就 業 規 則 平成 27 年 1 月 1 日 日本リック株式会社 (派遣社員用) H27.1.1 就業規則(派遣社員用) 就業規則(派遣社員用) 第 1 条(目的) 1. この就業規則(以下「この規則」という)は、日本リック株式会社(以下「会社」という)が、期間を定めて雇用す る有期契約社員のうち、派遣先で勤務する派遣社員(以下「スタッフ」という)の労働条件について定めたものである。 2. この規則は、会社が受託した業務(請負業務を含む)に従事させるため、期間を定めて雇用する有期契約社員につい て準用する。 第 2 条(運用) 会社およびスタッフは、この規則を遵守し、相互に協力して労働条件の向上に努めるとともに、スタッフは、会社お よび派遣先事業所(以下「派遣先」という)との信頼関係の保持に努めなければならない。 第 3 条(雇用) 1. 会社は、派遣就業を希望し会社に登録した者の中から必要に応じて雇用する。 2. 会社は雇用にあたり、個別に就業条件明示書兼派遣労働者雇入通知書(以下「明示書」という)を発行する。 3. スタッフは、雇用にあたって、会社が指定する書類を派遣就業開始日から10日以内に提出しなければならない。 4. スタッフが明示書・採用内定通知書等により指定した最初の出勤時刻までに、無断で出勤しなかったときは、採用を 希望しなかったものとみなし、明示書・採用内定通知書等は無効とする。 第 4 条(雇用契約期間) 1. スタッフの派遣雇用契約期間は、原則として 1 年以内とし、明示書により個別に定める。 2. 前項の期間は、必要に応じて更新することがある。 3. 前項の更新の判断基準は次のとおりとする。 ① 派遣先との契約更新の有無 ② 派遣業務の内容または契約の条件変更の有無 ③ 契約期間中の勤務成績、態度または勤怠状況 ④ 業務遂行能力または業務効率性 ⑤ 派遣業務の進捗状況 ⑥ 派遣業務量の変更の有無 ⑦ 派遣人員数の変更の有無 ⑧ 会社および派遣先が徴求する勤怠その他各種帳票類の提出状況 ⑨ 本規則を含む会社規定の遵守状況 ⑩ その他前各号に準ずる事由の有無 第 5 条(試用期間) 1. スタッフの試用期間は 14 日間とする。 2. 前項の試用期間中または試用期間満了の際、次の各号に該当し引き続きスタッフとして勤務させることが不適当と認 められる者については、労働基準法第 20 条の規定に基づき、解雇予告の期間を設けることなく解雇することがある。 ① 試用期間中に正当な理由のない無届欠勤があるとき ② 試用期間中に正当な理由のない遅刻・早退が 2 回以上あるとき ③ 会社および派遣先の指示に従わない、同僚との協調性がない、業務への意欲が感じられないなど勤務態度が悪い とき ④ 会社への提出書類の記載事項または申告事項が事実と著しく相違していたとき ⑤ 業務遂行に支障となる恐れのある既往症を隠していたことが判明したとき ⑥ 第25条に定める懲戒事由に該当したとき ⑦ その他前各号に準ずる程度の事由があるとき 第 6 条(就業の場所) 1. スタッフは、会社が指示する派遣先・就業場所において業務に従事するものとする。 2. 就業場所は、会社および派遣先の都合により変更される場合がある。 第7条(業務の内容) スタッフが従事すべき業務の内容は、明示書により個別に定める。 第 8 条(労働時間) 1. スタッフの労働時間は、原則として 1 日 8 時間以内、1 週間 40 時間以内とする。 2. スタッフの始業および終業の時刻・休憩時間は、明示書により個別に定める。 3. 派遣先の就業形態により、労働基準法の定める変形労働時間制を適用する場合は、別途明示書により個別に定める。 -2- 就業規則(派遣社員用) H27.1.1 第 9 条(休日) 1. スタッフの休日は、原則として 1 週間に 1 日または 4 週に 4 日以上とし、明示書により個別に定める。 2. 前項の休日は、業務上の都合により、あらかじめ休日を就業日に振替えることがある。 第 10 条(時間外労働及び休日労働) 会社は、業務の都合により、時間外・休日労働の協定の定める範囲内において所定時間外労働および休日労働をさせ ることがある。 第 11 条(年次有給休暇) 1. 会社は、スタッフが満 6 か月以上の期間継続勤務し、全労働日の 8 割以上出勤したときは、その勤務日数に応じて表 1の年次有給休暇を付与する。但し、週所定労働時間が 30 時間未満で、週所定労働日が 4 日以下または年間労働時間 が 216 日以下のスタッフには、表2の年次有給休暇を付与する。 