№2709 発行日 平成27年3月3日 発行所 全国消防長会 一般財団法人全国消防協会 担 当 企画部企画課 電話 03(3234)1321 週間情報 消防本部の動き 行 ◆ 事 第26回消防本部対抗駅伝競走大会の結果について 東京消防庁(東京) 東京消防庁陸上競技部会では、全国の消防本部等の同好者との交流を図り、相互の理解を深め、 今後の消防業務に資することを目的として、恒例の全国消防本部対抗駅伝競走大会を開催しまし た。 大会当日は、102チーム、510名の消防職員が力走を繰り広げました。 なお、大会結果等は下記のとおりです。 記 1 日時等 平成27年2月28日(土) 東京都千代田区皇居内濠周回歩道コース 2 3 大会結果(1人皇居1周×5人) 順位 チ ー ム 名 1 東京消防庁(東京都) 2 大分市消防局(大分県) 3 最上広域市町村圏事務組合消防本部(山形県) 4 出雲市消防本部(島根県) 5 柏市消防局(千葉県) 6 関西消防選抜(大阪府) 7 埼玉西部消防局(埼玉県) 8 入間東部地区消防本部(埼玉県) 9 静岡市消防局(静岡県) 10 名古屋市消防局(愛知県) 区間賞 順位 1区 2区 3区 4区 5区 ※ 走 者 八 巻 賢 神志那 優輝 渡邊 真明 齊藤 史明 木許 史博 タ イ ム 1時間17分38秒 1時間17分40秒 1時間18分33秒 1時間21分07秒 1時間22分35秒 1時間22分44秒 1時間22分48秒 1時間22分50秒 1時間23分05秒 1時間24分01秒 チ ー ム 名 東京消防庁 大分市消防局 柏市消防局 東京消防庁 大分市消防局 全国消防長会チームは1時間37分55秒で第82位でした。 1 区間タイム 15分06秒 15分31秒 15分18秒 15分36秒 14分58秒 訓練・演習 ◆ 山岳救助訓練を実施 池田市消防本部(大阪) 池田市消防本部では、平成27年1月18日(日) 、当市内の五月山において、山岳救助訓練を 実施しました。 行楽客、ハイカー等の山での滑落、急病等の事故に備え、山林や急斜面等、悪条件下でも要救 助者を迅速、確実、安全に救助できるよう、技術の向上を図りました。 また、4月1日からの都市型救助資器材一部運用開始に向けての最終確認となりました。 【山岳救助訓練を実施】 ◆ 厳冬期における水難救助訓練を実施 千葉市消防局(千葉) 千葉市消防局中央消防署では、平成27年1月 23日(金)、厳冬期における水難救助訓練を実 施しました。 河川への転落事故が多発していることから、2 名が河川に転落し救助を求めているという想定 で、最寄りの岸壁からの救助活動とあわせ、当消 防署臨港出張所から救命ボートや水上バイクに よる航程での所要時間などを検証する訓練を行 いました。 本番さながらに救助された場面では、訓練を見 学していた通行人や保育園児達から大きな拍手 がありました。 今後も、不測事態において万全な救助活動を展 開できるよう訓練をかさねていきます。 2 【厳冬期における水難救助訓練を実施】 ◆ 国宝彦根城で火災防御訓練を実施 彦根市消防本部(滋賀) 彦根市消防本部では、平成27年1月25日(日)、国宝彦根城において、「文化財防火デー」 のイベントの一環として、消防職団員合同の文化財火災防ぎょ訓練を実施しました。 「城内雑木林より出火」との指令を受け、消防職団員は彦根城内濠に水利部署後、天守閣まで 標高差50mの山道を折畳みホース片手に駆け上りました。急勾配の石段に約500mのホース ラインを設定後、迫る火炎から天守閣を守るように3方面に配備した筒先から一斉放水を実施し ました。 【国宝彦根城で火災防御訓練を実施】 ◆ 消防ヘリコプターを活用した合同訓練を実施 逗子市消防本部(神奈川) 逗子市消防本部では、平成27年2月2日(月) 、二子山ハイキングコース及び南郷上ノ山公園 において、横浜市消防局航空隊及び葉山町消防本部と合同訓練を実施しました。 この訓練は「葉山町及び逗子市内の二子山ハイキングコースにおいて、男性1名が斜面に滑落 し負傷、また、同時に別箇所で男性1名の急病人が発生し、ともに自力歩行が不可能、搬送に時 間を要するため消防ヘリコプターを要請する。 」という想定で実施しました。 合同訓練を通じて、救助活動時における連携強化を図るとともに、今後の協力体制を確立する ことができました。 【消防ヘリコプターと地上部隊による救出訓練の様子】 3 ◆ 第1回 国際消防救助隊(IRT)四国地区合同訓練を実施 松山市消防局(愛媛) 平成27年2月17日(火) 、18日(水)の2日間、松山市消防局において、四国地区支部で 初となるIRT合同訓練を実施しました。 