動産(愛着ある鏡)

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◆ 2015 年 1 月 16 日掲載 新・判例解説 Watch ◆ 民法(財産法)No.92
文献番号 z18817009-00-030921166
動産(愛着ある鏡)の破損と慰謝料請求の可否
【文 献 種 別】 判決/横浜地方裁判所
【裁判年月日】 平成 26 年 6 月 27 日
【事 件 番 号】 平成 26 年(レ)第 18 号
【事 件 名】 動産引渡等請求控訴事件
【裁 判 結 果】 変更
【参 照 法 令】 民法 709 条・710 条
【掲 載 誌】 公刊物未登載
LEX/DB 文献番号 25504742
……………………………………
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を持っていたところ、本件鏡の破損とその後のY
の事故対応者の不誠実な対応によって精神的苦痛
を被ったとして、20 万円の慰謝料および 21 万円
の弁護士費用の支払いを求めた。
第一審判決(横浜簡判平 25・12・13LEX/DB 文献
番号 25504741)は、①についてXの請求を全面的
に認容し、②については、弁護士費用を 5 万円
に減額したが、20 万円の慰謝料請求はそのまま
認めた。
Yからの控訴に対して、本判決は、①につい
ては、認容額を 12 万 5,000 円に縮減し、②につ
いては、第一審と同様に、20 万円の慰謝料を認
めた(弁護士費用は、裁判例の一般的傾向に従って、
認容額の 1 割である 2 万円に減額された)
。注目さ
れるのは②の判断であるので、以下では、その部
分の判旨のみ紹介する。
事実の概要
Xは、Y(引越荷役等を営む株式会社)との間で、
平成 24 年 6 月ころ、Xの新住居まで、Xの家財
道具一式を運送する契約を締結した。家財道具一
式の中に、本件鏡(縦約 150 センチメートル、横約
115 センチメートル、
厚さ約 7 センチメートル、
フレー
ムに木目調のパイン材を使用)が入っていた。
Yの作業員が、Xの住居から本件鏡を搬出しよ
うとした際に、鏡のフレームから鏡本体が抜け落
ち、鏡本体が破損した。本件鏡は、Xの祖母が少
なくとも 22 年以上前にフランスで購入したもの
で、Xは、それを祖母から譲り受けている。古く、
価値のある物であって、Xの主張によれば、Xは
これに「特別の愛着」を有していた。
Xは、Yにこの修理を求めた。Yは、家具の修
理業者に対して鏡の修理を依頼したが、当該業者
では修理ができなかった。Yは、その後鏡を放置
しておいたが、Xからの督促を受けて、別の業者
に本件鏡に対応する鏡本体の作成を依頼し、完成
した鏡を、平成 24 年 12 月ころXの住居に持参
した。しかし、鏡のフレーム部分を付けていなかっ
たため、Xに受取りを拒絶されて持ち帰った。Y
からXにはその後連絡がなく、XからYの対応責
任者に連絡を取るなどしたが、Yが鏡の発送先を
間違えるなどの不手際もあり、鏡が見つからない
という事態になった。また、鏡のフレーム部分に
ついては、平成 24 年末の大掃除の際にYが処分
してしまっていた。
そこで、Xは、Yに対して、①本件契約に基づ
く債務の履行不能を理由とする損害賠償として、
本件鏡の価額相当額である 34 万 6,470 円を請求
した。Xはまた、②本件鏡については特別の愛着
vol.7(2010.10)
vol.17(2015.10)
判決の要旨
「(1) Yは、本件破損事故の際に、本件鏡の鏡
本体を破損し、その後、本件鏡のフレーム部分を
Xの許可なく処分したところ、これはXの財産権
を侵害するものであり、不法行為に当たる。
また、平成 24 年 7 月 6 日の本件破損事故以降、
……Yは、本件鏡を修理するために持ち帰った
後、Xからの連絡があるまで半年近くも放置して
おり、その後も、本件鏡を被控訴人の住居に持参
することを約束しながら、本件鏡をYのG支社や
H支社に誤って輸送してしまい持参できないなど
といった弁解に終始して、本件鏡をXの住居に持
参せず、実際には既に本件鏡のフレーム部分を処
分してしまっていたにもかかわらず、Fからの問
合せを受けて、本件鏡の遺失届を神奈川県警察鶴
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新・判例解説 Watch ◆ 民法(財産法)No.92
見警察署に提出し、その後、Fからの連絡に対し
てはもう少し待ってほしい旨を述べ、X訴訟代理
人弁護士からの 2 度の連絡に対しては何らの応
答もしなかったものであって、これらのYの一連
の対応は、余りに誠実さに欠けていたといわざる
を得ない。Yは、資本金 38 億 8,642 万 1,840 円
