2015年度1月フォーラム - 公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団

千里ライフサイエンスフォーラム開催のお知らせ
2015年度1月フォーラム
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と
き: 2016年1月14日(木)18時~20時(講演会:18:00~、懇親会:19:00~)
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と こ ろ: 千里ライフサイエンスセンタービル 8階801~802号室 7階701号室(懇親会)
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講
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テ ー マ:海 遊 館 の 四 半 世 紀
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講演要旨:
師: 西田
清徳(にしだ
きよのり) 海遊館 館長 、水産学博士
~未来の水族館への第一歩~
演者の勤務する大阪・海遊館は、1990 年にウォーターフロント開発の一環として、環太平洋地域の生態
展示をテーマに開館、昨年 7 月には 25 周年、今日までに約 6700 万人のお客様をお迎えしてきた。演者は、
これを機に初心に帰って、社会から求められる水族館の意義や使命を模索しているが、日本の水族館の将
来は決して明るいことばかりではない。
1882 年(明治 15 年)上野動物園内に「観魚室(うおのぞき)
」が開設され、日本の水族館の歴史が始ま
った。それから 130 年余を経た現在、(公社)日本動物園水族館協会に加盟する水族館は 62 館で、我が国
はアメリカや中国と並ぶ水族館大国とも言える。実際、協会に加盟する水族館を訪れる来館者の数は毎年
3500 万人を超え、動物園の入園者数を加えると 7000 万人を上回る。
「国民の半数以上の支持を受けている」
とも言えるが、逆に責任もそれだけ重大だと感じる。昨今の社会における水族館や動物園が置かれた状態
を冷静に見直すと、
「いのちの博物館」としての存在意義、4 つの使命「種の保存」
「教育・環境教育」
「調
査・研究」
「レクリエーション」のバランス良い達成が望まれるだけでなく、その活動内容や成果を如何に
社会へ情報発信するかが大切だと考えている。
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講師プロフィール:
学
歴: 1982 年 北海道大学水産学部 水産増殖学科卒。1989 年同博士課程終了(博士(水産学))
職
歴: 1989 年(株)海遊館入社 、2007 年~海遊館館長 、2008 年~取締役海遊館館長 、
2006~2014 年 福山大学客員教授 、2010 年~(公社)日本動物園水族館協会教育普及委員長 、
2014 年~北海道大学非常勤講師。
専 門 分 野 : 魚類(板鰓類)学、系統分類学
主なる著書:「以布利 黒潮の魚 ジンベエザメからマンボウまで」大阪・海遊館 2002 年 、
「研究する水族館」東海大学出版会 2009 年 、「日本の水族館」東京大学出版会 2014 年 、
「水族館の現状と課題」博物館研究 2015 年。
主なる講演 「巨大水族館のウラ話」(北海道大学総合博物館 第 4 回公開セミナー2003 年 7 月 19 日)
テーマ
:「水族館で命を考える」
(動物実験代替法学会 2009 年 11 月 15 日)
「母なる海は地球の命 3 つの地球規模の繋がり」
(日本動物園水族館協会総会 2011 年 5 月 19 日)
「サメが教えてくれる生物多様性」
(ウェーブ産経 2015 年 5 月 23 日、6 月 3 日)
申込締切: 2016年1月7日(木)必着
参 加 費:千里ライフサイエンスクラブ会員(講演会のみ参加→無料、講演会+懇親会の両方参加→3,000 円)
ビジター(講演会のみ参加→1,000 円、講演会+懇親会の両方参加→4,000 円)
申 込 先:公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団「千里ライフサイエンスフォーラム」担当
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町 1-4-2 Tel:06-6873-2001 Fax:06-6873-2002
E-mail:[email protected]
( HP:http://www.senri-life.or.jp/ )