この訓練は、四国地区IRT登録隊員の更なる知識、技術の向上を目的に国際緊急援助隊救助 チームの技術検討員、隊員、医療班の医師等を指導員に迎え、初日は講義と基礎訓練を実施し、 2日目は実災害を想定したショアリング訓練(倒壊危険のある建物の安定化を図る救助技術)と CSR/M訓練(狭隘空間における医療と連携した救助活動)を実施しました。 IRTの救助技術をそれぞれの消防本部の災害現場活動に生かすべく四国地区の消防職員も多 数見学に訪れ、合同訓練に対する関心の高さが伺えました。 今後、四国地区合同訓練は隔年で実施していく予定です。 【講義の様子】 研 修 ◆ 救急事例検討会を実施 【CSR/M訓練の様子】 等 稲敷地方広域市町村圏事務組合消防本部(茨城) 稲敷地方広域市町村圏事務組合消防本部では、 平成27年1月22日(木)、平成26年度第2 回救急事例検討会を実施しました。 今回の検討会は、ドクターヘリの要請事例とし て、千葉県の北総ドクターヘリに搭乗している日 本医科大学千葉北総病院の医師2名と看護師(ヘ リナース)5名にも参加していただき、職員が発 表した3症例に対しての解説やアドバイスをし ていただきました。 指導救命士からの助言や、医師の医学的観点か らの解説はもとより、ヘリナースの視点からの発 言も聞けて、非常に有意義な検討会となりました。 今後も、知識・技術の向上とともに、医療機関 【医師による解説の様子】 やドクターヘリ側との連携を図っていきます。 4 ◆ 消防署で乙種防火管理講習を開催 東京消防庁(東京) 東京消防庁葛西消防署では、平成27年2月1日(日) 、乙種防火管理講習を開催しました。 当日は、署員が防火管理者未選任事業所を回り、その必要性を地道に説明して集まった23名 が講習を受講し、終始真剣な表情で講習を受けていました。受講者のなかには外国籍の方もおり、 日本語は理解できても文字は読めないという方 に対しては、読み聞かせる方法で内容を理解して もらいました。 講習修了後には「最初は『従業員もいない小さ な店なのに、なぜ防火管理の講習を受ける必要が あるのか。』という気持ちで受講しましたが、終 わってみると、防火管理の重要性を理解すること ができ、本当にためになりました。受講してよか ったです。 」という声を聞くことができました。 この講習によって、防火管理の必要性を理解し てもらうことができ、今後も根気よく受講を進め、 理解者を増やす必要性を強く感じた講習となり 【乙種防火管理講習の様子】 ました。 ◆ 平成26年度大田市消防本部職員研修を実施 大田市消防本部(島根) 大田市消防本部では、平成27年2月4日(水)、公益財団法人日本防炎協会大阪事務所長の野 田重良氏、同事務所審議役の後藤恭介氏を講師に迎え、防炎に関する知識の修得を目的とし、消 防本部職員研修を実施しました。 研修では、 「防炎の知識と実際」と題し、防炎制度、防炎技術、防炎の効果等について実演も交 えながらご講義いただきました。 職員からは、「防炎についての知識がより一層深まり有意義であった。」、「防炎製品の必要性を 改めて再認識した。 」との声が聞かれ、防炎知識の修得が図られました。 【消防本部職員研修の様子】 5 ◆ 大型バス講習を実施 大磯町消防本部(神奈川) 大磯町消防本部では、平成27年2月9日(月)、大磯運動公園駐車場において、神奈川中央交 通株式会社平塚営業所、神奈中観光株式会社に御協力を頂き、大型バス講習を実施しました。 この講習は、多数の傷病者が発生する恐れのある大型観光バス、大型路線バスが関係する事故 等の災害発生時における迅速かつ適切な救出、救助活動のための知識、技術の向上を目的として 実施したものです。 講習では、講師より事故発生時におけるバス会社の対応方法、大型バスの車両構造、災害時に おける緊急扉開閉要領等各対処方法の説明を受けました。小雪が舞うなかでの講習となりました が、参加した職員は講師の説明を熱心に聞き、知識の向上を図るとともに、事業者とお互いの連 携、理解を深めることができ大変意義のある講習となりました。 【大型バス講習の様子】 そ の 他 ◆ 社会福祉施設等へ火災対応シールを配布 上越地域消防事務組合消防本部(新潟) けいなん 上越地域消防事務組合消防本部新井消防署、頸南消防署では、平成27年1月中旬から下旬に かけて、管内の病院、診療所、社会福祉施設等からなる上越・妙高「消防・医療福祉セーフティ ーネットワーク」の会員事業所に対し、火災対応シールを配布しました。 