虫歯を予防する新しい力 「ニップンパミスエキス」のご紹介 日本製粉株式会社 ヘルスケア事業部 中央研究所 背景 日本人の歯の平均本数 (ヒトの成人の歯の総数は32本) 40歳以下 27 本以上 70歳以上 18 本以下 85歳以上 9 本以下 厚生労働省 歯科疾患実態調査(H23年) 背景 日本人の歯の平均本数 (ヒトの成人の歯の総数は32本) (財)8020推進財団 指定研究事業報告2007より 歯の喪失原因 虫歯 32.4% 歯周病 41.8% (財)8020推進財団 永久歯の抜歯原因調査報告書(H17 年) 歯の喪失原因 虫歯 32.4% 歯を喪失させる原因 約75%は虫歯と歯周病 歯周病 41.8% (財)8020推進財団 永久歯の抜歯原因調査報告書(H17年) 虫歯を持つ者の割合(永久歯) 厚生労働省歯科疾患実態調査結果(H23年) 虫歯を持つ者の割合(永久歯) 20~70歳では90%以上の人が 虫歯経験有り 厚生労働省歯科疾患実態調査結果(H23年) 虫歯について 虫歯菌 S.mutans 糖 S.sobrinus glucose sucrose プラーク(歯垢)の元 になる粘性の物質。 不溶性グルカンの形成 酸の産生 虫歯の発生 乳酸 ギ酸 酢酸 虫歯・歯周病予防食品素材の市場規模 虫歯予防食品素材 歯周病予防食品素材 単位:億円 単位:百万円 2008年 2010年 素材名 素材名 市場規模 433 カテキン 500 CPP-ACP 54 プロポリス 200 Pos-Ca 8 ヒノキチオール 60 その他 13 クマザサエキス 50 合計 508 合計 キシリトール 市場規模 810 富士経済社調べ 目新しい素材が少ない 虫歯を予防する 新規食品素材 ニップンパミスエキス のご紹介 パミスとは? ブドウ 発酵・圧搾 ワイン 搾り粕 果皮、種、梗の混合物 オレアノール酸 アントシアニンなどの ポリフェノール類 ワイン中に 移行しない成分 パミス(pomace) オレアノール酸について ★ オレアノール酸を多く含む食物 レーズン ブドウの果皮 抗う蝕作用 H3C 抗炎症作用 抗菌作用 抗糖尿病作用 CH3 CH3 ナツメ CH3 COOH CH3 HO H3C CH3 オレアノール酸の構造 抗腫瘍作用 抗HIV作用 肝機能強化 虫歯菌増殖抑制試験 最小発育阻止濃度(MIC) オレアノール酸 添加 培養 培養 コロニーが繁殖 虫歯菌接種 コロニーの繁殖を抑える時の 最小濃度を記録 オレアノール酸の虫歯菌増殖抑制効果 菌の種類 最小発育阻止濃度 (mg/ml) Streptococcus mutans OMZ176 sanguis ATCC 10556 12.5 12.5 salivarius 9222 Staphylococcus aureus 209P Lactobacillus casei ATCC 7469 plantarum ATCC 8014 12.5 Bacillus megaterium QM B1551 Escherichia coli K12 Pseudomonas aeruginosa KM 338 Serratia marcescens IFO 12648 Candida albicans IFO 1385 >400 >100 >100 >400 >100 >400 >400 >100 (広島大学歯学部 香西教授ら) オレアノール酸の虫歯菌増殖抑制効果 菌の種類 最小発育阻止濃度 (mg/ml) Streptococcus mutans OMZ176 sanguis ATCC 10556 12.5 12.5 salivarius 9222 Staphylococcus aureus 209P Lactobacillus casei ATCC 7469 plantarum ATCC 8014 12.5 Bacillus megaterium QM B1551 Escherichia coli K12 Pseudomonas aeruginosa KM 338 Serratia marcescens IFO 12648 Candida albicans IFO 1385 >400 >100 >100 >400 >100 >400 >400 >100 (広島大学歯学部 香西教授ら) オレアノール酸の虫歯菌増殖抑制効果 菌の種類 最小発育阻止濃度 (mg/ml) Streptococcus mutans OMZ176 sanguis ATCC 10556 12.5 12.5 salivarius 9222 Staphylococcus aureus 209P Lactobacillus casei ATCC 7469 plantarum ATCC 8014 12.5 Bacillus megaterium QM B1551 Escherichia coli K12 Pseudomonas aeruginosa KM 338 Serratia marcescens IFO 12648 Candida albicans IFO 1385 >400 >100 >100 >400 >100 >400 >400 >100 (広島大学歯学部 香西教授ら) オレアノール酸はレンサ球菌の増殖を特異的に阻害する 不溶性グルカン合成阻害試験 糖 虫歯菌 S.mutans S.sobrinus sucrose 不溶性グルカン プラーク(歯垢)の元 になる粘性の物質 虫歯 glucose 不溶性グルカン合成阻害試験 糖 虫歯菌 S.mutans S.sobrinus sucrose glucose オレアノール酸添加 H3C CH3 不溶性グルカン CH3 プラーク(歯垢)の元 になる粘性の物質 CH3 CH3 HO H3C CH3 虫歯 COOH オレアノール酸の不溶性グルカン合成阻害試験 H3C CH3 CH3 CH3 COOH CH3 HO H3C CH3 オレアノール酸は濃度依存的に 不溶性グルカンの合成を抑制した オレアノール酸濃度(mg/ml) (広島大学歯学部 香西教授ら) オレアノール酸の虫歯予防に関する報告 ラットを用いた虫歯の動物実験 (広島大学歯学部 香西教授ら) 虫歯菌の数(log10CFU) 虫歯菌の数(対数値) Effect of oleanolic acid-cyclodextrin inclusion compounds on dental caries by in vitro experiment and rat-caries model. Kozai K , Suzuki J et al. Microbios.1999 97(388),179-188 3 3 2 2 虫歯菌 虫歯菌+オレアノール酸 虫歯菌が減少! 