Series 企業 Report Vol.07 トップに聞く トヨタカローラ栃木株式会社:代表取締役社長 喜谷 辰夫 結婚。 ﹁郊外にでると自 客観的な視点 ﹁ 目の前で起こっていることを正 然がたっぷりある 栃 木 て栃木生まれの奥様と しく見る﹂。それが喜谷辰夫社長の 道が多い﹂と言いながら は、 ドライブには楽しい も、実は大のサイクリン 信条である。当たり前のことかもし どうしても自分目線で、物事を思い グ好き。2∼3 時 間か れないが、 これが意外にむずかしい。 込みで判断しがちである。 ﹁ 物 事を いかに客 観 的に見るか﹂という姿 勢 は、 車の実験部門で繰り返し経験し ていたからこそ身に付いたものかも しれない。 ﹁ ︵人の命を載せて走る車 を扱うからには︶間違ったとらえ方 をしたら大変﹂ と語る。 自然の風を愉しむ 大阪で生まれ東京で育ち、縁あっ 喜谷 辰夫(きだに たつお) 東京都出身。 1975年に大学を卒業。 1987年にトヨタカローラ栃木㈱に入社。 その後、取締役 総務部長、常務取締役を経て、1994年から代表取締役 社長。 見せる。 ﹁子育ては妻に任せきり﹂と 言いながらも、家族揃ってキャンプや らしさを伝える。﹁自転車のイベント サイクリングを楽しみ、自然の素晴 は内 心 焦ったが、息 子は嬉しそ う に息子と一緒に参加して、負けた時 も﹁小学校高学年の頃、 親と何時間 だった﹂と。良き父親である。ご自身 も散歩したことをよく覚えている﹂ と言う。 車のある豊かな暮らし 今、車は移動手段だけではなく、 多 様 化して ファッション的道具でもあり機能も 様 のニー ズ いる 。 ﹁ お客 をつかんで、 あった商品︶ ︵ ニー ズ に 提 案 をし 、 品 説 明 をし じっく り 商 に工夫されている。また ﹁社員の力が 気持ちが、 ショールームなどいたる所 て、使いこなしてもらいたい﹂という 発揮できるようにコミュニケーション を心がけ﹂ながら、 経営理念の ﹃車の ある豊かな暮らしに貢献する﹄ ため ていた。 社 長の前 向きな生き方がにじみ出 トライしてみる﹂ という言葉に、 喜谷 最初から無理と諦めず、 とりあえず ﹁新しいもの、 面白いものがあったら、 進 も う と する 思いが感じられる 。 も、 物事を正確に捉え、 判断し、 前に つ解 決していく ﹂という姿 勢の中に 台。 ﹁ 妻には、 おこられる の陣頭指揮にあたる。 んですがね⋮ ﹂と笑顔を ﹁ピンチになっても責任を投げ出 すわけにはいかない。問題を一つひと スで走るのは気持ちがい ・・ いで す よ ﹂と 愛 車 も 3 ぐ。 ﹁ 自然の中で季節を ㎞程 自 転 車 をこ Profile 50 感じながら、自 分のペー けて 物事をいかに客観的に見るか、 いかに正しく見るか。
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