このシールは、火災対応の一助となるよう火災発生時の基本行動である「消火 通報 避難 OK?」の文字を入れ、日頃からこれらの対応を意識付けるとともに、いざという時にこのシー ルが貼られたヘルメットを被ることで、改めて火災対応を認識し、適切な行動がとれるようにと 願い作成しました。 今後もこれらの支援のほか、社会福祉施設等の災害対応能力の向上を目指し、活動を展開して いきます。 【社会福祉施設等へ火災対応シールを配布】 6 ◆ メールアドレスの変更について ○ 84112 海部消防組合消防本部(徳島) 新メールアドレス [email protected] 平成27年2月25日から運用開始 ○ 32104 諏訪広域消防本部(長野) 新メールアドレス [email protected] 平成27年2月26日から運用開始 消防学校からの便り ◆ 消防職員専科教育「火災調査科」を実施 神奈川県消防学校(神奈川) 神奈川県消防学校では、平成27年1月19日(月)から30日(金)までの日程で、消防職 員専科教育「火災調査科」を行いました。 火災調査科では、実際に居住空間を再現した模擬家屋を5棟建設し、各講師が様々な想定のも とで出火させ、受講生が出火原因を究明する「実況見分要領」の講義を行いました。各講師の指 導のもと実災害と同様に調査見分、鑑識や再現実験等の過程を経て出火箇所を導き出し、発火源 の特定、火災原因報告書の作成までを行いました。 さらに、カリキュラムの最終日に行われる「調査結果の発表」に伴う発表資料やパワーポイン トの作成など、まさに調査漬けの10日間を過ごしましたが、受講生からは研修全般を通して大 変有意義であったと高い評価を得ています。 また、 「実況見分要領」と「調査結果の発表」は、両日ともに100名を超える県内の消防職員 が公開講座として模擬家屋の燃焼過程や調査見分等を見学、聴講しました。 今後も、質の高い専科教育を目指して講師と連携を図りたいと思います。 【模擬家屋燃焼の様子】 【実況見分の様子】 【収去物品の鑑識】 【再現実験による経過観察】 7 国等の動き 消防庁通知等 ◆ 消防用設備等に係る執務資料の送付について(通知)(2月26日、消防予第80号) 予防課長より、各都道府県消防防災主管部長、東京消防庁・各指定都市消防長あてに次のと おり通知されましたのでお知らせします。 標記の件について、別添(省略)のとおり質疑応答をとりまとめましたので、執務上の参考 としてください。 各都道府県消防防災主管部長におかれましては、貴都道府県内の市町村(消防の事務を処理 する一部事務組合等を含む。)に対し、この旨周知していただきますようお願いします。 なお、本通知は、消防組織法(昭和 22 年法律第 226 号)第 37 条の規定に基づく助言として 発出するものであることを申し添えます。 ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2702/pdf/270220_yo71.pdf)に掲載されています。 【問い合わせ先】予防課設備係 担当:金子、近藤、北野 報道発表 ◆ 平成26年度消防功労者消防庁長官表彰(2月25日、消防庁) 消防記念日(3月7日)にちなみ、3月6日(金)に「平成26年度消防功労者消防庁長官 表彰式」を行います。本表彰式において表彰する受章者は次のとおりです。なお、詳細は別添 のとおりです。 1.表彰種類等 (1) 功労章 【受章数180名 内訳:消防吏員110名 消防団員70名】 防災思想の普及、消防施設の整備、その他の災害の防御に関する対策、消防教育の実 施について、その成績が特に優秀な現職の消防吏員、消防団員及び消防教育職員 (2) 永年勤続功労章 【受章数2,897名 内訳:消防吏員1,132名 消防団員1,764名 消防教育職 員1名】 永年勤続し、その勤務成績が優秀で、かつ、他の模範と認められる現職の消防吏員、 消防団員及び消防教育職員 (3) 表彰旗 【受章数40機関】 防災思想の普及、消防施設の整備、その他の災害の防御に関する対策の実施について、 その成績が特に優秀で、かつ、他の模範と認められる消防機関 (4) 竿頭綬 【受章数54機関】 防災思想の普及、消防施設の整備、その他の災害の防御に関する対策の実施について、 その成績が特に優秀で、かつ、表彰旗を授与する消防機関に準ずる消防機関 2.