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この度は『診療放射線技師 国家試験対策全科 改訂 11 版』をご購入いただきまして誠に有難うござ
います.本書に誤りがございましたので,深くお詫び申し上げますとともに,下記のように訂正させ
ていただきます.
2015 年 8 月
頁
訂正箇所
誤
正
75
左段下から 10 行目
ヒルシュプルング病
ヒルシュスプルング病
111
図 3–24 中
B 確定的影響
B 確率的影響
223
右段下から 3 行目
~位置に配する.
~位置に配置する.
図 8–174
図 8–176
1)の文章内
4.頭部
2)の文章内
図 8–175
図 8–177
3)の文章内
図 8–176,177
図 8–178,179
図 8–173
図 8–175
図 8–174 脳出血
図 8–176 脳出血
MCDT
MDCT
図 8–179,180
図 8–181,182
下段左写真図番号
313
下段右写真及び図番号
左段上から 11 行目
5.胸部
314
の文章内
上段左写真図番号
図 8–175
図 8–177
上段中写真図番号
図 8–176
図 8–178
上段右写真図番号
図 8–177
図 8–179
中段写真図番号
図 8–178
図 8–180
下段左写真図番号
図 8–179
図 8–181
下段右写真図番号
6.心臓
7.腹部
315
図 8–180
図 8–182
図 8–181〜183
図 8–183〜185
腹部大動脈瘤 の文章内
図 8–185
図 8–187
肝細胞がん の文章内
図 8–186
図 8–188
膵臓がん の文章内
図 8–187
図 8–189
図 8–181
図 8–183
の文章内
左上段写真図番号
316
左下段左写真図番号
図 8–182
図 8–184
左下段右写真図番号
図 8–183
図 8–185
上段写真図番号
図 8–184
図 8–186
二段目写真図番号
図 8–185
図 8–187
三段目写真図番号
図 8–186
図 8–188
下段写真図番号
図 8–187
図 8–189
1
そこに 90°
パルスを照射
運動周波数 ~0 で回転している,
A.
スピンエコーの形成
空間の中心部データは低周波数成分(低分解能:粗い
k 空間を二次元フーリエ変換すると
MR 画像が得られる.
磁場中に置かれたプロトン(磁化ベクトル M0)は歳差
したとする(図 9‒13)
.
造)の情報,周辺部は高周波数成分(高分解能:細い
k 空間の中心部データは低周波数成分(低分解能:粗い
造)の画像コントラストを表す.
~0 で回転している,そこに 90°
パルスを照射
構造)の情報,周辺部は高周波数成分(高分解能:細い
運動周波数
(a)時間 t=0:90°
パルスを照射した直後は
M0 は 90°
頁
訂正箇所
誤
324
図 9-12 k 空間軌跡右図
図 ₉‒₁₂ k 空間軌跡
図 ₉‒₁₂ k 空間軌跡
324
324
₉₀°パルスの照射
図(a)
9-13
325
正
スピンエコーの形成原理
(b)ただちに位相が乱れる.
(a)₉₀°
パルスの照射
t=TE/₂:₁₈₀°
パルス照射
10
(b)および(d)
(b)
ただちに位相が乱れる.
t=TE/₂:₁₈₀°
パルス照射
半導体検出器
10
₁.測定原理
(d)位相が
いスピンエコー
(d)
位相が いスピンエコー
(c)
₁₈₀°反転して ~ で回転
(c)₁₈₀°
反転して ~ で回転
酸チタン酸鉛)や高分子圧電膜材系の
酸チタン酸鉛)や高分子圧電膜材系の
PVDF(ポリフッ
PVDF(ポリフッ : 約 1材と
材としてはシリコン(音速
00
シリコンやゲルマニウムなどを用いたN形半導体とP
が形成される.
が形成される.
t=₂×(TE/₂)
=TE
t=₂×(TE/₂)
=TE
化ビニリデン)などが使われている.また上記の圧電素
化ビニリデン)などが使われている.また上記の圧電素
られている.
