「惣菜製造業」が外国人技能実習制度の技能実習2号に

「惣菜製造業」が外国人技能実習制度の技能実習2号に
平成 27 年 4 月 1 日付けで、
「惣菜製造業(惣菜加工作業)」が外国人技能実習制度の技能
実習2号移行対象業種になりました。
これにより、当協会の正会員の企業におかれては、技能実習生の受入期間が1年だった
ものが、3年まで延長できることになります。
(ただし、実習生が技能試験に合格すること
が条件です。)
今後のスケジュールとしては、2号への移行のための試験を、試験実施機関である一般
社団法人日本惣菜協会は、準備ができ次第始めたいとの考えです。この技能試験を受ける
には、事前に、公益財団法人国際研修協力機構への届け出が必要です。
また、一般社団法人日本惣菜協会は、
「惣菜製造業」の承認に合わせ、技能試験等の説明
会の実施や、実習実施機関(受入企業)のためのガイドラインを作成し、普及・啓発して
いく予定です。
これに合わせて、当協会としては、技能試験の実技試験の試験監督官の要件に食品微生
物検査技士の1級及び2級が該当するようになるよう、1、2級の通信講座に製造工程の
内容を追加し、そのためのテキストの改訂を検討しています。
今回追加された「惣菜製造業」は、
「惣菜加工作業」として、以下の定義に合うものです。
【惣菜加工作業の定義】
○和風惣菜、洋風総菜、中華総菜、野菜サラダ等の各種惣菜加工品の他、米飯類、調理麺、
調理パン等の惣菜と主食を組み合わせた複合加工食品を製造する業種であること
○製造機器において、連続式や大型機、小型機を複数台、別途機器仕様規定に基づく機器
を揃え、半工業的に大量生産可能な食品加工を行う業種であること。
○作業として、食肉類、野菜・果物類、米穀類、その他、その乾燥品等の食材原材料にし
た処理・加水又は調味料等を加え、炊く、茹でる、揚げる、炒める、煮る、焼く、蒸す、
合(和)えるほか、生鮮野菜等のカット・殺菌処理等を機械的に行い、惣菜加工品として
即食できるように、混合・成型・整え等の最終調理加工を衛生的に行えること。
また、営業許可の種類でいえば以下のものが該当します。
調理業 飲食店営業
製造業 めん類製造業、そうざい製造業、そう菜半製品製造業
処理業 食品の冷凍又は冷蔵業(冷凍食品製造業が含まれます。)
平成 27 年 4 月 1 日
公益社団法人日本べんとう振興協会