約10分の1 1 1 00 0 0 1 11 18 2 25 3 32 4 39 5 46 6 飼育日数 虫歯菌接種後の飼育日数 オレアノール酸の摂取 虫歯予防 オレアノール酸の虫歯予防効果 イリノイ大学の論文発表(2008年) Antimicrobial constituents of Thompson seedless raisins (Vitis vinifera) against selected oral payhogens. (J.Fausto Rivero-Cruz, Chrisine D. Wuら、2008) レーズンに含まれるオレアノール酸が 虫歯菌と歯周病菌の増殖を抑えた 虫歯菌 Streptococcus mutans 歯周病菌 Porphyromonas gingivalis ニップンパミスエキスの製造 パミス 国産ブドウ由来 抽出・粉末化 アントシアニンなどの ポリフェノール類 オレアノール酸 3%含有 特許出願済 ニップンパミスエキス ニップンパミスエキスの虫歯菌増殖抑制効果 <結果> <In vitro 試験> (単位:mg/ml) 虫歯菌接種 S. mutans C67-1 MT8148R 24時間 培養 オレアノール酸 or ニップンパミスエキス オレアノール酸 ニップンパミスエキス 添加 24時間 培養 コロニーの繁殖を抑える 時の最小濃度を記録 (オレアノール酸換算) 6.3 6.3 125.0 125.0 3.7 3.7 パミスエキスを 125 mg/mlの濃度で培地に添加した時 虫歯菌の増殖を阻害した パミス抽出物のデンタルプラーク形成阻害試験 2 %スクロース含有BHI 培地 DMSO(control)または パミスエタノール抽出物添加 S.mutans (C67-1、MT8148R 株)播種 培養 洗浄、浮遊細菌を除去 染色、色素を抽出 吸光度を測定(OD 600 nm) デンタルプラーク形成量(OD600 nm) <試験方法> 2.0 C67-1株 MT8148R株 1.0 0 control 0.5 mg/ml 1 mg/ml 2 mg/ml パミスエタノール抽出物添加群 (means±SE, n=3, P <0.01, Dunnett’s test ) パミスエタノール抽出物を1 mg/ml以上の濃度で添加した時 デンタルプラークの形成が抑制された 2011年9月 日本食品科学工学会第58回大会(仙台)にて発表 ニップンパミスエキスを用いたヒト臨床試験 <ヒト臨床試験用タブレットの作製> パミスエキスタブレット プラセボタブレット パミス 抽出・精製 オレアノール酸 3%配合 デキストリン セルロース 硬化油 (mg) 496 280 24 800 デキストリン セルロース 硬化油 パミスエキス (mg) 196 280 24 300 800 ■試験実施にあたり 試験は日本製粉㈱生命倫理委員会の承認を得て実施した。 ニップン パミスエキス インフォームドコンセントに基づき、被験者には試験内容に ついて十分な説明を行い、同意を得た上で参加頂いた。 パミス由来の食品素材を配合したタブレットを作製し ヒトが摂取した時の効果を調べた 2011年9月 日本食品科学工学会第58回大会(仙台)にて発表 ニップンパミスエキスを用いたヒト臨床試験 <試験方法> 被験者 :20~50才までの男女19名 期 間 :プラセボ 5日間→wash out→パミスエキス5日間 摂取量 :1日3回、毎食後歯磨き後にタブレットを摂取 唾液採取: それぞれのタブレットの試験開始日と終了日の昼食2時間後に 無味ガムを3分間咀嚼してもらい、唾液を採取 菌数測定: 改良MSB培地で37℃、48時間嫌気培養。コロニー数をカウント 1日目 昼 朝食 昼食 歯× 2~4日目 夕食 2h 歯× 唾液採取(A) タ 昼食 朝食 歯○ タ 5日目 夜 朝 朝食 夕食 歯○ タ 歯○ タ 昼食 歯× 歯×:歯磨き無し 歯○ タ 2h 歯× 歯○:歯磨き有り 夕食 唾液採取(B) タ :タブレット摂取 <試験結果> S.mutans数 試験終了時菌数(B) 変化率 = 試験開始時菌数(A) プラセボ群のS.mutans 数の変化率を1とした 時の、パミスエキス摂取群のS.mutans 数の 変化率を求めた。 ※試験中抗生物質を使用した被験者、対象 となる菌の測定が困難であった被験者を除 いた、計14名について評価を行った。 S.mutans 数の変化率(相対値) ニップンパミスエキスを用いたヒト臨床試験 1.5 1.0 0.5 0 プラセボ群 パミスエキス 摂取群 (means±SE, n=14, P <0.05 Student’s t-test ) ※試験前後で唾液量・唾液pHに変化は見られなかった。 プラセボ群と比較してパミスエキス摂取群は 唾液中のS.mutansの増殖が抑制された 2011年9月 日本食品科学工学会第58回大会(仙台)にて発表 ニップンパミスエキスの用途 期待できる効果 虫歯予防 歯周病予防 アメ ガム 歯磨き粉 など 菓子類、口腔ケア用品等にお使い頂けます
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