形半導体を面接合し,逆電圧を印加すると図
11‒19 のよ
327
329
335
倒れて y 軸に
電子と正孔の対(キャリアという)が生成し,電界によ
っている(歳差運動周波数による回転も
したとする(図 9‒13)
. の周回からは徐々にずれてくる.少しの時間の
スピンの
係があり薄くなるほど周波数が高くなる.
係があり薄くなるほど周波数が高くなる.
右段上から
3 行目 .
③ り電子は正電極へ,正孔は負電極に移動することにより
MRA
と dMR
③ MRA
90°
倒れンの表面を酸化さ
同時に行っている)
(a)時間
t=0:90°
パルスを照射直後は
Mと
180°
パルスを照射すると,2番目のスピンエコ
の周回から
0 はDWI
₁.測定原理
電荷が運ばれ,外部回路に放射線エネルギーに比例した
などの金属を薄く
て y 軸に っている(歳差運動周波数による回転も同時
(b)t=TE/2:速く回転する①と遅い③スピンのため,
される(マルチエコー法)
.
シリコンやゲルマニウムなどを用いたN形半導体とP
343
405
413
られ
図 ₁₁‒
図 ₉‒₁₃ スピンエコーの形成原理
図 半導体検出器
₉‒₁₃ スピンエコーの形成原理
図 ₉‒₁₄ グラディエントエコーの形成原理
図
うに,正電極に電子が,負電極に正孔が引き寄せられ,
子は振動子とよばれ,
子は振動子とよばれ,
(周波数)
発生する超音波の振動数
(周波数)
は-Mo になる
右段下から 3 行目 発生する超音波の振動数
は-M
Z になる
N:N 形半導体,P
中央に空乏層ができる.空乏層に放射線が入射すると,
領域
は素子の厚さにより固有で,周波数と厚みは反比例の関
は素子の厚さにより固有で,周波数と厚みは反比例の関
左段上から 8 行目
(Mo)<1)
.
(Mo)<<1).
180°
パルス
も PN 接合形と同
パルス電流が流れる.放射線粒子が吸収されるごとにパ
に行っている)
.
スピンの位相がずれてくる.このタイミングで
180°
パル
B. グラディエントエコーの形成
される(マ
形半導体を面接合し,逆電圧を印加すると図
11‒19 のよ
途も類似している
ルスを生じるから,計数率の測定と同時に放射線エネル
図 ₁₁‒
(b)t=TE/2:速く回転する①と遅い③スピンのため,
スを照射すると,スピンは x 軸を中心に
180°
反転する.
周波数エンコード傾斜磁場によって,磁石中
B. グラデ
うに,正電極に電子が,負電極に正孔が引き寄せられ,
非常に薄いため,
ギーの測定ができる.
N:N 形半導体,P
スピンの位相がずれてくる.
このタイミングで 180°
パル領域図 周波数エ
(c)その結果,遅いもの③が先頭に,逆に速いもの①
れるほど中心周波数より低く,反対側は高い周
中央に空乏層ができる.空乏層に放射線が入射すると,
₉‒₅₂
と表面障壁形は,
空乏層の中で1個の電子,正孔対を生成するに要する
図 9-50 超音波の発生
電子と正孔の対(キャリアという)が生成し,電界によ
れるほど中
スを照射すると,スピンは
180°
反転する.形成され,その厚
は最後尾になって回転する.
り,時間経過とともに位相のずれは大きくなる
エネルギーは,シリコンで約
3x5軸を中心に
eV,ゲルマニウムで約
F.
分解能
F.
ンの表面を酸化さ
り電子は正電極へ,正孔は負電極に移動することにより
場の極性(+/−)を反転させると,今度は周波
り,時間経
(c)その結果,遅いもの③が先頭に,逆に速いもの①
(d)さらに TE/2 時間の後,すなわち
t=TE
の時間で
必要はない.
2 8 eV
であるから,これは気体中で1イオン対を生成す
近接した2点の反射源を別々の点
近
などの金属を薄く
電荷が運ばれ,外部回路に放射線エネルギーに比例した
場の極性(
は最後尾になって回転する.