表彰式 (1)日時:3月6日(金)10時30分~11時00分 (2)場所:ニッショーホール(東京都港区虎ノ門二丁目9番16号) (3)出席予定者:消防庁長官、消防庁次長、審議官、消防大学校長、消防研究センター所長) 8 ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h27/02/270225_houdou_1.pdf)に掲載されてい ます。 【問い合わせ先】総務課 担当:小谷政策評価広報官、野村係長 ◆ 特定共同住宅等における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関す る省令の一部を改正する省令(案)及び消防法施行規則の一部を改正する省令(案)に対する 意見募集の結果及び省令の公布(2月27日、消防庁) 消防庁では、特定共同住宅等における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する 設備等に関する省令の一部を改正する省令(案)の内容について平成 26 年 12 月 27 日から平成 27 年1月 28 日までの間、消防法施行規則の一部を改正する省令(案)の内容について平成 27 年1月 16 日から平成 27 年2月 14 日までの間、国民の皆様から広く意見を募集したところ、こ れらの改正案についての御意見を計4件いただきました。いただいた御意見の概要及び御意見 に対する考え方を取りまとめましたので公表します。また、意見募集の結果を踏まえ、本日、 消防法施行規則及び特定共同住宅等における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供 する設備等に関する省令の一部を改正する省令を公布しました。 (以下省略) ○ 全文は、消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h27/02/270227_houdou_1.pdf)に掲載されてい ます。 【問い合わせ先】予防課 担当:吉村補佐、新納 情報提供 ◆ 平成26年度補正予算(第1号)に係る消防防災施設整備費補助金の交付決定 (2月26日、消防庁) 消防庁は、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30年法律第179号) 第6条第1項の規定に基づき、消防防災施設整備費補助金について、本日、次のとおり交付決 定を行いました。(以下省略) ○ 全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/info/2015/20150227-1.pdf)に掲載 されています。 ◆ 第6回 高齢者や障がい者に適した火災警報装置に関する検討部会の開催 (2月27日、消防庁) 標記検討部会を下記により開催しますので、お知らせします。 記 1 2 日時 平成27年3月6日( 金) 10時00分から12時00まで 場所 主婦会館プラザエフ 8階 スイセン 東京都千代田区六番町 15 9 3 検討事項 (1)高齢者や障がい者に適した火災警報装置関する調査検討について (2)その他 4 取材に当たっての留意事項 (1) 取材を希望される方は、社名、氏名、連絡先を平成27年3月3日(火)17時までに 下記(省略)の問い合わせ先まで登録願います。 (2) カメラ撮影は冒頭のみに限らせていただきますので、あらかじめ御了承願います。 (3)携帯電話等通信機器については、必ず電源を切るかマナーモードにしてください。 (4)静粛に取材し、喧噪にわたる行為は行わないようにお願いします。 (5)会議の録音については御遠慮ください。 (6)会議中の入退室はやむを得ない場合を除き、御遠慮ください。 (7)その他、当日は消防庁職員の指示に従うようお願いします。 ○ 全文は、消防庁ホームページ(http://www.fdma.go.jp/info/2015/20150227-2.pdf)に掲載 されています。 【問い合わせ先】予防課 担当:金子、近藤、吉田 ※ 消防庁各課室の直通電話番号は(http://www.fdma.go.jp/neuter/about/tel.html)に掲載さ れています。 週間情報では、各本部の身近な情報を掲載していますので情報をお寄せ下さい。 週間情報への投稿は企画課へ! TEL 03-3234-1321 FAX 03-3234-1847 E-mail : [email protected] 10
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