の大会社であり、本件契約に基づいてXから受け
取った荷物を滅失、毀損等した場合、Y側に注意
義務違反がなかったことを証明しない限り、速や
かに損害賠償義務を履行することを約しているの
であるから、Yの上記の一連の対応は、Xの、Y
は適切に業務を遂行してくれるはずであるという
正当な期待を裏切るものであって、本件鏡の鏡本
体の破損及び本件鏡のフレーム部分の処分と併せ
て、違法であるといわざるを得ず、Xに対する不
法行為に当たる。
(2) 上記不法行為によるXの損害について検
討するに、本件鏡の時価自体は……12 万 5,000
円とするのが相当であるものの、本件鏡は、Xの
祖母がフランスで購入したもので、Xは、約 22
年前に祖母から本件鏡を譲り受け、15 年前に祖
母が亡くなって以降、形見として大切にしてきて
おり、Xは本件鏡に対して相当の愛着を有してい
たところ、上記認定に係る時価にはこの点は評価
し尽くされておらず、これを本件鏡本体の破損及
び本件鏡のフレーム部分をXの承諾なく処分した
ことについての慰謝料として考慮することが相当
であること、Yの本件破損事故以降の上記の一連
の対応が余りに不誠実であったことに照らすと、
上記不法行為によってXが被った精神的苦痛を慰
謝するには 20 万円が相当であ……」る。
る)。
交通事故における自動車の滅失毀損ケースが、
慰謝料否定に関する典型的な例を提供する。こ
のケースで慰謝料が請求されることは少なくない
が、それが認められることはまずないのである1)。
典型的な否定の論理を引いておこう。「不法行為
によって財産的権利を侵害された場合であって
も、財産以外に別途に賠償に値する精神上の損害
を被害者が受けたときには、加害者は被害者に対
し慰藉料支払の義務を負うものと解すべきである
が、通常は、被害者が財産的損害の填補を受ける
ことによって、財産権侵害に伴う精神的損害も同
時に填補されるものといえるのであって、財産的
権利を侵害された場合に慰藉料を請求しうるに
は、目的物が被害者にとって特別の愛着をいだか
せるようなものである場合や、加害行為が害意を
伴うなど相手方に精神的打撃を与えるような仕方
でなされた場合など、被害者の愛情利益や精神的
平穏を強く害するような特段の事情が存すること
(②東京地判平 1・
が必要であるというべきである」
3・24 交民集 22 巻 2 号 420 頁)。ここで示されて
いるように、財産的損害が回復されれば精神的損
害もまた回復されるというのが、慰謝料を否定す
る根拠である。
たしかに、裁判例は、②判決もそうであるが、
特段の事情が存在する場合には、慰謝料が認めら
れる可能性を肯定している。しかし、自動車ケー
スにおいて現実に特段の事情を認めて慰謝料を認
容した裁判例は、存在しないようである。慰謝料
を認めた裁判例もあるが、選挙に使用する政治活
動用の自動車が事故で毀損したことに伴って選挙
活動が阻害されたという事案であり、自動車の滅
失毀損それ自体について慰謝料が認められたわけ
ではない(③大阪地判平 5・5・13 交民集 26 巻 3 号
622 頁)。
判例の解説
一 物の滅失毀損と慰謝料その 1:原則的否定
民法は、他人の財産権を侵害した場合につい
て、「財産以外の損害」についても損害賠償義務
を認める(710 条。①最判昭 35・3・10 民集 14 巻 3
号 389 頁も参照)。したがって、理論的には、物を
滅失毀損させた場合についても、それ自体から生
じる精神的損害を填補するための慰謝料がありう
ることになる。しかし、実際には、物の滅失毀損
それ自体についての慰謝料は、容易なことでは認
められない(①判決においても、認められているの
二 物の滅失毀損と慰謝料その 2:例外的認容
1 ペットなどの動物
(1) 慰謝料の認容
しかし、すべての物の滅失毀損について慰謝料
が否定されるわけではない。
例外的ではあっても、
慰謝料が認容される問題領域は存在する。具体的
にはペットなどの動物である。この領域において
は、自動車とは対照的に、むしろ慰謝料を認める
裁判例が一般的なのである。
は家屋破損に伴う生活上の不便に対する慰謝料であ
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その最も初期の裁判例は、④東京地判昭 36・2・
1 判時 248 号 15 頁であろうか。飼い猫を犬に噛
み殺された事案において、原告夫婦にそれぞれ 1
万円の慰藉料が認められた。この判決は、財産上
の損害が賠償されれば、多くの場合には精神上の
苦痛も慰謝されるから、慰謝料を認める必要はな
いが、
「侵害された財産と被害者とが精神的に特
殊なつながりがあって、通常財産上の価額の賠償
だけでは、被害者の精神上の苦痛が慰謝されない
と認められるような場合には、財産上の損害賠償