スピンのベクトルが完全に い強いエコー(スピンエコ
3) リチウムド
る
に 要 す る 平 均 エ ネ ル ギが逆になり,傾斜磁場の大きさ(面積)が同じ
ー W(Wair=33 97 eV) の 約
PN 接合形と同
パルス電流が流れる.放射線粒子が吸収されるごとにパ
小の距離を分解能という.ビームの
小の
とき,全てのスピンは再び位相が
って強いエ
が逆になり
(d)
さらに
TE/2 時間の後,
すなわち t=TE の時間でも
ー)を形成する.このとき強い誘導電流を
RF
コイルに
1/10
となり,非常に検出効率が高い.また固体中での電
イオンを拡散させ
図 ₉‒₄₉
図 ₉‒₄₉
途も類似している
ルスを生じるから,計数率の測定と同時に放射線エネル
高分解能の検出器とな
子,
正孔の移動度は同程度であり,
性半導体領域(I
ラディエントエコー)が形成される(図
9‒14)
.
とき,全て
スピンのベクトルが完全に
い強いエコー(スピンエコ
形成する.
識別する分解能を距離分解能といい
識別
非常に薄いため,
ギーの測定ができる.
図④₉‒₅₀ 超音波の発生
図⑤₉‒₅₀ 超音波の発生
る
(気体中では陽イオンの移動速度は電子に比べて遅い)
.
とができる.真性
左段上から
4 行目 t=TE 時間にいったんは
MOSFET
線量計
MOSFET
線量計
ラディエン
ー)を形成する.このとき強い誘導電流を
RF コイルに
スピンの位相は
うが,次
決定される.すなわち,波数が同じ
決定
と表面障壁形は,
空乏層の中で1個の電子,正孔対を生成するに要する
ているため,逆電
形成する.
形成され,その厚
エネルギーは,シリコンで約 3 5 方,周波数の高い方が距離分解能は
eV,ゲルマニウムで約
C. 探触子(プローブ)
C. 探触子(プローブ)
方,
が広いため X,c
必要はない.
2 8 eV であるから,これは気体中で1イオン対を生成す
るために使用時,
一般的な探触子の構成は右図のように多数の振動子・
一般的な探触子の構成は右図のように多数の振動子・
ビームの方向に垂直に接した2点を
ビー
3) リチウムド
る に 要 す る 平 均 エ ネ ル ギ ー W(Wair=33 97 eV) の 約
がある.
(誤)
電極のほか,分解能を向上ため後方の超音波成分を吸収
電極のほか,分解能を向上ため後方の超音波成分を吸収
位分解能といい,ビーム幅により決
位分
1/10 となり,非常に検出効率が高い.また固体中での電
イオンを拡散させ
4) 高純度形(
高分解能の検出器とな
子,
正孔の移動度は同程度であり,
性半導体領域(I
するバッキング材や,干渉による反射波の振幅を最小に
するバッキング材や,干渉による反射波の振幅を最小に
一般の腹部用プローブ(3
5 MHz
一
より,Li を拡散さ
る
(気体中では陽イオンの移動速度は電子に比べて遅い)
.
とができる.真性
図 11-19
1 mm 程度,方位分解能:2
mm1 mm
程
し生体とのマッチングをとるための整合層,超音波ビー
し生体とのマッチングをとるための整合層,超音波ビー
るようになった.
図 ₁₁‒₁₉ 半導体検出器の測定原理
ているため,逆電
時は不要となる.
半導体検出器の測定原理
距離分解能は方位分解能より優れて
距離
ムのスライス幅方向の拡がりを抑える音響レンズ(シリ
ムのスライス幅方向の拡がりを抑える音響レンズ(シリ
が広いため X,c
₂.半導体検出器の種類
5) Si と Ge:
コンゴム)などから成る.
コンゴム)などから成る.
るために使用時,
半導体材料としては,シリコン(Z=14)とゲルマニ
が,Ge の方が高原
がある.
