シェフ佐藤の梅干作り ~無農薬・有機栽培の梅干は、味・香りともに最高です!~ □材料 ・小梅 3kg(熟したものがおすすめ) ・自然塩(海水塩) 300~360g(梅の量の10~12%) ・焼酎 400cc(度数は35%以上)⇒防カビのために使います。 (焼酎を使いたくない時は米酢で代用できますが、くすんだ色に仕上がります。) ・赤じそ 6束(ちりめんがおすすめ) ・自然塩 赤じその約10% □作り方 1. 梅は竹串などでヘタを取って水洗いし、たっぷりの水に漬けてアク抜きする。 ●ヘタを取らないと苦味が出て しまいます。 ●熟した梅は2~3時間、 青い梅は一晩水に漬けます。 梅をザルにあけて水を切り、焼酎にくぐらせてから盆ザルなどの上で2~3時間乾かす。 青梅の場合は、梅ザルに敷いて天日干ししてから使いますが、 熟した梅を使う場合は、防カビのために35度以上の焼酎 にくぐらせてからザルにあけ、すぐ漬けます。■使う焼酎によって は、しその色がきれいに出ない場合があります。 2. かめの底に梅を並べ、自然塩と交互に重ねる。最後に塩で表面を覆い、落とし蓋をし て重石(梅の1.5倍)を乗せる。最後に、紙蓋をして冷暗所で保管する。 3. 2~3日後、白梅酢が梅をかぶるくらいに上がってきたら、重石を半分に減らし、再び紙蓋を して冷暗所で保管し、赤じそが出回る時期まで待ちます。 ⇒次ページ 梅干の仕上げについて 梅干の仕上げ 4. 赤じそは葉のみを摘み取り、水洗いしてザルにあけて水を切る。これをボウルに入れてひと握りの自然 塩を入れて揉み、汁を捨てる。(最初は葉を傷つけないように徐々に絞る。) 5. この作業を3回繰り返す。この間、赤じその葉を広げながら自然塩をまぶし、3回目は特に固く絞る。 6. 充分に汁気を絞った赤じそをボウルに入れ、白梅酢をコップ1杯すくい取り、赤じそをよく揉んでから 汁ごとかめに戻す。 7. 再び落とし蓋をし、汁が梅にかぶるくらいの重石を乗せて紙蓋をし、冷暗所で保管する。 梅干は、作って 1 年後からがおいしいです。年代物はよりうま味が増して、身体にも有効です。 ■土用干し■ 土用(7月20日頃)にこだわらず、晴天の続きそうな日を選びましょう。 盆ザルやすだれなどに汁気を切った赤じそ・梅を並べ、天日に干す。この時に梅酢(かめごと。上にラップを かけておく)も天日にさらし、日暮れに赤じそ・梅を梅酢の中へ戻す。小梅以外の梅の場合は、この作業を 3日間繰り返し、最終日には夜間も干して翌日かめに戻す。(決して雨には当てないこと)
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