とは別に精神上の損害賠償が許されると解さねば
ならない」と述べる。その後も繰り返し説かれる
ペットに関する慰謝料認容の論理が、すでにこの
最初期の判決において明確に定式化されている。
その後の裁判例においても認容例が続く2)。そ
(⑤
こでは、
「自らの子供のように可愛がっていた」
東京地判平 16・5・10 判時 1889 号 65 頁)、
「飼い主
であるXらとの交流を通じて、家族の一員である
かのように、Xらにとってかけがえのない存在に
なっていた」(⑥名古屋高判平 20・9・30 交民集 41
巻 5 号 1186 頁) などと、飼い主がペットに注ぐ
愛情が強調されて、慰謝料が認容されている(⑤
されてきているという事情である。このような財
を「愛着財」と呼ぶことができる。 財は、一般的
には財産的利益を体現している。財産的利益侵害
から生じうる精神的損害は、あくまで財産的利益
を侵害されたことによって生じる精神的苦痛に基
づく。そうであるからこそ、先に示した、財産的
損害の填補で精神的損害も填補されるという論理
が成り立つのである。これに対して、客体に人格
的価値が付与され、人格的価値が侵害される場合
に生じる精神的損害は、財産的損害の賠償によっ
ては回復されることがない。したがって、その場
合には、その損害は、慰謝料によって填補される
べきことになる。ペット滅失毀損ケースにおける
慰謝料の認容は、このように根拠づけることがで
きるであろう4)。
そうであるがゆえに、当該ペットの財産的価値
が無価値に等しいような場合であっても、慰謝料
請求は妨げない(前掲⑧判決)。この場合には、財
産的利益の侵害がなくとも、人格的利益の侵害と
それに基づく精神的損害の発生があるのである。
また、反面で、動物とのこのような人格的関係が
認められない場合には、慰謝料請求は認められな
い。盲導犬協会の無形損害請求を否定した⑩判決
は、このように位置づけることができるであろう。
(2) 慰謝料額
慰謝料額は、保護法益の違い(死亡か傷害か)5)
や加害者の対応(誠実に対応し謝罪したかなど)に
よっても異なり、一般的には語りにくい。しかし、
次第に高額化の傾向にあるとはいえるであろう。
近時のそれは、死亡ケースを例に取ると、高いケー
スで 60 万円(⑦判決。失踪であるから死亡に準じ
る。⑤判決も合計で 60 万円になる)
、低いケースで
10 万円程度、中央値が 20 万円から 30 万円程度
とまとめることができよう6)。
では原告夫婦にそれぞれ 30 万円、⑥では原告夫婦に
それぞれ 20 万円)。
2009〔平成 21〕年以降の裁判例3)を列記する
と、次のようである。⑦福岡地判平 21・1・22
判例秘書 06450026(ペットホテルでペット犬が失
踪したケース。弁護士費用を含めて 60 万円)
、⑧大
阪地判平 21・2・12 判時 2054 号 104 頁(犬が猫
を噛み殺した事故。20 万円)、⑨名古屋地判平 21・
2・25 判例秘書 06450173(医療過誤による飼い犬
の死亡事故。3 人の原告に対してそれぞれ 7 万円)
、
(交
22・3・5
2079
83
判時
号
頁
⑩名古屋地判平
通事故による盲導犬の死亡。盲導犬協会が関係者が
被った精神的損害を民法 710 条の無形損害として請
求したのを排斥)
、⑪東京地判平 24・7・26LEX/
DB 文献番号 25495415(トリミング会社による猫
の尻尾の切断事故。10 万円)、⑫東京地判平 24・9・
6 判例秘書 06730458(交通事故による飼い犬の死
亡。10 万円)、⑬東京地判平 25・8・21 判例秘書
06830645(ドッグホテルからの飼い犬の逃走と交通
事故による死亡。原告夫婦に対してそれぞれ 10 万円)。
これらの慰謝料認容の基礎にあるのは、ペット
については、財産的価値だけではなくて、それと
同時に、あるいはそれ以上に、人格的価値が付与
vol.7(2010.10)
vol.17(2015.10)
2 その他の物
慰謝料が認容される事例は、ペットに限定され
るわけではない。ペット死傷と同様に特別の精神
的苦痛が生じる場合には、他の種類の物の滅失毀
損の場合でも、財産的損害の賠償に加えて、慰謝
料が認められるはずである。先に紹介したように、
自動車に関する裁判例も、一般論としてはその可
能性を認めていた。
そして、実際にも、そのような特段の事情が認
められて、滅失毀損に関する慰謝料が認められた
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新・判例解説 Watch ◆ 民法(財産法)No.92
事例がいくつか見られる。⑭祖父母の代から受け
継いだ桐だんすや仏壇、神棚など原告にとって「何
物にも代え難い貴重なもの」を焼却された事案に
