仕様書B[PDF:248KB]

仕様書B
1.件名
外国特許庁等との産業財産権情報メディアレス交換用システム等保守支
援業務に係る労働派遣
2.派遣員
(1)派遣員数
1名とする。
(2)派遣員に求められる条件
最低限、以下の要件①~⑨を全て満たすこと。
① 今まで経験したシステム設計開発(ただしプログラミングを含むものに限る)の規
模の合計が、10キロステップ又は10人月以上であること。その際、JAVA 又は
Perl を用いた経験を有すること。また、それらのシステム設計開発において、プロ
グラム設計書を作成した経験があること。
② Oracle Database 等のデータベースを利用する業務に 1 年以上携わっていること。
③ 「Microsoft Excel」について、少なくとも「Microsoft Office Excel2010 エキスパー
トレベル」合格者、又は実務経験として「Excel VBA を用いた業務及びピボットテ
ーブル等を用いたデータ集計業務」に 1 年以上携わっていること。
④ 口頭で指示された作業手順に基づく作業手順書を作成できる者であること。
⑤ 産業財産権に関する知識を修得しようとする意欲があること(なお、左記意欲を有
する者であっても別紙1の(1)に該当する場合は不適合とする)。
⑥ 各業務について職員の指示に基づき速やかに着手し、積極的に業務を遂行すること
(速やかに業務の着手を行えない、又は、積極的に業務を遂行できないと判断され
る場合については別紙1の(2)を参照)。
⑦ 業務で使用するパソコンが厳重にセキュリティ管理されたものであることを十分に
理解し、IC カードの管理、ログイン及びログオフ等を指示どおりに行えること。
⑧ 未公開情報、個人情報、機密性の高い情報等に関して、適切な取り扱いを行えるこ
と(適切な取扱を行えないと判断される場合については別紙1の(3)を参照)
。
⑨ 原則平成28年度中継続して勤務可能な者であること。
3.業務内容
情報処理システム開発の業務
外国産業財産権情報を検索照会するためのシステム構築の補助や、関連する既存プログ
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ラムの保守・運用のために以下の作業を行う。
(A) 外国産業財産権情報のデータ構造等変換プログラムの作成・保守、当該プログラムを
用いた変換作業、変換された情報のサーバへのアップロード作業。
(B)特許関連情報(特許文献の書誌データ等)をデータベースに蓄積するためのプログラム
作成・保守、蓄積作業。
(C)上記(A)及び(B)の業務に関するログ管理やプログラム設計資料の作成、その他関連する
支援ツールの開発・維持作業。
【(A)の作業の例】
① 「外国特許庁等との産業財産権情報メディアレス交換用システム」にて扱う外国産業財
産権情報の種別が変更・追加された際に、既存の変換プログラム(JAVA、Perl によっ
て作成されている)を改造、又は別途変換プログラムを作成し、所定の形式への変換を
可能とする(変換の例:外国特許文献 XML データを、FOPISER 画面表示仕様等に合
わせて整形・加工し html ファイルへ変換)
。
② プログラムによる変換結果を Web ブラウザ等を用いて確認し、バグの発見や改善作業
を行う。
③ 上記①の作業により変換された情報のサーバへのアップロード作業を行う。
【(B)の作業の例】
④ 外国特許文献の書誌情報、リーガルステータス、庁内 DB から取得された特許書誌情報
に対し、JAVA、Perl、VBA などのプログラムを用いて必要なデータ項目を抜き出し、
別途設けた DB へ登録可能な形式への変換作業を行う。
⑤ ④の DB への登録作業に先立ち、試験用 DB への登録を行い、その際のワーニングやエ
ラー内容からバグの発見、プログラム修正を行う。
【(C)の作業の例】
⑥ ①の作業により変換されたデータの件数管理プログラム、サーバにアップロードされた
データの解凍・ディレクトリの移動を行うプログラムといった支援ツールを作成する。
⑦ (A)及び(B)の業務やその支援ツールについて、ログ管理ツールを作成する。また、各種
ログ情報やプログラム出力を「Microsoft Excel」が備えるマクロにより読み込み、整形
表示する作業を行う。
⑧ (A)及び(B)の業務やその支援ツールを作成した際に、プログラム操作方法を記したマニ
ュアル及びプログラム設計書を作成・修正する。
⑨ 他の職員が開発したツールのプログラム設計書及びマニュアルを作成する。
4.派遣先名称及び所在地
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(1) 名