(正)
ウム(Z=32)を用い,さらに製法により次の4種類に
ルマニウムが適し
4) 高純度形(
分類できるが,この他常温で使える半導体として,CdTe, 6)
冷却:半導
より,Li を拡散さ
HgI₂,GaAs などの化合物半導体検出器がある.また,
体窒素(−195 8
るようになった.
CdZnTe(CZT
検出器ともいう)を電子冷却で使用する
Si(Li) が使用中,
図 ₁₁‒₁₉ 半導体検出器の測定原理
時は不要となる.
検出器が開発され,比較的エネルギー分解能も良好であ
のに対して,高純
₂.半導体検出器の種類
5) Si と Ge:
る.
検出器の冷却は液
2
半導体材料としては,シリコン(Z=14)とゲルマニ
が,Ge の方が高原
1) PN 接合形:高純度のP形シリコンの表面にリン
ガを通して前置増
量測定器に使用することについては,JIS Z‒4314 で規定
頁
定されていないが,測定対象は PLD や TLD とほぼ同様
され,測定対象は実効エネルギー 10 keV ∼3 MeV の X, と考えればよい.素子には酸化アルミニウムを使うが,
測定に関しては基本的にX線用と同じであり,熱中性子
ーザによる測定装置が開発されてからは,広く使用され
c 線の 1 cm 線量当量および 70 nm 線量当量と,最大エネ
ホルダにはエネルギー特性を改善するために銅と錫のフ
とともに 1 cm 線量当量および 70 nm 線量当量を求める
るようになった.
ルギー
0 5∼3 MeV b 線の 70 nm 線量当量である.素子
ィルタを用いると共に,銅板に小さな穴を開けたイメー
訂正箇所
誤
正
が,b
線に関してはその透過性から考慮して 70 nm 線量
には銀活性燐酸ガラスが使われるが,若干エネルギー依
ジングフィルタを装着して入射放射線の画像情報がわか
当量のみを求めることになる.
₅.熱ルミネセンス線量計(TLD)
存性があるため,素子を入れるホルダにはエネルギー特
るような工夫もされている.また,TLD のような熱処理
4) 高速中性子用(JIS Z‒4510)(誤)
p. 405 参照.TLD を被ばく線量測定器に
n/n=1 測定原理は
n×100[%]
(11.40)
性改善用のフィルタが装着される.また,フェーディン
をしなくても,強い光照射による光学的アニーリングに
0 5∼15 MeV の高速中性子に適用される.高速中性子
使用することについては,JIS Z‒4320 で規定され,測定
2) 計数率の標準偏差
右段上から
1 行目
グは少ないため,長期間の集積線量の測定ができるとと
より繰り返し反復使用も可能である.フェーディングも
はフィルム乳剤中に含まれる水素原子と衡突反応を起こ
対象は 15
n
1 keV ∼3 MeV 光子の 1 cm 線量当量と,最大エ
小さいため,比較的長期間の集積線量が測定でき,測定
もに,素子は熱処理によって反復再使用ができる.比較
(正)
×100=
×100
[%]
(11.40)
t
秒間に n
n カウントでその計数率を
R nm
としたとき,そ
b 線の 70
線量当量である.素
し,弾性散乱した反跳陽子は原子核乳剤の中に黒化した
ネルギー 0 5∼3
MeV
n
可能な最小線量も
10 nSv 程度から可能である.
的感度も高く,10 nSv 程度から測定ができ,窒素ガスレ
飛跡を形成する.現像処理後,飛跡を顕微鏡で計測して, 子には種々の種類があるが,高感度でエネルギー依存性
420
計数の統計処理
計数の統計処理
の標準偏差は
2) 計数率の標準偏差
が少なく,フェーディングの少ないものが好ましい.こ
中性子フルエンスを求め,これに換算係数を乗じて線量
表 11-4 中 蛍光ガラス線量計と着用中の自己監視 赤枠部分
表 ₁₁‒₄ 被ばく線量測定器の特性比較
n
R
R
のような素子を使うことにより,比較的長期間の集積線
当量を算出する.熱中性の寄与を除くために
Cd フィル
t
n カウントでその計数率を
R としたとき,そ
または,
となり,R±
として表す.
