JAの未来を組合員と共に考える「農協改革」

特集
JA の未来を組合員と共に考える「 農協改革 」
JA全中は昨年の11月6日、総合審議会でJAグループ自己改革を決定、実現に向けた
決議を行いました。
JAグループ自己改革の基本的考え方
基本目標
農業者の
所得増大
基本目標
農業生産
の拡大
地域の活性化
JAグループでは「 食と農を基軸として地域
に根ざした協同組合 」として、多様な農業者
ニーズに応え、担い手をサポートし、農業者や
地域住民と一体になって「 持続可能な農業 」と
「 豊かでくらしやすい地域社会 」を実現していく
ため、「 農業者の所得増大 」
「 農業生産の拡大 」
「 地域の活性化 」の 3 つを基本目標とした自己
改革を決定しました。この目標を達成するため
JAは、自主・自立の協同
組合であることを鮮明にし、
組合員の意思に基づき、今
まで以上の創意工夫を発揮
し、積極的に新たな事業展
開に取り組みます。
自主・自立の協同組合としての自己改革
自己改革は全国、都道府県とも議論を調整しながら、今後5年間を改革集中期間とし、上記の基本目標に
向けて、担い手をはじめとする組合員の多様なニーズにこたえる事業方式への転換を加速化します。組合員の
販売高拡大や担い手育成に取り組むとともに、JAの業務執行体制(ガバナンス)を見直して、担い手の意思が
速やかに反映される仕組みを強化します。中央会・連合会はこうしたJAの取り組みを支援・補完するため
の体制を整備して、組織を挙げて実践していきます。
JA改 革
中央会改革
JAは、農業者の世代交代による担い手不足、
農産物の消費・流動構造の急激な変化、高齢
化・人口減少による地域社会の疲弊等の厳し
い環境のなか、基本目標を達成するため、今
まで以上の創意工夫により、積極的に新たな
事業展開に取り組みます。
中央会制度は、行政の代行的な組織として
設立されたが、環境変化をふまえ、国から与え
られた統制的な権限等を廃止し、農業者の所得
増大、農業生産の拡大、地域の活性化に向けた、
JAの経営課題の解決及び積極的な事業展開
の支援を目標とする、農協法上の自律的な制度
として、新たな中央会に生まれ変わります。
※【 組合員の皆様へ 】タブロイド紙「 農協改革特集 第2号 」を12月に
お送りいたしました。是非、ご精読下さい。
● キャベツのブランド化を目指す
JA東京スマイルでは、新たな自己改革に向かって、基本目標を新年度の事業計画に盛り
込んでいきます。その中の一つ「 農業者の所得増大 」の一環として、農産物の高付加価値化
を目指し、厳冬期採りの「 甘いキャベツ 」を3年計画で試験栽培を行っております。2年目
の今シーズン、足立・葛飾・江戸川の農業者15人が、東京都中央農業改良普及センター
東部分室と協力のもと、2品種のキャベツを栽培し、ブランド化に向けて進行中です!
7