2016年度10月フォーラム - 公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団

千里ライフサイエンスフォーラム開催のお知らせ
2016年度10月フォーラム
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と
き: 2016年10月27日(木)18時~20時(講演会:18:00~、懇親会:19:00~)
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と こ ろ: 千里ライフサイエンスセンタービル *いつもの会議室ではありませんので、ご注意ください。
講演会(6階千里ルームA)、懇親会(5階502~503号室)
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講
師: 森川
実(もりかわ
みのる)
独立行政法人 国立文化財機構
奈良文化財研究所
主任研究員
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テ ー マ:奈 良 県 橿 原 市 ・ 藤 原 京 右 京 九 条 二 ・ 三 坊 、 瀬 田 遺 跡 の 調 査
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講演要旨:
奈良県橿原市に所在する瀬田遺跡では、今年になって弥生時代の大型円形周溝墓が見つか
り、発掘調査の成果が大いに注目されるところとなった。この円形周溝墓は、藤原京の大路や
宅地の跡を調査してゆくなかで偶然発見されたもので、墳丘がすでに削りとられているもの
の、前方後円形の輪郭をよくとどめており、「前方後円墳」の出現を考えるうえで重要な遺構
である。弥生時代から古墳時代の墳墓研究において、この周溝墓が大和盆地の一画で見つかっ
たことは注目に値する。わかりやすくいえば、「卑弥呼」の時代よりも古くに、このような形
制の墳墓がすでに築かれていた、ということだ。学界やマスコミの注目は、想像以上であった。
しかしながら、実際の発掘調査では、冷静で地道な記録作業が日夜続いており、反響の大きさ
に正直戸惑うことも多かったのである。例えば、見分けにくい土の違いをどのようにして識別
するか、いつ頃までにどこまで掘り進めるか、尽きない湧水をいかに排水するか、明日の天気
は大丈夫か?調査班はいつも、地表下 1.5mの発掘調査区のなかで、そのような現実と格闘し
ていたのである。それは「古代のロマン」とは無縁の世界であり、知力以上に体力を要する「現
場」の日常なのである。今回の講演では、一調査担当者の視点から、大きな成果を挙げた発掘
調査の表と裏とを紹介したい。
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講師プロフィール:
学
歴: 1997 年奈良大学文学部文化財学科卒
2000 年同志社大学文学部文学研究科 博士課程前期課程修了
職
歴: 2004 年 奈良文化財研究所 入所
専 門 分 野: 日本考古学
主なる著書: 「平城京の地鎮とその執行者」『文化財論叢』2012 他
申込締切: 2016年10月20日(木)必着
参 加 費:千里ライフサイエンスクラブ会員(講演会のみ参加→無料、講演会+懇親会の両方参加→3,000 円)
ビジター(講演会のみ参加→1,000 円、講演会+懇親会の両方参加→4,000 円)
申 込 先:公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団「千里ライフサイエンスフォーラム」担当
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町 1-4-2 Tel:06-6873-2001 Fax:06-6873-2002
E-mail:[email protected]
( HP:http://www.senri-life.or.jp/ )