秒間に
フィルム
PD 形
量の測定ができる.TLD
も PLDt半導体式
と同様に熱処理をする
タを用い,フィルタ透過後のフィルム部分の飛跡を計測
tPC 形 蛍光ガラス
t TLD
元素の核崩壊はランダム現象であり,崩壊
OSLD
DIS
ポケット線量計
ポケット電離箱
バッジ
線量計
線量計
の標準偏差は
中性子源を用い
こ と に よ り,反 復 再 使 用 が で き る.高 感 度 素 子 で は
する.フルエンスの校正には Am‒Be
c
線で
100
測定下限値
また相対誤差は
全く不規則である.したがって放射能の小
10
10
10
1
10
1
1
る.
1 nSv 程度からの測定ができる.
X線で≧ 100
H [nSv]
元素の核崩壊はランダム現象であり,崩壊
n
R
R
または,
となり,R±
として表す.
X線用
1/
n×100(%)
時間で計測すると,測定器の精度が良好で
t
t
t
全く不規則である.したがって放射能の小
100∼7 000
10∼1 000
10∼500
₄.蛍光ガラス線量計(PLD)
₆.光刺激蛍光線量計(OSLD)
線量測定範囲
10 nSv
1 nSv
10 nSv
0 01∼99 99
c 線用
20∼2 000
250∼25 000
1∼1 000
3) 自然計数を差し引くときの標準偏差
値はばらつく.そこで統計的処理が必要と
測定原理は
p.
405
参照.蛍光ガラス線量計を被ばく線
測定原理は
p.
406
参照.この線量計は現在では
JIS 規
[nSv]
H
∼30
Sv
∼100
Sv
∼10
Sv
1∼9 999
また相対誤差は
時間で計測すると,測定器の精度が良好で
100 nSv ∼
50∼5
000 500∼50 000
量測定器に使用することについては,JIS
Z‒4314
で規定
定されていないが,
測定対象は
PLD
や
TLD
とほぼ同様
700 mSv
試料の計数 n を t 秒間で測定したときの計数率を R,
1/
値はばらつく.そこで統計的処理が必要と
10
X, 中
され,測定対象は実効エネルギー
と考えればよい.素子には酸化アルミニウムを使うが,
エネルギー特性
大
小keV ∼3 MeV
小 の n×100(%)
中
中
中
小
tb 秒間で測定したときの計数率を
Rb
また自然計数
nb を
有
無
無
有
無
有
無
有
線の 1 cm 線量当量および
70 nm 線量当量と,
最大エネ
ホルダにはエネルギー特性を改善するために銅と錫のフ
(誤) c線量記録の保存性
3) 自然計数を差し引くときの標準偏差
着用中の自己監視
不可
可
不可
可
不可
不可
可
不可
b
nm
ルギー
0
5∼3
MeV
線の
70
線量当量である.素子
ィルタを用いると共に,銅板に小さな穴を開けたイメー
とすると,自然計数を差し引いた正味計数率(R−Rb)
定義と意味
試料の計数
n を中ジングフィルタを装着して入射放射線の画像情報がわか
t 秒間で測定したときの計数率を
R,
機械的堅牢さ
大
小
小
中
中
中
中
には銀活性燐酸ガラスが使われるが,若干エネルギー依
に対する標準偏差は
何回か繰り返すと,測定値はばらつくが,
湿度の影響
大
大
大
小
中
中
中
中
存性があるため,素子を入れるホルダにはエネルギー特
るような工夫もされている.
