平成26年度 昭和中学校の学校経営方針 1 学校経営の基調 「平成26年度大分県教育委員会の重点方針」及び「平成26年度佐伯教育事務 所重点目標・行動計画」並びに佐伯市教育委員会の「佐伯市長期総合教育計画『さ いき“まなび”プラン 2012』」及び「平成26年度学校教育指導方針」に基づき、 人権尊重と男女共同参画の基本理念の下、主として次の5つを基調として平成26 年度の学校経営方針を策定する。 (1) 生涯にわたる学習の基盤を培うため、生徒一人一人がふるさと弥生を誇りに感 じ、 「知・徳・体」のバランスのとれた生きる力をはぐくむ教育活動を実践する。 (2) 各教科の学習では、基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得しつつ、活用す る力をはぐくむ学習指導の充実を図る。 (3) いじめなどの問題行動の未然防止と早期発見・早期対応に努めるとともに、生 徒一人一人が存在感や充実感が味わえる「仲間づくり」や生徒指導の充実を図る。 (4) 日頃から学校や学級の取組状況を積極的に発信するなど「学校の見える化」に 努めるとともに、地域や保護者からの願いや意見等の情報をしっかり受け止める ことにより、学校内外に開かれた信頼される学校づくりを推進する。 (H26 ~ H27 県教委指定「目標協働達成モデル校」) (5) 学校の教育目標達成に向けて当たり前のことが当たり前にできるように、様々 な問題解決にスピード感をもって対応し、教職員一人一人による組織人としての 自覚の下、チームとしての力が発揮できる学校づくりを推進する。 2 めざす学校の姿 <めざす生徒像> ①知・徳・体の調和のとれた生徒 ②自尊感情をもち、互いのよさや違い を認めつつ、協力し合う生徒 ③先を見通して自分で決め、行動でき る自立した生徒 <めざす教職員像> ①自らを高め、自ら変わろうとする 柔軟性ある教職員 ②時を守り、場を清め、礼を正す教 職員 ③チームの一員としての自覚の下で 行動し、信頼される教職員 <めざす学校像> ①落ち着いた環境の中で、確かな学 力や体力が身に付く学校 ②「チーム昭和」の組織力が発揮で きる学校 ③生徒や保護者の願いを受け止め、 信頼される学校 <行動指針> 「地道・徹底」(生徒) ○意味:自分にもできること、当たり前のこと、小さなことでも徹底してやり切り、身に付 けること。地道に徹底して繰り返し、習慣化することがより良い成果につながる。 ていしようかんび 「低 賞 感 微」(教職員) ○意味:相手に対して低姿勢で 人を賞賛し -1- 感謝の気持と 微笑みを忘れずに。 3 学校の教育目標 確かな学力と体力を身に付け、感性豊かで、 自立する心と協力する心をもった生徒の育成 4 重点目標 ○重点1:確かな学力と体力の定着 ○重点2:感性豊かで自立する心と協力する心の育成 ○重点3:学校の組織運営体制の確立 重点 目標 1 確 か な 学 力 と 体 力 の 定 着 達成指標 ① H27 年度の国・ 県の学力調査及 び今年度の市の 評価規準診断テ スト(1 年)で各 平均を上回る。 重点的取組 ①学習規律・学習習慣 の確立 ①研究主任を中心に全教職員は、毎 時間、昭和中の「授業に関する4 つのJ」を繰り返し、授業規律を 徹底して指導する。 ②学級担任と教科担任は、生活ノー トと自主学習ノートの点検など、 「学びの手引」を活用し、家庭学 習の習慣化を図る。 ③学年主任・学級担任は、朝学習 【8:00 ~ 8:10(漢字、教科ドリル)、 8:10 ~ 8:20(読書)】の取組状況を 把握し習慣化の指導をする。 ②メリハリのある一時 間完結型授業の定着 ①教科担任は、毎時間、「目標」「練 り合い」「まとめ」と「言語活動」 を位置付けた「わかる授業」の工 夫をする。 ②教科担任は、毎時間、板書とノー トが連動する指導を徹底する。 ④全教科担任は、学期に2回程度、 互見授業を実施する。 ③学習意欲・態度の喚 起 ①学級担任、教科担任はノートにコ メントを載せるとともに、より良 いノートを積極的に展示し、周り の生徒への啓発と意欲喚起を図る。 ④健康・体力づくりの 推進 ①体力向上担当者と生徒会担当者は 連携し、体力づくりや運動が好き になるための「1校1実践」を企 画・実施する。 ②運動部ごとに、運動メニューを決 め、部活動に積極的に取り組む。 ③学級担任と保健主事(養護教諭) は連携し、学期に1回程度、「早寝 ・早起き・朝ご飯」の状況把握と、 個別に家庭と連携する。PTA と協 働し「弁当の日」に取り組む。 ②定期テストの平 均点6割以上 (70 %)、平均点 4割未満(10 %) ③体力テストの7 割の項目で国又 は県平均を上回 る。 ④生徒アンケート により「運動や 外遊びが好き」 「自分の体力が 向上していると 実感する」と答 える生徒の割合 8割以上 取組指標 -2- 重点 目標 2 感 性 豊 か で 自 立 す る 心 と 協 力 す る 心 の 育 成 重点 目標 3 達成指標 ①地域や保護者、 生徒や教職員に 対するのアンケ ートにより、肯 定的な回答の割 合が8割以上 ・郷土への関心 ・自立しようとす る態度 ・協力しようとす る姿勢 達成指標 ①学校、分掌、教 職員個人の目標 が連鎖している 実態(100 %) 学 校 の 組 織 重点的取組 取組指標 ①ふるさと弥生のよさ を知り、誇りと自信 をもつ豊かな感性の 育成 ①進路指導主事、学年主任、地域協 育担当者は地域コーディネーター と連携し、年間数回、キャリア教 育の一環として職業講話や職場体 験学習などを実施し、ふるさと弥 生のよさに触れさせる。 ②小中連携担当者、中高連携担当者、 地域協育担当者は小中連携や中高 連携の取組をはじめ、地域の「ひ と・もの・こと」を活用した体験 活動を取り入れる。 ②自尊感情をもち、自 己決定できる自立す る心の育成 ①生徒指導主事を中心に全教職員は、 毎朝、あいさつ運動を行う中で声 かけや心がけを行い、その場に応 じたあいさつや言葉遣いなど、コ ミュニケーションの大切さを指導 する。 ②道徳教育推進教師を中心に学級担 任は道徳の時間を確保したうえで、 体験活動と連動させた生命の尊さ や人の痛みがわかる道徳教育を実 践する。 ③清掃指導担当者、学級担任をはじ め全教職員は、毎日、黙掃指導を 徹底し、効果と課題を指導に生か す。 ③互いのよさと違いを 認めつつ、協力する 心の育成 ①人権教育担当者と学年主任・学級 担任は連携し、体験的参加型人権 学習の手法をとおして、人のよさ や違いを体験的に理解させる。 ②学年主任や学級担任は、「ほめる」 ことを心がけた生徒理解に努め、 生徒同士が協力し問題解決に向か う一体感ある学級や学年の仲間づ くりを行う。 重点的取組 ①心の通った(芯の通 った)チームでの実 践の日常化 ②教務主任をはじ めとした分掌の 主任等を中心に 連携・協議して 取り組んでいる -3- 取組指標 ①全教職員は、日々実践の中で、一 人で抱え込まず、同僚や先輩、上 司にまずは相談し事を進める。 ②教務主任をはじめ分掌の主任等は、 必要に応じて又は定期的に、「分掌 会議」をもち、基調提案や分掌目 標の進捗等のすりあわせを行う。 ③全教職員によるコミュニケーションの下、 「報 告・連絡・相談」を日常化し、主 任等の分掌の担当者はその情報を 運 営 体 制 の 確 立 実態(90 %) ③「学校の見える 化」に関する肯 定的な実態 (80 %) ・保護者の意識 ・学校関係者の意 識 ・地域住民の意識 集約しておく。 ②初期対応の徹底 ①全教職員は、日頃から、自分自身 に関すること、生徒に関すること の緊急時の連絡方法などの対応に ついて、イメージしておく。 ②特に、教務主任や学年主任、生徒 指導主事は、関係職員に対して対 応の方法を伝達しておくとともに、 有事の際は校長・教頭へ速やかに 状況を報告する。 ③積極的な情報発信と 情に沿った丁寧な説 明 ①各分掌の担当者は、学年通信や学 級通信、学校HPなどをとおして、 定期的に、学校内外へ積極的に情 報を発信する。 ②全教職員は、地域や保護者からの 願いや意見等の情報があった場合、 しっかり受け止め、情に沿った丁 寧な対応や相談に努める。 ③学校の教育目標達成に向けて、学 校・家庭・地域が協働して取り組 むための組織・体制づくりをする。 4点セットの見方・考え方 ★学校の教育目標達成のため、全教職員がエネルギーを集中して取り組む重点です。 ★重点目標の達成状況を測る「ものさし」であり、可能な限り数値化します。 ★重点目標達成につながる重点的な取組です。 ★重点的取組の具体的内容です。 ・後に、取組状況を把握する内 容でもあります。 ・誰が何をどの程度の頻度で行 うかで記述しています。 重点 目標 達成指標 重点的取組 取組指標 ○今年度の学校評価(学校自己評価、学校関係者評価)と連動します。 ○目標の連鎖:昨年度から変わった教職員評価システム(目標管理)と連鎖します。 重点目標(学校として) 分掌等目標(学年として) 自己目標(個人として、自己申告シート) -4-
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