表1 勤続年数 6 か月 1 年 6 か月 2 年 6 か月 3 年 6 か月 4 年 6 か月 5 年 6 か月 6 年 6 か月以上 付与日数 10 日 11 日 12 日 14 日 16 日 18 日 20 日 表2 勤 続 年 数 1 年間の 所定労 所定労働日数 6 か月 1 年 6 か月 2 年6 か月 3 年6 か月 4 年6 か月 5 年 6 か月 6 年 6 か月以上 働日数 4日 169 日∼216 日 7 日 8日 9日 10 日 12 日 13 日 15 日 3日 121 日∼168 日 5 日 6日 6日 8日 9日 10 日 11 日 2日 73 日∼120 日 3 日 4日 4日 5日 6日 6日 7日 1日 48 日∼72 日 1日 2日 2日 2日 3日 3日 3日 2. スタッフが年次有給休暇を利用しようとするときは、あらかじめ時期を指定して届け出るものとする。但し、会社は、 スタッフが請求した時季に、業務の正常な運営が妨げられる場合には、他の時季に変更することがある。 3. 年次有給休暇の請求権は、付与した日より 2 年を経過した日に消滅する。 4. 年次有給休暇の残余の日数は、次年度に限り繰り越すことができる。 5. 本条の継続勤務とは、ひとつの明示書に基づく終了日とその直後の明示書の派遣勤務開始日との間が、1 か月以内の 期間のものをいう。 6. 前項の期間が 1 か月間を超えた場合は、年次有給休暇は消滅するものとする。この場合、年次有給休暇の起算日は、 新たな明示書に基づく就業開始日とする。 7. スタッフが年次有給休暇を利用した場合は、所定労働時間労働したときに支払われる通常の給与を支給する。 8. 年次有給休暇を利用する場合は、事前に会社に届出しなければならない。 第 12 条(その他の休暇) 1. スタッフは、法令の定めるところにより、産前産後の休暇、生理休暇、育児休業・介護休業、子の看護休業、公民権 行使(裁判員・裁判員候補に選ばれた場合を含む)の時間を請求することができる。但し、事前に請求しなければなら ない。 2. 前項の休暇により就業しなかった時間の給与については、無給とする。 第 13 条(給与) 1. スタッフの給与は、本人の能力、経験年数、資格、年齢、勤務状況および勤務条件等に基づき決定する。 2. スタッフの給与は、原則として時間給とする。 3. 欠勤、遅刻、早退等の不就業時間についての給与は、原則として支給しない、あるいは減額控除する。 4. 給与は、第 6 項に規定する期日に、通貨で直接本人に全額を支払う。源泉所得税、社会保険料及び雇用保険料、互助 会費、その他スタッフから委託を受けたものは支払の際控除する。 5. 給与は原則として、スタッフの指定する銀行口座に振り込みの方法によって支払う。但し、本人の希望、会社の都合 等により、現金で支払うことがある。 6. 給与は、毎月末日締切り、翌月 15 日に支払う。支給日が休日に当たる場合は、前日に繰り上げて支払う。 第 14 条(割増給与) 1. スタッフが実働 8 時間を超えたとき、法定休日または深夜に勤務したときに下記により手当を支払う。 ① 時間外勤務手当・・・・・・・・・・・基準時間給×1.25×時間数 ② 法定休日勤務手当・・・・・・・・・・基準時間給×1.35×時間数 ③ 深夜勤務手当・・・・・・・・・・・・基準時間給×0.25×時間数 午後 10 時から午前 5 時までの間に勤務したときに、他の計算による給与に加算する。 2. 前項の規定にかかわらず、時間外勤務時間数が1か月 60 時間を超えた分の割増率は 50%とする。 第 15 条(昇降給) -3- 就業規則(派遣社員用) H27.1.1 会社は、社会・経済情勢の変化、業務内容の変更、またはスタッフの技能・勤務成績その他により、賃金の見直しを 行なう必要があると認めた場合には、スタッフの賃金の昇給または降給等を行なうことがある。 第 16 条(賞与) 賞与は原則として支給しない。 第 17 条(退職金) 退職金は原則として支給しない。 第 18 条(安全衛生) 1. 会社は、スタッフの安全衛生の確保に必要な措置を講ずる。 2. スタッフは、会社および派遣先の実施する安全衛生に関する措置に従わなければならない。 第 19 条(定期健康診断) 会社は、一定条件以上のスタッフに対し年 1 回定期的に健康診断を実施する。 第 20 条(災害補償) 業務上または通勤途上の災害による、スタッフの負傷、疾病または死亡等の場合は、労働者災害補償保険法に定める ところにより補償する。 第 21 条(服務規律) スタッフは次の各号に定める事項を遵守しなければならない。 ① 常に健康に留意し、清潔感のある態度をもって誠実に勤務すること ② この規則ならびに会社および派遣先の指示命令を遵守して、自己の職務を正確かつ迅速に処理し、常にその効率 をはかり、業務の改善に積極的であること ③ 出退勤・遅刻・早退に際しては、所定の方法に従って、始業および就業の時刻を記録すること ④ 始業時刻には、就業できる態勢にあること ⑤ 終業時刻前に退勤の準備をしたりしないこと ⑥ 就業時間中は、業務外の行為をしないこと ⑦ 派遣先の就業に関する規定を遵守し、所定終業時刻以降は、承認または指示を受けたときを除き、速やかに退勤 すること ⑧ 就業時間中は、勝手に職場を離れたり、私用面会、私用電話をしないこと ⑨ 派遣先等職場の立入禁止区域に入らないこと、また、職場に第三者を入場させないこと ⑩ 就業中は、私語を慎むこと ⑪ 就業中は、その職場にふさわしい清潔な服装、身だしなみ等、マナーの保持に努めること ⑫ 品位や人格を保ち、挨拶や言葉づかいに十分配慮すること ⑬ 派遣先の承認を得ずに日常携行品以外の私物を職場に持ち込まないこと ⑭ 派遣先等職場の整理整頓に努め、退出するときは、後片付けをすること ⑮ 定められた届出、手続きを怠らない、若しくは偽らないこと ⑯ 無断の欠勤、遅刻、早退、私用外出等は理由の有無にかかわらず皆無であること ⑰ 派遣先等職場において口論、けんか、その他のトラブルを起こさないこと ⑱ 刑罰法規にふれる行為、過度の借財、不当な私利を図る行為等を行い、他人に迷惑をかけ、または風紀を乱さな いこと ⑲ 会社、派遣先および協力関係企業に帰属する物品、金銭有価証券等を私的に流用、使用、着服および隠匿したり しないこと ⑳ 業務上知り得た会社および派遣先の機密事項、個人情報を、派遣期間中はもちろん、派遣終了後においても第三 者に漏えい、紛失、破壊、改ざん、滅失、毀損等の事故を発生させてはならず、退職、解雇等の場合は、これら機 密事項、個人情報を全て会社または派遣先に返却しなければならない 21 ○ 会社、派遣先および協力関係企業の名称、業務遂行上の地位を私的な目的、その他業務遂行以外の目的で使用し ないこと 22 ○ 業務上の権限を超えたことを行ったり、または業務遂行上の権限を濫用したりしないこと 23 ○ 会社および派遣先等の社内および施設内でビラの配布、演説、集会、掲示、署名運動、政治、宗教、営利等の行 為および活動を行わないこと 24 ○ 会社・派遣先および会社・派遣先の取引先・顧客等の役員・社員・スタッフ等に対し、政治、宗教および連鎖販 売取引等の勧誘を行わないこと 25 ○ 会社・派遣先ならびに協力関係企業およびそれらに属する個人を中傷、誹謗すたり、不利益を与えるような事実 の歪曲を行い、または虚偽の事実を陳述、若しくは流布したりしないこと 26 ○ 会社、派遣先および協力関係企業の名誉、信用を傷つけないこと -4- 就業規則(派遣社員用) H27.1.1 27 ○ 派遣先等職場またはこれに準じる場所(以下「派遣先等職場等」という)において、派遣先での全就業者に対し て、相手方の望まない性的言動により、当該就業者に不利益を与えたり、就業環境を害するような行為を行わない こと 28 ○ 派遣先等職場等において性的な刊行物を掲出したり、卑猥な言動その他派遣先等職場等の風紀を乱し、または他 人に著しい不快感を与える行為を行わないこと 29 ○ 会社あるいは派遣先に届出・提出するべき事項について、故意に遅滞させたり、虚偽の申告をしないこと 30 ○ 会社の指定する個人情報保護に関する教育、その他の教育を受講(通信教育を含む)しなければならない 31 ○ その他、前各号の服務事項・禁止時事項に違反する行為に準ずる不都合な行為をしないこと 第 21 条の2(パソコン使用上の留意事項) 1. スタッフは、派遣先におけるパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)の利用に際し、次の事項を守り適 正な管理を図らなければならない。 ① パソコンを自己または派遣先以外の第三者の用のために使用しないこと ② 派遣先の業務に関係のない情報をパソコンに登録しないこと ③ 派遣先から貸与されたID・パスワード等は、自己で厳重に管理すること ④ パソコンの利用に関し、その作業の不具合・システムの改変・不正使用・ウィルスの侵入等、またはそれらのお それのある事実を発見したときは、直ちに派遣先に報告すること ⑤ 派遣先の業務に関係しない電子メールを送受信しないこと ⑥ 派遣先の業務に関係しないウェブサイトの閲覧・プリントアウト等をしないこと ⑦ 派遣先の許可なく、ソフトウェアのダウンロード・インストール、周辺機器の接続等および環境の変更を行わな いこと 2. スタッフは、別に定める「ソーシャルメディア利用管理規程」を遵守しなければならない。 