関する東京地判平 14・4・22 判時 1801 号 97 頁
(慰謝料 200 万円)
、⑮リフォームに出した「特別
の愛着の対象」であるダイヤモンドの結婚指輪が
すり替えられた事案に関する東京地判平 19・2・
15 判時 1986 号 66 頁(慰謝料 100 万円)などである。
避けたほうがよいと考える。
2 慰謝料額
最後に、慰謝料額について一言しておく。本判
決は、20 万円を認容した。この額は、⑭判決(200
万円) や⑮判決(100 万円) と比較すると低額で
ある。しかし、⑭では祖母から受け継いだ一切の
動産がごみとして焼却されたという事情があり、
⑮では、原告の 1 人が PTSD に罹患したという事
情がある。これらと比較すると、本件の精神的苦
痛のほうが小さいと考えられる。また、思い出の
品とペットとを比べれば、一般的には、ペットの
ほうが精神的苦痛の程度は大きいというべきであ
ろう。この観点から見ると、先に述べたペットに
ついての慰謝料額の傾向からして、20 万円とい
う額は、相応な額といってよい。
三 本判決の意義
1 思い出の品と慰謝料
本判決は、ペット以外の上記⑭および⑮の慰謝
料認容例に、さらに 1 つの事例を付け加えるもの
である。これらの認容例の対象を総称すると、
「思
い出の品」と性格づけることが可能である。思い
出の品は、ペットと並んで、物の滅失毀損に関し
て愛着財として慰謝料が認められるもう 1 つの
問題領域となりうる。本判決は、⑭判決、⑮判決
とともに、そのような法理の形成に寄与するもの
と位置づけることができるであろう。
思い出の品においては、客体に人格的価値が付
与されている。本件の場合には、Xが本件鏡を祖
母の「形見として大切にしてきており、……相当
の愛着を有していた」と認定されている。この点
が、慰謝料がほぼ例外なく否定される自動車との
違いである。自動車の場合には、いかに愛着があっ
ても、それはいわば即物的な愛着にとどまり、人
格的価値とはいいにくいのである。そのような物
の滅失毀損について、慰謝料を基礎づけるだけの
特別の精神的苦痛を認めることは、よほどの事情
がない限り難しいということになる。なお、ペッ
トの場合には、人格的価値の付与は、客体の擬人
化を通じて行われる。思い出の品における人格的
価値付与の構造は、これと異なることにも注意し
ておきたい。
他方、本事案においては、加害者の対応がきわ
めて不誠実であったという特徴がある。本判決も
その点を詳細に認定しており、これが慰謝料認容
の結論に大きな意味を持ったものと考えられる。
しかし、加害者の加害行為の態様や事故処理対応
にかかわる事情は、慰謝料を認容するという判断
を補強し、その額を増額する方向で作用すること
はあっても、それだけで慰謝料請求を認めること
ができるような性格のものではないはずである。
事案におけるこの特徴を過度に強調することは、
4
●――注
1)千葉県弁護士会編『慰謝料算定の実務〔第 2 版〕』
(ぎょ
うせい、2013 年)435 頁。なお、同書 457 ~ 468 頁に
物損慰謝料に関する裁判例の一覧が収録されており、き
わめて有益である。この一覧表以降の自動車に関する慰
謝料否定例としては、大阪地判平 25・6・25 交民集 46
巻 3 号 764 頁、東京地判平 25・4・25LEX/DB 文献番号
25512512 がある。
2)千葉県弁護士会編・前掲注1)457~468 頁の一覧表参照。
17 事案 20 件の裁判例が紹介されている(明
①も含めて、
示されていないが、この一覧表の 151 判決は、145 判決
の控訴審判決である)。そのすべてで慰謝料が認容され
ている。そこで紹介されていない認容例としては、東京
地判昭 43・5・13 判時 528 号 58 頁がある(ペットの医
療過誤ケース。5 万円の慰謝料が認められている)。また、
齋藤修編『慰謝料算定の理論』(ぎょうせい、2010 年)
312~315 頁も参照。
3)それより前の裁判例の全体像は、前掲注2)引用の一
覧表に紹介されているので、それに譲る。
4)以上については、吉田克己「財の多様化と民法学の課
題――鳥瞰的整理の試み」吉田克己=片山直也編『財の
多様化と民法学』(商事法務、2014 年)12 頁以下、とり
わけ 14~15 頁参照。
5)たとえば、東京地判平 19・3・22 判例秘書 06230038
においては、異なる被害を受けた複数のペットに対する
動物病院の責任が問題になっているが、死亡ケースでは
50 万円、傷害ケースでは 30 万円の慰謝料が認容されて
いる。
6)吉井啓子「動物の法的地位」吉田=片山編・前掲注4)
255 頁も参照。
早稲田大学教授 吉田克己
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