンテーション 追随心理を考慮した
(屋内環境)
道案内(屋外環境)
本研究は,MEXT科研費(24118705)の助成を受けたものです