第 22 条(雇用の終了) 1. 会社は、スタッフが次のいずれかに該当する場合に、その雇用を終了する。 ① 契約期間が満了したとき ② やむを得ない事由により退職を申し出て承認されたとき。この場合、原則として14日前までに書面または口頭 で申し出なければならない ③ 死亡したとき ④ 音信不通または行方不明の状況が暦日数14日に及んだとき ⑤ 第23条の規定により解雇されたとき ⑥ 第24条第4号の規定により懲戒解雇されたとき 2. 前項各号の場合または派遣先での就業が終了する場合、スタッフは次の事項を遵守しなければならない。 ① 健康保険被保険者証、ID 等、会社および派遣先から貸与された物品を速やかに返却しなければならない ② 雇用契約存続中に、派遣先および会社が指定する者に対し、業務上必要な引継ぎを完全に行わなければならない 第 23 条(解雇) 会社は、スタッフが次のいずれかに該当するときは、解雇することがある。 ① 事業の縮小、あるいは天災事変その他これに準ずる事情により、事業の継続が困難になったとき ② 精神または身体の障害により、業務の継続に耐えられないと認められたとき ③ 勤務成績・勤務状況が著しく不良で、スタッフとしての職責を果たしえないと認められたとき ④ この規則に定める服務規律に違反したとき 第 24 条(懲戒の種類) 1. 会社は、職場の規律を維持するため、以下の 4 種類の懲戒を行う。 ① け ん 責 始末書をとり、将来を戒める ② 減 給 始末書をとり、労働基準法の範囲内で減給する ③ 出勤停止 始末書をとり、7 日以内の出勤を停止し、その間の給与を支給しない ④ 懲戒解雇 解雇予告の期間を設けることなく即時解雇とし、所轄労働基準監督署長の認定を受けたときは解雇 予告手当を支給しない 2. 前項の処分は、本人に書面を通知して行う。但し、本人が出勤しないとき、または居所が不明で本人に通知できない ときは、会社へ届出済の住所若しくは居所への発送または社内掲示をもって通知したものとみなす。 第 25 条(懲戒事由) 会社は、スタッフが次の各号の一に該当する場合は、前条の規定により懲戒を行うことがある。 ① 会社および派遣先の指揮命令に従わないとき ② 業務上の不正・不法行為があったとき -5- 就業規則(派遣社員用) H27.1.1 ③ 欠勤・遅刻・早退・私用外出・職場離脱・無断欠勤等を第4条の雇用契約期間中に 3 回以上行い、注意を受けて も改めないとき ④ 第 21 条の服務規律および第 21 条の 2 のパソコン使用上の留意事項に違反したとき ⑤ 故意または過失によって、会社、派遣先または第三者に損害を与えたとき ⑥ 業務上の怠慢により、会社、派遣先の業務に支障をきたしたとき ⑦ 業務上・業務外を問わず、刑法に触れる行為をしたとき ⑧ 会社または派遣先の職場の風紀・秩序を乱す行為をしたとき ⑨ 雇用時に経歴を偽り、または不正な方法で入社したとき ⑩ 会社または派遣先に対して必要な届出・報告を怠り、または虚偽の届出・報告を行ったとき ⑪ 会社、会社の取引先、派遣先、派遣先の取引先等の経営上、営業上の機密情報を無断で社外へ持ち出し、または 持ち出そうとしたとき ⑫ 故意または過失により、若しくは会社または派遣先に無断で、個人情報を会社または派遣先の社外に持ち出し、 また、外部に漏えいさせ、あるいは、個人情報および個人情報を含むサーバ、端末、電子記憶媒体、紙媒体の紛 失、破壊、漏えい、改ざん、不正アクセス等を行ったとき ⑬ 別に定める「ハラスメント防止規程」または、「ソーシャルメディア利用管理規程」の禁止行為に違反したとき ⑭ その他、前各号に準ずる行為を行ったとき 第 26 条(損害賠償) 1. スタッフの故意または過失により、会社、派遣先または第三者に損害を与えたときは、会社は当該スタッフに損害額 の全部または一部の損害賠償を求めることがある。 2. 前項の損害賠償の責任は、派遣終了後も免れることはできない。 制定、改定履歴 昭和 61 年 7 月 1 日制定 平成 17 年 4 月 1 日改定 平成 20 年 6 月 1 日改定 平成 22 年4月1日改定 平成 23 年 11 月1日改定 平成 25 年 6 月 1 日改定 平成 27 年 1 月 1 日改定 -6-
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