千里ライフサイエンスフォーラム開催のお知らせ２０１６年度５月フォーラム ● とき：２０１６年５月２５日（水）１８時～２０時（講演会:18:00～、懇親会:19:00～） ● ところ：千里ライフサイエンスセンタービル８階８０１～８０２号室７階７０１号室（懇親会） ● 講 ● テーマ：真田幸村の生涯～その生き方・戦い方 ● 講演要旨：師：北川央（きたがわひろし）大阪城天守閣館長今年のＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」の主人公真田幸村（信繁）は、信州上田城主真田昌幸の次男で、兄に真田信幸（信之）がいます。天下統一の覇者・豊臣秀吉が亡くなって 2 年後、慶長 5 年（1600）に勃発した関ヶ原合戦で、昌幸と幸村は石田三成方の西軍に与し、信幸は徳川家康率いる東軍に属しました。昌幸と幸村は上田城に籠って、中山道を上方方面へと急ぐ徳川秀忠の大軍を翻弄し、秀忠軍を関ヶ原合戦に遅参させましたが、肝腎の関ケ原合戦は東軍の大勝利に終わりました。徳川家康の娘婿であった信幸の嘆願で、昌幸と幸村は助命され、高野山へと流されましたが、まもなく二人は麓の九度山に移り住みました。慶長 16 年に昌幸は九度山で生涯を終えましたが、慶長 19 年に大坂冬の陣が勃発。九度山の幸村のもとには豊臣秀頼の使者が訪れ、幸村は秀頼の招きに応じて、大坂城への入城を果たしました。難攻不落と謳われた大坂城にも南側に弱点があることを見抜いた幸村は、ここに出丸（真田丸）を築き、慶長 19 年 12 月 4 日に行なわれた真田丸の攻防戦では徳川方の大軍相手に圧倒的な勝利を収めました。翌年の大坂夏の陣最後の決戦では、徳川家康の本陣に三度も突撃を繰り返し、家康をあと一歩のところまで追い詰めた幸村。今回の講演では、戦国武将随一の人気を誇る名将真田幸村の実像に迫りたいと思います。 ● 講師プロフィール：学歴：神戸大学大学院文学研究科修了職歴：1987 年に大阪城天守閣学芸員となり、主任学芸員・研究主幹などを経て、2014 年から現職。この間、東京国立文化財研究所・国際日本文化研究センター・国立歴史民俗博物館、国立劇場、神戸大学、関西大学など、多くの大学・博物館・研究機関で講師・研究員・委員を歴任。専門分野：織豊期政治史、近世庶民信仰史、大阪地域史主なる著書：『大阪城ふしぎ発見ウォーク』（フォーラム・Ａ）、『神と旅する太夫さん国指定重要無形民俗文化財「伊勢大神楽」』（岩田書院）、『おおさか図像学近世の庶民生活』（東方出版、編著）他多数。主なる講演テーマ：大坂城の歴史、秀吉没後の豊臣家、西国三十三ヶ所観音巡礼の歴史と信仰、江戸時代の金毘羅信仰と金毘羅詣、伊勢大神楽の歴史と現在、熊野街道と熊野信仰、幕末大坂の市内観光など。申込締切：２０１６年５月１８日（水）必着参加費：千里ライフサイエンスクラブ会員（講演会のみ参加→無料、講演会＋懇親会の両方参加→3,000 円）ビジター（講演会のみ参加→1,000 円、講演会＋懇親会の両方参加→4,000 円）申込先：公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団「千里ライフサイエンスフォーラム」担当〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町 1-4-2 Tel：06-6873-2001 Fax：06-6873-2002 E-mail：[email protected] （ HP：http://www.senri-life.or.jp/ ）