また,
TLD
のような熱処理
を
t
秒間で測定したときの計数率を
Rb
また自然計数
n
定義と意味
b 小 b
フェーディング
中
大
大
中
小
小
小
xN,
を N,それぞれの測定値を
x₁,x₂ ……不可
性改善用のフィルタが装着される.また,フェーディン
R R可をしなくても,強い光照射による光学的アニーリングに
b
繰返し反復使用
可
可
可
可
可
可
とすると,自然計数を差し引いた正味計数率(R−R
何回か繰り返すと,測定値はばらつくが,
+ より繰り返し反復使用も可能である.フェーディングも
(11.41)
b)
グは少ないため,長期間の集積線量の測定ができるとと
t
t長期
使用期間
中期
短期(1 日) 短期(1 日)
中期
長期
短期
中期
v は次式
b
の平均値を x とすると,
標準偏差
小さいため,比較的長期間の集積線量が測定でき,測定
もに,素子は熱処理によって反復再使用ができる.比較
,x
……
x
,
に対する標準偏差は
を N,それぞれの測定値を
x
方向依存性
大N
小
小
中
小
中
小
小
₁
₂
もし,t=tb で測定すると,
nSv 程度から測定ができ,窒素ガスレ
可能な最小線量も 10 nSv 程度から可能である.
的感度も高く,10現像を必要と
Sv 単 位 の
機械的衝撃で指示値がR 測定精度は
素子の種類 画像情報が
測定精度が
v は次式
の平均値を x とすると,標準偏差
Rb
その他の特性
し,線量算出
デジタル表
変化
求められる
良好
N
+比較的高い が多い n+n
(11.41)
R+R
が複雑
示
b
t
tbb または,
(11.42)
(11.39)
! (x -xi422
)2 /(N-1)
表 ₁₁‒₄ 被ばく線量測定器の特性比較
t
t
i=1
N
フィルム
PD
形
PC 形 b で測定すると,
蛍光ガラス
半導体式
もし,t=t
TLD
OSLD
DIS
ポケット線量計
ポケット電離箱 422
バッジ
線量計
線量計
(11.39)
!と表した場合は,全計測回数のうち,
(x - xi)2 /(N-1)
4) 計数率計による測定の標準偏差
±v
c 線で 100
測定下限値
i=1
n+n
R+R
b10
10
10
1
10b
1
1
または,
(11.42)
X線で≧ 100
H [nSv]
時定数
cr 秒の計数率計で
R[cps]
を得たとすると,
こ
から x −v の範囲内に入ると判断すればよ
t
t
±v と表した場合は,全計測回数のうち,
X線用
れは
秒間の測定を行なったと考えればよい.したが
とその確率(信頼度)は次のようになる.
100∼7 000
10∼1
000 2cr
10∼500
線量測定範囲
10 nSv
1 nSv
10 nSv
0 01∼99 99
4) 計数率計による測定の標準偏差
から x −v の範囲内に入ると判断すればよ
c 線用
20∼2 000
250∼25 000
1∼1 000
∼30 Sv
∼100 Sv
∼10 Sv
1∼9 999
って
100 nSv
000 R[cps]に対する標準偏差は
500∼50 000
v ∼ 50∼5
2v
3v
1 645 v H 1 [nSv]
96 v
0 675
時定数
cr
秒の計数率計で
R
[cps]
を得たとすると,
こ
とその確率(信頼度)は次のようになる.
700 mSv
0 955 0 997
0 900
0 950
0 500大
1中
R 小
エネルギー特性
小
中
中
中
小
れは
2cr
秒間の測定を行なったと考えればよい.したが
2v
3v
1 645 v 線量記録の保存性
1 96 v
0 675有v
,また相対誤差は
×100[
%]
(11.43)
無
有
無
有
無
有
90%誤差 95%誤差
確率誤差
2 cr 無
2 crR
0 955 0 997 (正)
0 900
0 950
0 500
着用中の自己監視
不可
可
不可
不可
不可
不可
可
不可
って
R[cps]に対する標準偏差は
計測 n からは近似的に,n±v
≒ n±
n大と
最適測定時間と標準偏差の選定
中
機械的堅牢さ
小 5)
小
中
中
中
中
90%誤差 95%誤差
確率誤差
R 大
1中
湿度の影響
大
大
小
中
中
中
,また相対誤差は
×100
[
%]
(11.43)
計測では一般にこの方法が用いられる.相
,R
とし,それぞれの
試料と自然計数の計数率を
R
フェーディング
大
小
中
小b
小
小
2 cr 大
2s crR
計測 n からは近似的に,n±v
≒ n± n中と
不可
可
可 t ,t としたとき,
可
可
可
可
可
誤差)で表す場合には, 繰返し反復使用
n/n=1/ n とし
測定時間を
s
b
計測では一般にこの方法が用いられる.相
使用期間
中期
短期(1 5)
日) 最適測定時間と標準偏差の選定
短期(1 日)
長期
中期
長期
短期
中期
ることが多い.n± n の意味は(n+
n)
方向依存性
大
小
小
小
中
小
小
R中s
t
s
誤差)で表す場合には, n/n=1/ 現像を必要と
n とし
試料と自然計数の計数率を
Rs,Rb とし,それぞれの
=
(11.44)
Sv 単 位
の
t
R
機械的衝撃で指示値が
測定精度は
素子の種類
画像情報が
測定精度が
b
b
)の範囲内に平均値 x の存在する確率が
その他の特性
し,線量算出
デジタル表
ることが多い.n± n の意味は(n+
n) 変化測定時間を ts,t
比較的高い
が多い
求められる
良好
b としたとき,
が複雑
示
考えればよい.