称 特許庁
(2) 所 在 地 東京都千代田区霞が関三丁目4番3号
(TEL:03-3581-1101(内線 2502)
)
(3) 就業場所 総務部総務課情報技術統括室
5.派遣期間
平成28年4月1日~平成29年3月31日
6.勤務日
派遣員の勤務日は、行政機関の休日に関する法律第1条第1項各号に掲げる日を除いた
日とする。
7.就業時間
9時30分~18時15分(7時間45分)とする。
ただし、休憩時間を除く。なお、派遣元及び派遣員に起因しない事由により業務に従事
できない場合についても、その時間を除くものとする。
8.休憩時間
1日につき60分とする。
9.時間外勤務
就業時間外の労働は、月30時間の範囲内で命ずることができるものとする。
なお、時間外勤務は就業時間の終了時である18時15分からとする。
10.時間外単価
1日の実働時間が8時間を超えた部分については、時間単価の25%割り増しとする。
11.交通費
時間単価に含む。
12.著作権について
(1)本事業を受注した事業者の派遣員が本契約に基づく派遣業務従事中に作成した資料、
プログラム(ソースプログラムを含む。)、ツールその他一切の著作物の著作権(著作権法
第27条及び第28条に規定する権利を含む。以下同じ。)は、当該著作物の著作権の発生
と同時に全て特許庁に帰属するものとする。
(2)本事業を受注した事業者は、前項に基づいて特許庁に著作権が帰属した著作物につ
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いて、著作者人格権を行使せず、また、本事業を受注した事業者の派遣員をして著作者人
格権を行使させないものとする。
(3)本事業を受注した事業者は、次の各号に掲げる事項を証する書面を作成のうえ特許
庁に提出しなければならない。
① 第1項に基づき著作物の著作権が無償で甲に帰属することについて、乙の派遣員が同
意したこと
② 第1項に基づいて甲に著作権が帰属した著作物について、乙の派遣員がその著作者人
格権を行使しないことに同意したこと
13.その他
(1) 派遣員は、特許庁が発行する構内職務従事者証明書、入室カード及び派遣元が発行
する身分証を携帯すること。
(2) 派遣員は、業務上知り得た秘密を漏えいしてはならない。
(3) 派遣員は、業務遂行上不明な点が生じた場合は、就業に関する指揮命令者等の指示
に従うこと。
(4)派遣員が、本人の事情等により退職する場合には、速やかに代替要員を派
遣すること。
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別紙1
【
(1)派遣員に求められる条件⑤を不適合とする場合】
・ 業務で使用する用語(産業財産権関係)の定義について、職員に同じ質問を何度も繰
り返す。
・ 用語(特に産業財産権関係の専門用語)について、自ら調べる姿勢が無い(具体例:
職員に尋ねた用語、又は、職員に誤解を指摘された用語について、メモを残さない、
又は、説明を受けた際の資料やメモがあるにもかかわらず、自ら調べずに職員に再度
聞く。
)
。
・ 用語(特に産業財産権関係の専門用語)について、意味を理解していないにもかかわ
らず、その意味を確認せずに使用することを繰り返し行う。
【
(2)派遣員に求められる条件⑥を不適合とする場合の具体例】
例えば、以下のいずれかに該当する場合は、速やかに業務の着手を行えない、又は、積
極的に業務を遂行できないと判断する。
・ 職員が指示した業務について特別の事情が無いにも関わらず業務の着手が著しく遅い。
・ 職員が指示した優先順位に基づいて業務を処理しない。
・ 職員が指示した業務について理解する時間が長いため、業務に正しく着手できるまで
に相当の時間を要する。
・ 各業務の完了報告までの時間が著しく長い。
・ 手が空いている状況にも関わらず、職員に次の業務についての指示依頼をしない。
・ 就業時間中に業務とは無関係な作業をする。
・ 遅刻や欠勤が多く、業務計画の円滑な遂行を妨げる。
【
(3)派遣員に求められる条件⑧を不適合とする場合の具体例】
例えば、以下に該当する場合は、適切な取扱を行えないと判断する。
・ 未公開情報、個人情報、機密性の高い情報等(例えば、入札公告前の調達仕様書、シ
ステム設計書)に関して、職員が誰に開示し、誰に開示しないのかを指示したにも関
わらず、上記情報にアクセスすべきでない者がアクセスできる場所(イントラネット
上のフォルダを含む)に上記情報を保存ないし放置する。
・ 情報の開示範囲に留意して業務を遂行しない。
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