第４章「健康ふくふくプラン 21」の基本的な考え方１計画の基本理念生涯にわたり心も体も健やかで幸せなまち“ふくい” 全ての市民が生涯にわたり、自分らしく健やかな生活を送ることができるよう、心身ともに健康で幸せに暮らすことができるまちの実現を目指すことを基本理念とします。そして、基本理念を実現するためには、高齢化が進展する中で若い世代から正しい生活習慣を送ることや生活習慣病の予防、現状の身体機能の維持や加齢による衰弱化の進行や生活機能の低下を防ぎ、個人の生活状況に応じた「生活の質の向上」を図ること、そして介護を必要とせず、自立した生活を送ることができる期間である「健康寿命の延伸」を図ることが大切です。２計画の基本方針基本理念を実現するために、第２章や第３章で見出された課題を踏まえ、（１）健康的な生活習慣の推進と定着、（２）生活習慣病の発症予防と重症化予防、（３）健康づくりを支援する社会環境の整備を基本方針とし、主な施策を掲げます。（１）健康的な生活習慣の推進と定着健康寿命を延ばし、生活の質を向上させるためには、市民一人ひとりが生涯を通して健康的な生活習慣を推進し定着していくことが必要であり、子どもの頃から正しい生活習慣を身につけ、健康への関心を高めて健康づくりに取り組むことが大切です。（２）生活習慣病の発症予防と重症化予防生活習慣病を予防するためには、「（１）健康的な生活習慣の推進と定着」がまずは基本となりますが、自分の健康状況を知り、必要ならば生活習慣を改善することも大切です。そして万が一、生活習慣病を発症した場合には、症状の進行や合併症の発症等、重症化の予防に取り組むことが重要です。また、生活習慣病は、国民医療費増加の大きな原因にもなっており、その発症や重症化を予防することは健康づくりはもちろん、医療費の削減にもつながります。（３）健康づくりを支援する社会環境の整備市民一人ひとりが健康への関心を高め、健康づくりに取り組む中で、個人の努力だけでは難しい場合もあります。市民の健康状況や生活環境の違いに関わらず、健康づくりに取り組みやすいよう後押しできる環境づくりが必要です。 24 計画の体系図基本理念主な取組基本方針・「ずっと健康１０１宣言」（＋１０分の運動）に関する情報について、様々な機会を通して発信します生涯にわたり、心もからだも健やかで幸せなまち‘ふくい（１）健康的な生活習慣の推進と定着・「ずっと健康１０１宣言」（＋１皿の野菜）に関する情報について、様々な機会を通して発信します・心の健康を保つため、ストレスの対処法等について普及啓発します・正しい歯磨きの方法について啓発します・正しい生活習慣の重要性について、情報の提供と普及啓発をします・身体活動・運動の必要性に関する知識を普及啓発します・適正体重の重要性及び生活習慣病予防について普及啓発します（２）生活習慣病の発症予防と重症化予防・心の健康や病気に関する情報提供をします・歯周疾患検診や定期的な歯科検診の受診勧奨をします・生活習慣改善の取組を支援します・健康や身体活動・運動に関する学習や活動を行うグループを支援します・健康や栄養・食生活に関する学習や活動を行うグループを支援します（３）健康づくりを支援する社会環境の整備・不安や悩みの相談窓口に関する体制整備及び情報提供をします・歯や口腔の健康についての正しい知識や情報提供をします・働く世代への健康づくりに関する情報発信に取り組みます 25