の条件にすると,①あらかじめ,(Rs−Rb)の標準偏差
)の範囲内に平均値 x の存在する確率が
Rs
ts
434
表 12-2 中 β遮断薬
運動負荷時血流欠損の現象
運動負荷時血流欠損の減少
=
(11.44)
が与えられているならば,
(ts+t
b)の時間を最小にして
tb
Rb
422
考えればよい.
測定する.散乱体無しは
における標準偏差の計算
測定することができる.②あらかじめ(t
s+tb)の全測定
442
右段下から 2 行目
測定する.99mTc を
の条件にすると,①あらかじめ,
(Rs−R
b)の標準偏差
990m
Tc を
標準偏差
時間が与えられているならば,(Rs−Rb)に対する標準
における標準偏差の計算
が与えられているならば,(ts+tb)の時間を最小にして
(散乱体有りの場合は線状線
するとき,その標準偏差は n となり,
偏差は最小にすることができる.
標準偏差
測定することができる.②あらかじめ(t
(散乱体有りの場合は
100 キ
s+tb)の全測定
443
右段上から 3 行目
源を用いて 250 キロカウン
n として表す.
ロカウント)
するとき,その標準偏差は n となり,
時間が与えられているならば,
(Rs−Rb)に対する標準
ト)
差は,
n として表す.
偏差は最小にすることができる.
右段 関連事項中
差は,
Na131I を 148 ~ 296MBq
460
Na131I を 185 ~ 500MBq
甲状腺機能亢進症
₂₄₁
₁cm
₁cm
₁cm
₁cm
の和差積商公式
右段 関連事項中
460
vA,vB とした
定値 A,B に対する標準偏差を
甲状腺機能亢進症
の和差積商公式
和差積商に対する公式は次式となる.
₂
₂
vA,vB とした
定値
± vA,B
A +vに対する標準偏差を
B ………和,差
和差積商に対する公式は次式となる.
₂
₂
v
v₂A
B
₂
………積
B
+
核崩壊のランダム現象とポアソン分布
100Gy の吸収線量
80Gy の吸収線量
核崩壊は時間的に全くランダムに起こり,この現象はポ
核崩壊のランダム現象とポアソン分布
アソン分布に従う.
いま多数回の測定の平均値を m とする
核崩壊は時間的に全くランダムに起こり,この現象はポ
とき,個々の測定値 n の現れる確率 p は次式となる.
3
アソン分布に従う.
m とする
mn いま多数回の測定の平均値を
(11.46) e-m
p(n)=
|
頁
471
471
訂正箇所
表 12-10 中
副腎 123I-MIBG の検査時間
右段
関連事項中上から 5 行目
521
右段上から 1 行目
555
左段下から 12 行目
123
誤
正
3時
6 時,24 時
I-MIBG を
131
I-MIBG を
線量(Gy)
=15×有効半減期 線量(Gy)=135×有効半減期
る放射性同位元素で
る放射性同位元素で
101 ~ 10 Bq/cm
101 ~ 10-4Bq/cm4
-4
4
3